まちがひとつになって盛り上がる!
「木更津港まつり」の一大イベント
千葉県木更津市で、2024年8月14日(水)~15日(木)に開催される「木更津港まつり」。
8月14日(水)の目玉は「やっさいもっさい踊り」です。子供から大人まで親しまれる一大イベント。全国各地からの参加者も訪れるお祭りを詳しくご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、木更津市公式サイトをご確認ください
「木更津港まつり」の1日目を飾るビッグイベント
古くから港町として栄えた木更津市で、1948年(昭和23年)から続く「木更津港まつり」。
築港(ちっこう/船舶の出入りのために港を築くこと)など、木更津市の繁栄の基礎を築いた先人たちをしのび開催されています。
祭りのフィナーレでは、木更津港内港で「木更津港まつり花火大会」が開催されますが、それに先立ち、毎年8月14日に開催されるのが「やっさいもっさい踊り大会」です。
町内会、子供会、婦人会、職場の仲間、など「連」(れん)と呼ばれるグループを作って参加。おそろいの法被(はっぴ)や浴衣などの衣装を身に着け、JR内房線・久留里線「木更津駅」と港を結ぶ「富士見通り」を踊りながら練り歩きます。
木更津に暮らす人々をつなぐ「やっさいもっさい」
「やっさいもっさい踊り大会」は、1974年(昭和49年)にスタートしました。
昭和40年代に大企業の進出とともに移り住んできた新しい市民と、古くから木更津で暮らしてきた住民たちが共通のふるさと意識を持つことができるように考え出されたイベントです。
「やっさいもっさい踊り大会」で踊る曲は、祭りのオリジナルソング。歌詞にある「みんながおとなりどうし」を合言葉に、誰もが心をひとつにして踊ります。
「やっさいもっさい」とは?
「やっさいもっさい」とは、踊りのかけ声です。民謡「木更津甚句」(きさらづじんく)に出てくる囃子(はやし)言葉で、船着場の地名を歌う「矢崎へ、森崎へ」がなまったといわれています。
もうひとつのかけ声「おっさ」は、木更津周辺の方言( 房州弁)で「おお、そうだよ」と同調するときの相づちで、「みんなお互いに理解しあおうよ」という意味があります。
2000年代からは全国から人が集まる人気のイベントに
木更津市の人々に愛されてきた「やっさいもっさい踊り」ですが、2000年代はじめのドラマ&映画「木更津キャッツアイ」シリーズの大ヒットにより、知名度は全国区になりました。
大会には日本各地から「連」が参加し、イベントをさらに盛り上げます。例年、木更津市のご当地ヒーロー「鳳神(ほうじん)ヤツルギ」を中心とした「連」も登場して大人気!
近くで眺めるだけでも楽しいですが、背景にある“港町・木更津”の歴史などを子供と一緒に調べてみるのもおすすめです。
子供の年齢によっては少し難しい内容かもしれませんが、きっと知識や関心を広げるきっかけになってくれるはずです。
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毎年8月14日に「港まつり」の目玉として行われている「やっさいもっさい踊り大会」。ドラマや映画で有名になったことから、遠方から参加する人も多く、毎年とても盛り上がります。
それぞれの「連」ごとに工夫を凝らしたオリジナルの振り付けも、見ごたえ充分ですよ!(かずさエフエムパーソナリティ・石橋里奈さん ※2022年のコメントです)
記事を書いた人
高柳涼子
雑誌編集部出身のフリーランス。ライティングと校閲を中心に、ときどき編集も手がける3児の母です。これまでに関わった分野は、求人、教育、ウェディング、アート、手芸、田舎暮らし、食育、仏教、旅行、料理、子どもなど。仕事を通して新しい世界に触れ、記事や本を読んだ方の役に立つことが何よりの喜びです。
イベント基本情報
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イベント名 | 第50回やっさいもっさい踊り大会(2024年) |
ふりがな | やっさいもっさいおどりたいかい |
開催期間 | 2024年8月14日 |
開催時間 | 18:00~20:30 |
開催スポット | 富士見通り(木更津駅西口/みなと口) |
住所 | 千葉県木更津市富士見 |
電話番号 | 0438-23-8459 ※電話窓口は「木更津市役所 経済部 観光振興課 観光企画係」です |
料金 | 無料 |
アクセス | 【車の場合】東京湾アクアライン木更津金田ICから約30分 【電車の場合】JR内房線・久留里線「木更津駅」西口すぐ |
駐車場 | 駐車場なし |
備考 | 【開催情報】雨天決行 |
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