地元FMパーソナリティが発信!
親子の観光情報・かずさエフエム編
全国コミュニティFM局の人気パーソナリティが、「我がまち」の個性や、親子におすすめの体験、スポットなどを紹介するシリーズ。
第3回目の今回は、千葉県・上総(かずさ)エリアの「かずさエフエム」で、第1・3・5火曜のお昼と金曜朝の放送を担当するパーソナリティ、石橋里奈さんが登場します。
上総エリアには、子供が大好きな動物がいっぱいの「マザー牧場」や、広大な敷地でのび過ごせる「袖ケ浦公園」など、大自然のなかで思い切り遊べるスポットがいっぱい。
地元を愛してやまないパーソナリティならではの「知る人ぞ知る」情報も盛り込んで、お届けします!
※2022年取材時の情報です。最新情報は公式サイトなどをご確認ください
石橋里奈(いしばしりな)さん/「かずさエフエム」パーソナリティ
千葉県の木更津生まれ木更津育ち。普段はピアノの先生として地域の子供たちにピアノを教えています。地元を中心に、赤ちゃんから楽しめる本格的なクラシックコンサートを主催。
番組内では、上総エリアの魅力発信とともに、「里奈のエンジョイクラシック」というコーナーでクラシック音楽を楽しく紹介しています。
千葉県「上総エリア」とは?
古くは「上総国(かずさのくに)」と呼ばれ、下総(しもうさ・しもふさ)・安房(あわ)とともに、現在の千葉県を構成していました。
今では中西部の東京湾沿岸を指すことも多く、「かずさエフエム」が放送される木更津・君津・富津・袖ケ浦は“かずさ4市”とも呼ばれるエリア。
近年は高速道路の開通などによって、東京方面からのアクセスもよくなりました。
「都心からも東京湾アクアラインを使ってアクセスしやすい場所にありながら、自然豊かで食べ物もおいしいのが魅力です」(石橋さん)
豊かな自然や古くからの歴史はもちろん、日本でも有数の工業地帯や土木技術の粋を集めた東京湾アクアラインなど、学びを深めたくなるポイントも豊富。
子供の年齢や興味にあわせて楽しめます。
【体験】潮干狩りにイルミ、乳しぼり。心に残る体験がいっぱい!
海辺で楽しめる潮干狩りや、牧場での動物とのふれあい、都会では見られない規模のイルミネーションなど、五感に残る体験が目白押しです。
自然干潟が広がる「潮干狩り」のメッカへ(木更津市・富津市)
天然の干潟が広がる富津市と木更津市は、潮干狩りが楽しめるスポットが豊富。
富津市では、「富津公園」のある富津岬の一角で楽しめます。例年3月から8月までと期間が長く、大型の無料駐場や足洗い場、貝洗い場、休憩所(有料)、コインシャワー(有料)など、充実した施設が魅力。
富津公園ではキャンプ場やプール、近くには海水浴場など、潮干狩り以外のお楽しみも満載です。
木更津市内には5つの潮干狩り場があり、東京湾アクアラインを使えばすべて東京から40分程度。駐車場も完備され、気軽に出かけられます。
味の良さからリピーターが多いことでも有名。獲れる貝の種類や楽しめる期間、周辺施設などは会場によって異なるため、各会場に確認しましょう。
石橋さんのおすすめポイント
私の通っていた小学校では年間行事の1つで、毎年楽しみでした。自分でとったあさりで作ったお味噌汁や、あさりご飯は格別です! 黄金のハマグリを見つけたらラッキー♪
こぶたのレース&乳しぼりを体験しよう!「マザー牧場」(富津市)
君津市の「鹿野山(かのうざん)」の丘陵にある観光牧場「マザー牧場」。眼下には、房総半島の山々はもちろん、東京湾や富士山まで雄大な景色が広がります。
約250ヘクタールという広大な敷地には、羊や牛、馬、ヤギ、ブタのほか、アルパカやウサギ、モルモットなどたくさんの動物が暮らしています。
ほかにも季節を彩る花畑や、0歳から楽しめる乗り物もある遊園地など、楽しみが盛りだくさん!
毎日行われている動物のふれあいショーやイベントのなかでも、とくに子供が大喜びしそうなのが「こぶたのレース」と「乳牛の手しぼり体験」です。
「こぶたのレース」は、抽選で選ばれた子供とこぶたがペアになってゴールを目指すレース。
「乳牛の手しぼり体験」はスタッフのレクチャーで乳しぼりを体験できます。
石橋さんのおすすめポイント
子供がレースを楽しめ、走る姿をママパパが楽しめる「こぶたのレース」と、牛の温もりや肌さわりを体感できる「乳牛の手しぼり体験」はとくにおすすめです!
