「根津神社」がにぎわう「例大祭」
2024年の開催情報&神楽を紹介
東京都文京区の「根津神社」では、2024年9月21日(土)に、「例大祭」が開催されます。「例大祭」に先駆けて9月14日(土)と15日(日)には、氏子に向けて「神賑(かみにぎわい)行事」が行われます。
祭りは、例年多くの人が訪れ、その規模は“江戸三大祭り”のひとつに数えることもあるほど。主催者である「根津神社」に「例大祭」の魅力や見どころを教えていただきました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
根津神社の「例大祭」とは
「根津神社」の「例大祭」は、毎年9月21日に必ず行われる、神社で最も重要な祭典です。
同祭は、江戸幕府の第6代将軍・徳川家宣(とくがわいえのぶ)が奉納した3基の大神輿(みこし)が渡御(とぎょ)されることで知られていますが、神輿が登場するのは、4年に1度行われる「神幸祭」(じんこうさい)のみです。
「神幸祭」が行われない年は、「蔭祭」(かげまつり)として、社殿で氏子地域の総代や崇敬者が参列し、神事が厳かに執り行われます。
「神賑行事」とは?
毎年、例大祭の直前の土・日曜には、境内が祭りムードに包まれる「神賑行事」が行われます。
日本で行われる祭り(祭礼)は、「神事」と「神賑」の2つに分かれており、「神事」は、神様に意識を向ける行事を指し、多くは厳粛に執り行われます。一方、「神賑」は、人の意識が氏子や参拝客に向いている行事を指し、露店が出店したり、催しが開かれたりと、にぎやかに行われます。
「根津神社」の「神賑行事」でも境内に露店が立ち並ぶほか、歌や踊りなどを楽しめる「奉納演芸」も行われます。祭り気分を味わいたい人は、こちらにもぜひ訪れてくださいね。
2024年の開催情報
2024年の「例大祭」は、9月21日(土)に執り行われます。今年は「蔭祭」に当たる年で、神輿の宮出しは行われません。が、15日(日)に「二十三ヶ町連合宮入」が行われます。
「神賑行事」は、9月14日(土)と15日(日)に行われます。今年も両日ともに、露店が出店されるほか、境内の「神楽殿」(かぐらでん)で、伝統芸能が披露されます。
※9月21日(土)は、露店の出店は行われません
浦安の舞
「神賑行事」では、近代に作られた神楽(かぐら)である「浦安の舞」を見ることができます。
舞姫(巫女)が優雅に舞うこの神楽は、前半は扇を使った「扇舞」、後半には鈴を使った「鈴舞」の2つに分かれているのが特徴です。
開催日:2024年9月14日(土)・15日(日)
開催時間:19:00~
会場:根津神社境内 神楽殿
料金:観覧無料
三座ノ舞
雄々しい獅子のお面を被り、笛や太鼓の音にあわせて踊る「三座ノ舞」は、文京区指定の無形文化財にも選ばれている歴史ある神楽です。
この神楽は、「翁の舞」「猿田彦の舞」「山神の舞」の3つの舞いで構成されます。伝統的な神楽を観賞することで、子供が日本の文化や風習にふれるきっかけになりますよ。
開催日:2024年9月15日(日)
開催時間:14:00~
会場:根津神社境内 神楽殿
料金:観覧無料
「蔭祭」の年となる2024年は、伝統芸能を観賞できる「神賑行事」に訪れて、祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート♪「根津神社」ってどんな神社?
祭りが執り行われる「根津神社」は、日本武尊(やまとたけるのみこと)が創祀したと伝えられる古社で、東京十社のひとつにも数えられています。
現存する権現造り(ごんげんづくり)の社殿は第5代将軍・徳川綱吉が奉建したもの。本殿をはじめ、境内の社殿の多くが国の重要文化財に指定されています。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
| |
---|---|
イベント名 | 根津神社 例大祭(2024年) |
ふりがな | ねづじんじゃ れいたいさい |
主催者名 | 根津神社 |
開催期間 | 2024年9月14日、15日「神賑行事」、9月21日「例大祭」 |
開催時間 | 11:00~20:00 |
開催スポット | 根津神社境内 |
住所 | 東京都文京区根津1-28-9 |
電話番号 | 03-3822-0753 |
アクセス | 【電車】東京メトロ千代田線「根津駅」から徒歩で約5分 |
公式URL | 公式URLはこちら |
関連URL |