
山伏が火渡りを行う迫力満点の祭り
無病息災・開運祈願!一般参加OK
栃木県宇都宮市の「多気山不動尊」(たげさんふどうそん)では、2025年5月18日(日)に「多気山大火渡り祭」が行われます。
当日は、山伏(やまぶし)たちが、世界平和や疫病退散、万民豊楽、被災地復興、無病息災などを祈り、火の上を渡る様子が見られます。
今回は、「多気山不動尊」に「多気山大火渡り祭」の見どころや開催情報を教えていただきました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「多気山大火渡り祭」の概要&祭りの流れをご紹介
「多気山大火渡り祭」は例年5月中旬の日曜に開催されている、「多気山不動尊」の年中行事です。
祭りの概要や、当日の流れをご紹介します。
「多気山大火渡り祭」はどんな祭り?
この祭りは、正式には「火生三昧附柴燈大護摩供」(かしょうざんまいつきさいとうおおごまく)といいます。
柴燈護摩とは、日本独自の宗教である修験道(しゅげんどう)に伝わる、野外で行う大規模な護摩祈祷(ごまきとう)です。
火生三昧(耶法)は、燃えている薪の上を歩き、煩悩などを焼き尽し、安穏や解脱を得る修行のことをいいます。
「多気山大火渡り祭」では、山伏たちが火の残る薪の上を勢いよく駆け抜ける、迫力あふれる光景が見られます。
どのようにして儀式が行われるの?

まず、装束(しょうぞく)をまとった山伏が、ほら貝を吹き鳴らしながら儀式を始めます。
その後、山伏が薪で組み立てた炉に点火。白い煙を上げて燃え盛る炎の中に、参加者が身体健全などの願いを込めた護摩木(ごまぎ)とよばれる特別な木を投げ入れます。
やがて炉が燃え落ちると、住職が大きな本尊札(ほんぞんふだ)を手に、火がくすぶる灰の上を勢いよく駆け抜けます。続いて、多くの山伏たちが次々と火の上を走り抜けていきます。
一般の参加者も火渡りに参加できます
祭りの参加者は、無病息災を祈念する修行として、火渡りを行うことができます。
火渡りには危険が伴うため、山伏の火渡りが終わったあと、燃えている薪や炭を撤去したところを歩きます。
火渡りの参加者にはお守りが授与されるので、ぜひ勇気を出してチャレンジしてみてくださいね。
2025年の開催情報

2025年の「多気山大火渡り祭」は、5月18日(日)に執り行われます。
火を取り扱う行事のため、親子での参加の際は子供から目を離さないように十分に注意してくださいね。
一般参加者の火渡りは、熱くない灰の上を歩きますが、小さな子供連れの場合はママパパだけで参加するようにしましょう。
多気山に伝わる伝統行事である「多気山大火渡り祭」に足を運んで、無病息災や開運を祈願してみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート♪多気山不動尊はこんな寺院です

「多気山不動尊」は、宇都宮の西北10km、多気山(376m)の中腹に位置する古刹です。
この寺院は、古くから北関東を代表するお不動さんとして、地元だけでなく全国の人々からも親しまれ、信仰されてきました。
本尊の不動明王坐像は、高さ1.73mの寄木造りで平安時代後期に製作されたと伝えられ、迫力満点。近年はパワースポットとしても知られています。
ぜひ、祭りとあわせて、本尊にもお参りをしてくださいね。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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イベント名 | 多気山大火渡り祭(2025) |
ふりがな | たげさんおおひわたりさい |
主催者名 | 多気山不動尊 |
開催期間 | 2025年5月18日(日) |
開催時間 | 13:00~ |
開催スポット | 多気山麓道場 |
住所 | 栃木県宇都宮市田下町563 |
電話番号 | 028-652-1488 |
料金 | 参加無料 |
アクセス | 【車】東北自動車道・宇都宮ICから約10分 【電車】JR各線「宇都宮駅」から関東バス(立岩行き)乗車、バス停「立岩入口」下車後、徒歩で約20分 駐車場:駐車場あり |
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