大切に育てられた力作がずらり
美しい色の菊に癒やされる展覧会
茨城県西部、千葉県との県境に位置する坂東市で毎年秋に開催されている菊花展。2023年は11月1日(水)~11月15日(水)の期間「坂東市民音楽ホール(ベルフォーレアトリウム)」で開催されます。
※11月6日は審査のため観覧はご遠慮ください。
色とりどりの菊が華やかに飾られ、癒やしのひととき
会場には、色鮮やかな色の美しい菊がずらりと並びます。菊花会の会員によって、丹精込めて育てられた美しい芸術作品の数々にうっとり。
なかには、競技花として厳しい審査をクリアした受賞作品もあります。
知っていると楽しさ倍増!菊の「仕立て方」って?
さまざまな種類の作品鑑賞ができる「坂東市菊花展」ですが、「仕立て方法」を知っているとより一層楽しめますよ。「仕立て方法」とは、栽培方法の型のようなもので、菊の仕立て方には伝統的な技法がいくつかあります。
大菊三本仕立(盆養)
1つの苗から3本の枝を伸ばし、3つの花を同時に咲かせる仕立て方です。前方2輪、後方1輪が同じ大きさで、できるだけ大きな花になるように育てています。
大輪の菊(大菊)の基本的な仕立て方の一つです。
ダルマ作り
「三本仕立」と同じく、3つの花が同時に咲くように育てる技法ですが、三本仕立との違いは花の形と大きさです。全体的に丸みを帯びたダルマのような形していて、大きさもコンパクトなので、かわいらしい印象です。
福助作り
1つの鉢で1つの花を育てる「一本仕立て」で、大輪の菊の花が咲きます。幸福を招くといわれている福助人形の姿を連想させることから、この名前が付けられています。
懸崖作り(けんがいづくり)
崖から垂れ下がっているように菊を仕立てる技法です。小菊が密集して咲き、豪華で美しい雰囲気の作品です。
盆栽作り
菊の花を盆栽のように仕立てる技法です。小さい盆栽から大型の盆栽まで、育てる人によって風合いが異なる点も見どころです。
秋の行楽シーズンをめいっぱい楽しむ
「坂東市菊花展」が開催されている時期は、紅葉も楽しめる時期です。市内には、紅葉スポットが点在しているので、菊花展と合わせておでかけができますよ。
会場の「坂東市民音楽ホール(ベルフォーレアトリウム)」近くの「八坂公園」をはじめ、「逆井城跡(さかいじょうせき)公園」や「観光交流センター秀緑」などがおすすめです。
茨城県内では、ほかにも「笠間の菊まつり」(笠間市)や「古河菊まつり」(古河市)など、各所で菊まつりが行われています。坂東市菊花展とともに巡ってみるのも楽しいですね。
イベント基本情報
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イベント名 | 第59回坂東市菊花展 |
ふりがな | だいごじゅうきゅうかいばんどうしきっかてん |
主催者名 | 坂東市菊花会、坂東市観光協会 |
開催期間 | 2023年11月1日 〜 2023年11月15日 |
開催時間 | 10:00~16:00 |
定休日 | 11月6日は審査のため観覧はご遠慮ください。 |
開催スポット | 坂東市民音楽ホール(ベルフォーレ アトリウム) |
住所 | 茨城県坂東市岩井5082番地 |
電話番号 | 0297-35-2121 |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 首都圏中央連絡自動車道坂東ICより約10分 |
駐車場 | 駐車場あり |