圧巻のイルミは一見の価値あり☆「東京ドイツ村」(袖ケ浦市)
東京ドームの約19倍という広大な敷地に、子供が喜ぶ設備がぎっしり詰まった「東京ドイツ村」。広々とした芝生広場を中心に、季節の花々が咲くスポットや遊び場があります。
園内は自家用車で回ってもOK。赤ちゃんや小さな子供、おじいちゃん、おばあちゃんなど、体力に不安がある家族がいても安心です。
広大な敷地を彩るイルミネーションは、「東京ドイツ村」の冬の風物詩。鮮やかできれいなだけでなく「心の中まで明るく照らし出す」ことを目指して2006年にスタートしました。
イルミネーションの設置は、一部、地域の人々も協力して行っています。
石橋さんのおすすめポイント
毎年、テーマにそって作られるイルミネーションは圧巻! しかけや装飾も多いので、親子で楽しめるはず。観覧車でゆったり、上空からも眺めてみてくださいね!
【遊ぶ】上総ならでは!海や花が自慢の公園でのんびり♪
海や花、池などに癒やされる広々とした公園が多い上総エリア。親子でゆったり、無料でたっぷり楽しめる公園がたくさんあります。
光る海を眺めながらお散步&ピクニック!「木更津潮浜公園」(木更津市)
東京湾に面して緑豊かな敷地が広がる「木更津潮浜公園」。
港のシンボル・中の島大橋や富士山、夏の花火大会では打ち上げ花火を眺めながら、家族でのんびり過ごすのにぴったりです。
公園の一角には誰でも自由に使える公共のスケートパークがあり、心地よい潮風を受けながら、ローラースケートやスケートボードなどを楽しめます。
毎年11月3日には、「木更津オーガニックシティフェスティバル」も開催。
子供向けの体験プログラムも満載で、親子で楽しみながら、木更津市が目指す“人と自然が調和した持続可能なオーガニックシティ”を感じることができます。
石橋さんのおすすめポイント
いつもきれいに整備されている、緑と海に囲まれた公園です。公園を一周しながら、海や富士山を眺めつつお散歩すると、とても気持ちがいいですよ。親子でボール遊びやおいかけっこ、ピクニックもいいですね。桜の季節もきれいです。
季節の花とアスレチック風遊具を満喫♪「袖ケ浦公園」(袖ケ浦市)
四季折々の花が美しく、遊びやグルメを楽しんだり、歴史を学んだりできる「袖ケ浦公園」。袖ケ浦市最大の総合公園です。
快適に散歩ができて、活発な子供が好きなアクティビティも豊富。
さまざまなすべり台が付いた大型複合遊具とターザンロープがある「アドベンチャーキッズ」など、子供が思いっきり遊べるエリアもあり、1日たっぷり楽しめます。
どの季節に訪れても美しい花が迎えてくれますが、とくに梅や桜、菖蒲は名所として知られ、見頃にあわせて「梅見茶屋」「袖ケ浦公園まつり」「花菖蒲まつり」などのイベントも行われます。
石橋さんのおすすめポイント
花に囲まれて快適に散歩を楽しめる公園です。親子に人気なのはアスレチックや水遊びができる小川。敷地内には歴史を学べるスポットやおいしいソフトクリームが食べられる場所もあり、大人も子供も楽しめます!
【食べる】ただいま♪と言いたくなる「古民家カフェ&レストラン」
独特の雰囲気やオーナーの温かい接客に、思わず「ただいま!」と言いたくなってしまう古民家のお店。わざわざ行く価値あり!&リピートしたくなるお店をご紹介します。
合掌造りの古民家で特別なコーヒーを「珈琲道 えどもんず」(富津市)
テレビドラマのロケなどにも使われ、熱烈なリピーターも多い古民家のカフェ「珈琲道 えどもんず」。
世界遺産・白川郷から移築された築240年の合掌造りの古民家で、古民家カフェやレストランが多くある上総エリアでもとくに長い歴史を持つ建物です。
小学生の頃に焙煎を始めたというオーナーの青山清和さん。豊富な知識やスキルを生かして豆の仕入れから保存・焙煎方法、淹れ方すべてにこだわった、極上の一杯をいただけます。
といってもけっして敷居は高くなく、子供連れもOK。800円から3,000円までと価格も種類も幅広いメニューから好みで選べ、ゆったり過ごせます。
なお、混雑回避とサービス向上のため、2022年の春から完全会員制(入会費1,000円・永久会員制)に。1人が会員であれば、同伴者全員が入店できます。
石橋さんのおすすめポイント
「塩キャラメルトッピングのカプチーノ」は私の定番メニュー。優しい甘さがくせになります。アイスもホットも両方おいしい! メニューには地元・金谷で作られているバームクーヘンもあり、コーヒーとも相性抜群です。
まるで童話の世界!空気までおいしい里山の店「村のピザ屋 カンパーニャ」(君津市)
オーナーの実家を改装した築130年の古民家で絶品のピザを楽しめる「村のピザ屋 カンパーニャ」。少々不便な場所にも関わらず、口コミで評判となった人気店です。
市内でとれるブランド野菜や、千葉県内の銘柄豚「林SPF」など、地元のおいしい食材を使用。魚介はもちろんお肉や野菜もおいしい千葉県の魅力を感じることができます。
緑豊かな敷地内には童話の世界から飛び出したようなキッズスペースもあり、子供のテンションがアップすること間違いなし!
