迫力満点の演舞や馬追い、屋台も!
九州三大祭り「八代妙見祭」が開催
熊本県八代市で、江戸時代から約390年もの間、受け継がれてきた伝統のお祭り「八代妙見祭」が、2024年11月22日(金)、23日(祝)に開催されます。
九州三大祭りの1つで、獅子や奴、木馬、笠鉾、亀蛇、飾馬など、40もの出し物からなる神幸行列が約1.5kmの列をなし、約6kmの道のりを練り歩きます。
最大の見せ場となる砥崎河原(とさきのかわら)では、それぞれの演舞や馬追いが披露され、多くの観客を魅了します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
長崎くんちから伝わった伝統の舞楽「獅子舞」
八代妙見祭の見どころの一つが、長崎くんちから習い伝わった江戸時代から続く伝統の舞楽「獅子舞」。
雄獅子・雌獅子が一対となり、玉振り役の子供とともに、チャルメラやラッパ、ドラ、鉦(かね)、太鼓のリズムにあわせて異国情緒豊かな舞を披露します。
獅子に子供の頭を噛んでもらうと「すくすく元気に育つ」と言われており、演舞会場には多くの親子連れが集まります。
巨大な神獣「亀蛇(ガメ)」の迫力ある舞
もう一つの見どころが、長さ3m、高さ2.5mの巨大な神獣「亀蛇(ガメ)」の舞。
およそ1300年前、妙見神(みょうけんしん)が中国から海を渡ってくる時に乗ってきたとされる亀と蛇が合体した神獣「亀蛇(きだ)」は、地元の人からは「ガメ」の愛称で親しまれています。
迫力満点の「ガメ」は、100キロ以上の重さがあり、担ぎ手が5人1組で息を合わせ、首を上下左右に振りながら会場を駆け回ります。
親子で楽しめるお祭り
八代妙見宮とその隣の宮地小学校周辺には、多くの出店や飲食の屋台が軒を連ね、子供連れから年配の方まで幅広い年代が楽しめるお祭りとなっています。
本祭前日の「御夜」でお祭りを盛り上げ
また、前夜祭にあたる「御夜」では、中心商店街となる本町アーケードに笠鉾や亀蛇などがズラリと展示されるほか、和太鼓の演奏やお茶会、沖縄の「勢理客獅子舞」や韓国の「農楽」など、翌日の本祭に向けて機運を高めるイベントが目白押しです!
八代妙見祭の神幸行列は、国重要無形民俗文化財に指定されているとともに、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
2023年は4年ぶりの開催に、全国各地からの観光客、そしてインバウンドで訪れる外国人の姿も多くみられ、約15万人を動員しました。
親子で楽しめるさまざまな催しものや屋台が満載なので、ぜひこの機会に、足を運んでみてくださいね。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
| |
---|---|
イベント名 | 八代妙見祭(2024年) |
ふりがな | やつしろみょうけんさい |
開催期間 | 2024年11月22日 〜 2024年11月23日 |
開催時間 | <神幸行列・お下り/御夜> 2024年11月22日(金)14:00〜20:30 <神幸行列・お上り> 2024年11月23日(土・祝)07:30〜17:00 行列経路:塩屋八幡宮、本町アーケード、八代駅前、八代妙見宮、砥崎河原ほか |
住所 | 熊本県八代市 |
公式URL | 公式URLはこちら |