詩人・金子みすゞの世界を表現!
長門市の温泉街でライトアップ実施
山口県長門市にある「長門湯本温泉」で、温泉街を流れる音信川(おとずれがわ)を舞台にしたライトアップイベント「音信川うたあかり2024」が、2024年1月26日(金)〜3月3日(日)に開催されます。
長門市出身の童謡詩人「金子みすゞ」の詩をテーマに、光と音楽、そして詩のナレーションを組み合わせた、ここだけの幻想的な世界が楽しめる入場無料のイベントです。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「こだまでしょうか」で知られる長門市の詩人・金子みすゞ
長門市は、山口県北部の中心的な都市。日本海に面し、海産資源が豊富で、「海上アルプス」の別名を持つ「青海島」や眼下に海を見下ろす「東後畑棚田」など、風光明媚な景勝地でも知られています。食は、かまぼこなどの練り物や仙崎イカ、焼き鳥などが特に有名です。
そんな長門市出身の金子みすゞは、大正末期から昭和初期にかけて活躍した童謡詩人。2011年の東日本大震災のあと、テレビで流されたACジャパンのCMで使われた「こだまでしょうか」や、「みんなちがって、みんないい」の一文が有名な「わたしと小鳥とすずと」など、人の心に響く美しい作品を数多く残しています。
「地元の人々の力」にこだわった「音信川うたあかり」
およそ600年の歴史をもつ長門湯本温泉は、山口県を代表する温泉街。そこを貫くように流れる音信川を中心に、「音信川うたあかり2024」が1月26日(金)~3月3日(日)に開催されます。
2019年2月に初開催され、今年で6回目となる今回は9つのエリアを展開。第1回から地元の人々の力をあわせた「地域総出の演出」を貫きながら、金子みすゞの優しい清らかな作品世界が表現されます。
幻灯輪舞エリア(竹林の階段~恩湯・雁木広場)
イベントのテーマである「金子みすゞの詩」の朗読と音楽にあわせた「音と光のエンターテイメント」が楽しめるエリア。無数の影絵が踊り、周辺の竹林のライトアップや広場の照明もあわせて変化します。
みすゞのお庭エリア(恩湯・芝生広場)
長門市内にある幼保小中学校の生徒約3,000人が、金子みすゞの3つの詩をテーマにしたあかりのモチーフを制作。温かな光が来訪者を迎えます。
お魚たちの夢エリア(音信川河川公園)
音信川河川公園の中央には、あかりのうつわを大きなお魚型に配置。真っ青な海をイメージしたライトアップが楽しめます。
土あかりエリア(恩湯前雁木広場)
長門湯本温泉からほど近い三ノ瀬地区で約360年の歴史を持つ萩焼のランプシェードが、温かな光で夜を照らします。
水辺のリース(雁木広場~河川公園)
大型のあかりのモチーフを音信川沿いに設置。緩やかに明滅するあかりが水面に浮かび上がります。
みすゞさんのモザイク壁画(engawa YUMOTO)
音信川沿いにあるレンタルスペース兼カフェ「engawa YUMOTO」。その壁一面に施された大きな金子みすゞの「モザイク壁画」がライトアップされます。
ことりの階段(だいご長屋前)
金子みすゞの詩「折紙あそび」をテーマにしたエリア。平和と幸せを祈る小さな折り鶴が温かな光で照らされます。
まぼろしあかり(一ノ瀬橋)
2024年に初登場となる、AR(拡張現実)技術を活用したエリア。一ノ瀬橋に設置したQRコードをスマートフォンで読み込んで音信川にかざすと、画面の中の川面に無数のあかりのモチーフが美しく浮かび上がります。
つなぐあかり(竹林の階段横)
2023年6月末の豪雨災害を受け、バスの代行輸送を継続しているJR美祢線が育んできた沿線地域の絆を表現した、今年初登場のエリア。美祢市や美祢線沿線の子供約500人が手作りした、列車の形のモチーフが設置されます。
温泉と優しい光のライトアップで、心も体も温まる「音信川うたあかり2024」。イベント開催中は、デジタル行灯を使ったメッセージラリーなどの多彩な企画を実施。福岡と長門湯本温泉を結ぶ高速バス「おとずれ号」も、イベントにあわせた特別仕様車が期間限定で運行されます。ぜひチェックしてみてくださいね。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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イベント名 | 音信川うたあかり2024 |
ふりがな | おとずれがわうたあかり2024 |
主催者名 | 長門湯本温泉まち株式会社 |
開催期間 | 2024年1月26日 〜 2024年3月3日 |
開催時間 | 日没(18:00頃)〜22:00 |
開催スポット | 長門湯本温泉(竹林の階段および音信川周辺) |
住所 | 山口県長門市深川湯本2332-1 |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 【車】中国自動車道「美弥IC」から車で約30分 【電車】JR美弥線「長門湯本駅」から徒歩約10分 ※2023年6月の大雨被害の影響で美弥線は運休中。バスによる代行輸送を実施 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |