
800年以上歴史ある富士宮市の祭り
2025年「流鏑馬まつり」開催情報
静岡県富士宮市の「富士山本宮浅間大社」では、2025年5月4日(日・祝)、5日(月・祝)、6日(火・振休)の3日間、「流鏑馬(やぶさめ)まつり」が開催されます。
800年以上の歴史を持つ古式ゆかしいこの祭りをご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「流鏑馬まつり」ってどんなお祭り?

「流鏑馬まつり」は、1193年に源頼朝が富士の裾野で巻狩りを行った際、武将を率いて「富士山本宮浅間大社」に詣で、流鏑馬を奉納したのが起源とされています。
天正5年(1577)の『富士大宮御神事帳』、慶安3年(1650)の『富士本宮年中祭禮之次第』などにも記載されている800余年の伝統を持つ神事です。
毎年5月4日、5日、6日の3日間にわたり執り行われます。
鎌倉武士の狩り装束で行われる勇壮な流鏑馬式


本祭の5月5日には、午前中に市無形民俗文化財の「浅間大社流鏑馬式(古式)」が楼門前の馬場で行われ、正午からは市内を練り歩く「練行」が行われます。
そして15時からは境内の桜の馬場にて、鎌倉武士の狩り装束に身を包んだ武者たちによる勇壮な「小笠原流流鏑馬式」が奉納されます。
馬上から的に向かって矢を放つ勇姿は圧巻のひとこと。歴史絵巻さながらの光景を、ぜひ家族で目に焼き付けてくださいね。
流鏑馬祭の特別な縁起物
まつりの際には甘葛(あまずら)、菖蒲、蓬、粽などの特殊神饌(しんせん)が供えられます。
特に甘葛は、代々「甘葛太夫」をつとめる深澤家の秘伝による天然の甘味料で、祭典後に参列者に授与されます。
また、流鏑馬で当たった的は縁起が良く、家内安全・無病息災のお守りとされています。
家族みんなが歴史ロマンに浸れる「流鏑馬まつり」。2025年のゴールデンウィークは、富士宮市におでかけしてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人

大縄典子
いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。
イベント基本情報
| |
---|---|
イベント名 | 富士山本宮浅間大社 流鏑馬まつり(2025年) |
ふりがな | ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ やぶさめまつり |
開催期間 | 2025年5月4日 〜 2025年5月6日 |
開催時間 | 【5月4日】 9:30 川原祓・馬場祓 12:00 末社巡拝 13:00 流鏑馬習礼(しゅうらい/練習のこと) 【5月5日】 10:00 古式流鏑馬 12:00 流鏑馬練行 15:00 神事流鏑馬式 【5月6日】 11:00 流鏑馬後日祭 |
開催スポット | 富士山本宮浅間大社 |
住所 | 静岡県富士宮市宮町1-1 |
アクセス | 【車】 東名高速道路富士ICから約20分 新東名高速道路新富士ICから約15分 【電車】 JR身延線富士宮駅徒歩約10分 |
駐車場 | 駐車場あり |
公式URL | 公式URLはこちら |
関連URL |