メニューはどれも子供にも食べやすい味付けや食材なので、家族みんなでおいしく楽しめます。
石橋さんのおすすめポイント
古民家を改装した店内でいただく本格的なピザは、並んでも食べる価値あり! 空気もおいしいのでよけいお腹が空きます(笑)。「ビアンカハーブ」は燻製ベーコンの香りと地元産ベビーリーフが相性抜群!
【季節行事】海辺のまちの盆踊り&花火大会「木更津港まつり」
新旧の住民がひとつになって盛り上がる木更津市の「木更津港まつり」。市外や県外から訪れる人も多い、上総エリアの一大イベントです。
心をひとつにして踊ろう!「やっさいもっさい踊り大会」(2022年は開催中止)
例年8月14日、15日に行われる市内最大の祭り「木更津港まつり」の1日目に行われる盆踊りイベント。木更津市民に愛されるお祭りです。
「やっさいもっさい」は、地元の民謡に出てくる囃子(はやし)言葉です。
昭和40年代に大企業の進出とともに移り住んできた新しい市民と、地元の人たちに共通のふるさと意識を持ってもらおうと考え出された踊りで、1974年(昭和49年)に始まりました。
祭りの当日は、町内会・子供会・婦人会・職場などで作る「連」と呼ばれるグループごとに参加。
お揃いのはっぴや浴衣など思い思いのコスチュームを身に着け、JR内房線・久留里線の「木更津駅」と港を結ぶ「富士見通り」を踊りながら練り歩きます。
石橋さんのおすすめポイント
「木更津港まつり」の目玉のひとつ「やっさいもっさい踊り大会」。ドラマや映画で有名になったことから、遠方からの参加者も多くいます。連ごとのオリジナルの振り付けもあり、見ごたえ充分!
約1万発が空と海を照らす「木更津港まつり花火大会」(2022年は内容を変更)
「木更津港まつり」の2日目に行われる「木更津港まつり花火大会」。2尺玉や「ナイアガラ」「スターマイン」など約1万発の花火が木更津港に上がります(2022年は内容・日程変更)。
港のシンボルである「中の島大橋」を花火が照らし出す景色は、木更津市の夏の風物詩。
木更津港内港が打ち上げ会場になっているため、いろいろな場所から見ることができるのもの魅力。
港の周辺にいくつも観覧席が設けられるので(2022年は設置なし)、お気に入りの場所を探しましょう。屋形船や、東京湾アクアラインの「海ほたるPA」など、海から眺めるのもおすすめ。
石橋さんのおすすめポイント
じつはすごい木更津の花火。迫力ある花火が、広い夜空にドーンと上がります。たくさんの人でにぎわうので、小さなお子さんがいる場合は予約席を事前に購入しておくと安心です。
【買う】人気バウムクーヘン専門店の「せんねん輪うむ」をお土産に
「せんねんの木」は、地元住民にも観光客にも大人気のバウムクーヘン専門店。
絶品の定番バウムクーヘンと、そのバウムクーヘンにやわらかいムースをあわせてケーキのような味わいに仕上げた「とろなまバウムクーヘン」などがあります。
お土産には、常温で持ち歩ける定番の「せんねん輪うむ」も人気。
農林水産大臣賞を受賞した袖ケ浦市・北川鶏園の若鶏が産む「ぷりんセス・エッグ」をたっぷり使ったこだわりの生地を1時間ほどかけて焼き上げたもので、濃厚な味わいとふわふわの食感を堪能できます。
石橋さんのおすすめポイント
「とろなまバウム」がよくテレビで紹介されている「せんねんの木」。私の木更津土産はだいたいこちらのバウムクーヘンです。皆さんとても喜んでくれます。
さまざまな楽しみ方ができる上総エリア。都内から1時間足らずで行ける場所も多いので、ぜひ何度も訪れてみて! まずは親子で楽しいプランづくりをしてみてはいかがでしょうか。
■石橋里奈さん担当番組「ランチタイム☆ガーデン」/「WAKE UP RADIO」概要
【ランチタイム☆ガーデン】
番組内容:かずさ人による、かずさ人のための“ジモット情報”を発信する、FM井戸端会議のような番組。パーソナリティーがそれぞれの個性を生かして音楽とおしゃべりを提供しています。
放送曜日・時間:毎週火曜12:00~14:00(石橋さんは第1・3・5週を担当)
【Wake Up Radio】
番組内容:グローバルなトップニュースと地域のニュース、天気、交通情報などをJ-POPにあわせてリアルタイムで放送しています。
放送曜日・時間:毎週月〜金曜8:00〜10:00(石橋さんは金曜を担当)
放送エリア:千葉県君津市・木更津市・富津市・袖ケ浦市
※「サイマルラジオ」公式サイトから聴取できます
記事を書いた人
高柳涼子
雑誌編集部出身のフリーランス。ライティングと校閲を中心に、ときどき編集も手がける3児の母です。これまでに関わった分野は、求人、教育、ウェディング、アート、手芸、田舎暮らし、食育、仏教、旅行、料理、子どもなど。仕事を通して新しい世界に触れ、記事や本を読んだ方の役に立つことが何よりの喜びです。
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