個性的な品種に釘付け！
加茂荘花鳥園だけの花々を満喫

広大な花菖蒲園でも知られる「加茂荘花鳥園」（静岡県掛川市）は、ここでしか見られないオリジナルの新品種の花を観賞できる植物園。花菖蒲とあじさいが見頃を迎える時期に合わせて「オリジナル花菖蒲・アジサイ展」が開催されています。開催期間は2023年は4⽉28⽇（金）〜6⽉30⽇（金）まで。

2023年の「オリジナル花菖蒲・アジサイ展」の見どころを紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

初夏を彩る花菖蒲とアジサイ

「加茂荘花鳥園」には、約600品種50万株が植えられている約10,000平方メートルの花菖蒲園の他に約3,000平方メートルの展示温室があり、四季折々の花々を気軽に楽しめます。

4月下旬からは、温室内であじさいが見頃を迎えます。あじさいは300もの品種が展示されており、鮮やかに咲き誇る色とりどりのあじさいも、この時期の「加茂荘花鳥園」の見どころのひとつです。

また、花菖蒲園の東側には、江戸時代中期1773年に建てられた庄屋屋敷「加茂荘」があり、古民家を背景にした風情ある景色を鑑賞できます。

早咲きのオリジナル花菖蒲に注目！

通常梅雨の時期に満開になることが多い花菖蒲ですが、「加茂荘花鳥園」では、通常株分けで増やす花菖蒲を種子から育てる実生（みしょう）の早咲き品種を開発。ゴールデンウィークごろと5月中旬以降の2回の満開時期を楽しめます。

温室の真ん中の「アジサイヒルズ」でお気に入りの品種を見つけよう！

色とりどりの花に囲まれた展示温室内の真ん中には、「アジサイヒルズ」と名付けられた展示コーナーが登場。あじさいの丘のなかから、お気に入りのあじさいを探して購入することもできますよ。

古民家カフェで手作りの甘味を

「加茂荘花鳥園」にある古民家内のカフェ「桑源亭（そうげんてい）」ではお弁当や昔ながらの手作りの甘味などを楽しめます。

ヨモギ団子（500円・左）、氷菓おにぎり弁当（750円・右）

なかでも、ヨモギ団子は、近隣で採れたヨモギをたっぷりと使った、こだわりの一品。また、お茶は地元原田地区の「お茶の八右衛門」が「桑源亭」のために特別ブレンドをした特別なお茶です。

新茶の時期だけの「右衛門新茶セット」も提供されます。

風情ある空間で心地の良い風に包まれながら、地域ならではの味わいを堪能できます。

「加茂花鳥園」では、花菖蒲もあじさいも苗の販売も行っているので、気に入った品種を持ち帰って育ててみるのも楽しいですね。いつもとはちょっと違うオリジナル品種の季節の花を楽しみに、初夏の掛川へおでかけしませんか。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部／転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。