箱根町「小田急 山のホテル」で
「つつじ・しゃくなげフェア2024」

神奈川県箱根町の芦ノ湖畔に佇む「小田急 山のホテル」では、「ナショナルコレクション」認定を受けた貴重な庭園で、2024年4月下旬～5月中旬にかけて「つつじ・しゃくなげフェア2024」を開催します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

100年前から変わらぬ庭園を有する「小田急 山のホテル」

「小田急 山のホテル」は、1911年に三菱財閥4代目総帥の岩﨑小彌太男爵によって建てられた別邸の地にあります。この由緒ある地に1948年にオープンしたホテルは、100年以上前から存在する貴重なツツジとシャクナゲの庭園を有しています。

「ナショナルコレクション」認定の庭園

ツツジ認定時の日本植物園協会 ナショナルコレクション認定証と認定盾

ツツジ庭園は、江戸時代に作出された30の古品種を含む84種類のツツジが存在し、2022年には「日本植物園協会ナショナルコレクション第10号」に認定されました。

一方、シャクナゲ園には、日本原産の野生種や明治から大正時代に造られた西洋シャクナゲの貴重な品種42種類があり、こちらも「日本植物園協会ナショナルコレクション第15号」に認定されています。

「つつじ・しゃくなげフェア2024」を開催

4月下旬から開催される「つつじ・しゃくなげフェア2024」では、色鮮やかなツツジとシャクナゲの花々が庭園を彩ります。

このフェアは、ホテルの開業75周年を記念し、庭園のツツジとシャクナゲの歴史や価値を紹介する小冊子も販売されます。

貴重な植物の未来を守る取り組み

萼（がく）が花弁化した二重咲きで、朱赤色の花を咲かせる「八重げら」　

庭園内で唯一春と秋、年２回咲く「若鷺（わかさぎ）」

花は中輪で紫がかったピンクのシャクナゲの貴重品種「ステラ・ウォータラー（和名：花競　はなぎそい）」　

2015年からは、庭園のツツジとシャクナゲの維持・再生を目的とし「男爵の100年ツツジ 100年先への挑戦」プロジェクトを始動。品種調査や土壌改良を通じて、貴重な植物の未来を守る取り組みが行われています。

さまざまなイベントも開催予定

”小田急 山のホテル” 内 庭園のチャペル

フェア期間中は、ツツジ・シャクナゲ研究者倉重祐二氏による講演会や、4年ぶりに開催されるチャペルコンサートなど、さまざまなイベントが予定されています。ホテルの庭園とその歴史、ナショナルコレクションとしての価値を深く知る絶好の機会です。

芦ノ湖畔のデザートレストランに期間限定メニュー

フルリール

ホテルの目の前、芦ノ湖畔にたたずむ「プレミアムショップ＆サロン・ド・テ ロザージュ」では、ツツジをイメージした期間限定デザート「フルリール」が登場。苺と紅茶の風味が調和した華やかな一皿です。

この春、箱根の自然に囲まれた「小田急 山のホテル」で、歴史ある庭園の美しいツツジとシャクナゲを、心ゆくまで堪能してみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。