最盛期には真っ赤なつつじが
小高い山を色鮮やかに染め上げます!
茨城県笠間市では、毎年4月中旬から5月上旬にかけて「笠間つつじまつり」が行われています。今年の「笠間つつじまつり」は4月13日(土)から5月6日(月・祝)まで開催。会場となる「笠間つつじ公園」ではさまざまな品種のつつじが山を真っ赤に染め、山頂の展望台は笠間のまちを一望することができる絶景スポットとして写真家からも人気です。
今年で53回目の開催を迎える「笠間つつじまつり」の見どころをご紹介します。
ハイキング気分で山頂からの大パノラマを楽しもう!
「笠間つつじ公園」は、標高143mの「富士山(ふじやま)」全体が公園として整備されています。山頂まで登っても30分から1時間ほど。舗装されている道路もありますので、ベビーカーでも登っていけますよ。
山頂までの道の両脇にもつつじが植えられていますが、やはり山頂広場からの景色は圧巻! 360度の大パノラマを楽しめ、満開時には、真っ赤に咲き誇るつつじが一面に広がります。
赤だけじゃない!白やピンクのつつじも!美しい様々な色のつつじ
つつじは、庭先や公園など街なかにも植えられており、日本人には親しみがある花。一般的には「ツツジ科ツツジ属」に属する花を指します。つつじの種類は大変多く、色も赤やピンクといった鮮やかな色から、白や斑入りのものまでさまざま。
「笠間つつじまつり」では、多種多様なつつじの木が園内に植えられています。ここでは、会場で鑑賞できるつつじをいくつかご紹介します。
つつじのなかでも代表的な品種「霧島」
ヤマツツジから品種改良された品種で、園芸品種のなかでは代表的なもの。古くから一般の家庭の庭などで育てられる事も多い品種です。品種改良だけではなく、突然変異なども含めると、霧島のなかでも種類が200以上あり、花の色や形もさまざまです。
大輪の白い花が目を引く「琉球」
大輪の白い花を咲かせる品種。江戸時代から人の手で育てられるようになり、現在も庭木として重宝されています。「琉球」という名前から沖縄を連想しますが、国内では北海道南部より南で育てられ、ほぼ日本全国で見られる品種です。
シーズン初めにたくさんの花を咲かせる「久留米」
つつじの中でも早咲きの品種で、やや小ぶりの花をたくさん咲かせるのが特徴。多くのつつじは屋外の地植えで育てられますが、この「久留米」は小ぶりなので、鑑賞用として室内でも育てられることも多いです。
古来から親しまれている、自然の山里に咲く「ヤマツツジ」
国内の山里で自然に咲くつつじの中でも代表的なもので、古来から人々に親しまれています。赤やピンク、白など多くの色の品種があるのが特徴。
つつじを鑑賞しながら笠間のおもてなしを!
まつり開催期間中の4月13日(土)、27日(土)、5月4日(土・祝)には日本の伝統芸能である※茶道を笠間の伝統工芸品「笠間焼」で楽しむ体験も。そのほか、お囃子、和太鼓演奏、猿まわしなどイベント盛りだくさん。
つつじを鑑賞しながら、笠間のおもてなしを体感してください。
※「呈茶席」一席に10名まで 料金:一席300円。詳しくはお問合せください。
つつじの見頃は、ちょうどゴールデンウィークの期間。おでかけに最適な時期に満開になるつつじを楽しみながら、歴史と文化のまち笠間を巡ってみてはいかがでしょうか。
笠間市内ではちょうど同時期に、あたご山の桜や、笠間稲荷の藤の花も見ごろになります。また、ゴールデンウィーク期間中には笠間焼の一大イベント「陶炎祭」も開催されます。今年のGWは、春の魅力がいっぱいの笠間市に訪れてみませんか。
イベント基本情報
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イベント名 | 第53回 笠間つつじまつり(2024年) |
ふりがな | だいごじゅうさんかいかさまつつじまつり |
主催者名 | (一社)笠間観光協会 |
開催期間 | 2024年4月13日 〜 2024年5月6日 |
開催時間 | つつじまつり開催期間中のみ 8:00~18:00 |
開催スポット | 笠間つつじ公園 |
住所 | 茨城県笠間市笠間616-7 |
電話番号 | 0296-72-9222 (一社)笠間観光協会 |
料金 | 大人(高校生以上)500円 団体割引(20名以上)100円引き 中学生以下および、障がい者手帳をご提示の方は無料 |
アクセス | 【電車】 JR水戸線笠間駅よりタクシーで約10分 JR常磐線友部駅より「かさま観光周遊バス」にて約15分、日動美術館バス停下車、徒歩10分 【自動車】 北関東自動車道友部ICより約5分 北関東自動車道笠間西ICより約15分 |
駐車場 | 駐車場あり |
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