江戸の失われた祭礼文化が復活!<br/>千葉県佐倉市で桜と山車を楽しもう
2025年3月29日

江戸の失われた祭礼文化が復活!
千葉県佐倉市で桜と山車を楽しもう

さくら天下祭(2025年)
さくらてんかさい
体験する
歴史・文化を感じる
千葉県佐倉市

千葉県佐倉市の佐倉城大手門跡広場で、2025年3月29日(土)に「さくら天下祭」が初開催されます。

江戸から失われた祭礼文化を復元し、分割された山車を江戸本来の姿に復元する千載一遇の機会となります。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

江戸から佐倉へ伝わった貴重な文化遺産

江戸時代、日枝神社・神田神社(東京都千代田区)で行われた「天下祭り」は、幕府の援助を受け将軍の上覧に供された山車行列が特徴でした。

しかし江戸が東京に変わると電線の影響で、主役は神輿となり、山車行列の祭礼文化は失われてしまいました。

その山車を明治12~13年に佐倉藩総鎮守・麻賀多神社の氏子である新町の複数町会が購入し、今日まで大切に保存してきました。

山車が江戸の天下祭りで使用されていたものであることは、当時の錦絵で実証されています。

佐倉だからこそ実現できた特別な祭り

江戸時代に老中の城と呼ばれた佐倉城があったことで、江戸との交流が深く、同じようなお祭りが佐倉で開催され、お殿様もお祭りを見物していたと記録が残っています。

山車の多くは経年劣化などで曳けなくなる中、佐倉では文化遺産を守り続ける町会の方々と行政の支援により山車を復元し、「佐倉の秋祭り」として伝統を継承してきました。

山車が江戸時代の姿に復元される特別な機会

今回の「さくら天下祭」では、「佐倉の秋祭り」で使用する二番町と肴町の山車を合体させ、江戸時代の本来の姿に復元するという特別な機会となります。

当日はお囃子演奏やキッチンカーなどの出店もあり、桜の花とともに楽しむことができます。

江戸万延元年の「天下祭」開催時の姿に復元された山車を見られる貴重な機会です。同時開催の「桜に染まるまち、佐倉2025」とともに、桜の季節を親子で楽しめる特別なイベントにぜひおでかけしてみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

イベント基本情報

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イベント名さくら天下祭(2025年)
ふりがなさくらてんかさい
主催者名さくら天下祭実行委員会協力町会「肴町」・「二番町」・「横町」・「弥勒町」※順不同
開催期間2025年3月29日
開催時間13:00~14:30 ※雨天中止
記念式典 13:00~/山車曳き廻し 13:30~14:30
開催スポット佐倉城大手門跡広場「佐倉中学校正門前」
住所千葉県佐倉市城内町36
アクセス・京成佐倉駅から徒歩約20分、またはバスで「国立歴史民俗博物館」下車徒歩約5分
・JR佐倉駅から徒歩約25分、またはバスで「宮小路町」下車徒歩約10分
※当日は無料循環バスあり(京成佐倉駅南口10:00~11:30発の3本)
公式URL公式URLはこちら
公開日2025年03月18日/更新日2025年03月18日