夏休みの三溪園で「早朝観蓮会」<br/>早起きして蓮を見に出かけよう!
2025年7月19日(土)~8月11日(月・祝)の金・土・日・祝日

夏休みの三溪園で「早朝観蓮会」
早起きして蓮を見に出かけよう!

三溪園 早朝観蓮会(2025年)
さんけいえん そうちょうかんれんかい
体験する
自然とふれあう
神奈川県横浜市

横浜市中区にある国指定名勝「三溪園」では、毎年7月下旬ごろから8月上旬にかけて、蓮の花が見頃となります。この美しい花の季節に合わせて開催される「早朝観蓮会」が、2025年も多彩な体験プログラムとともに帰ってきます。

2025年は、7月19日(土)から8月11日(月・祝)までの金曜日、土曜日、日曜日、祝日の13日間での開催。朝7時の特別開園で、咲いたばかりの蓮の花を楽しめる贅沢な時間をお届けします。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

三溪園と蓮の深いつながり

朝露に濡れた花びらが美しく、早朝ならではの清々しい姿を楽しめます
朝露に濡れた花びらが美しく、早朝ならではの清々しい姿を楽しめます

「三溪園」は、明治時代の実業家「原三溪」によって作られた日本庭園で、広大な敷地のなかに、原家が私邸として実際に使用していたエリア「内苑施設」と一般向けに公開されたエリア「外苑施設」で構成されています。

「外苑施設」は、四季折々の花が美しいエリアでもあり、季節ごとに花を楽しむ人たちがたくさん訪れています。「三溪園」を造った原三溪は、花の中でも蓮を特に好んでいて、以前は園内の中央の池が蓮の花でいっぱいになるほど蓮を植えていたそうです。

現在は、正門を入って右側にある蓮池で蓮を観賞できますが、三溪園と蓮には昔から深い縁があるんですね。

蓮の花の魅力と観賞のコツ

背丈が高く繁殖力の強い原始蓮が池を彩る、三溪園ならではの光景(画像:ytake / PIXTA)
背丈が高く繁殖力の強い原始蓮が池を彩る、三溪園ならではの光景(画像:ytake / PIXTA)

蓮は水生植物で、沼地や池などで育ちます。仏教では、極楽浄土に咲く花として古くから親しまれていたり、蓮の地下茎は野菜のレンコンとして知られていたりと、とても身近な植物です。

蓮の花は日本では例年7月中旬頃から8月上旬にかけて見頃を迎えます。早朝に咲き、昼前には花が閉じてしまうので、午前中に見に行くようにしましょう。

体験して学ぼう!蓮の不思議な世界

早朝観蓮会の魅力は、蓮を観賞するだけではありません。蓮の茎や葉を使った体験プログラムで、遊びながら蓮の生態について学ぶことができます。夏休みの自由研究にもぴったりです。

驚きの「蓮の葉シャワー」で蓮の構造を体感

子供たちに大人気の「蓮の葉シャワー」体験
子供たちに大人気の「蓮の葉シャワー」体験

蓮の構造に注目して作られた「蓮の葉シャワー」。蓮の葉っぱの先から水がシャワーのように出てくる不思議なシャワーです。

蓮の地下茎のレンコンを想像してみるとわかるのですが、レンコンには複数の穴が開いています。その地下茎の穴の部分が水上の茎までつながっていて、さらには葉っぱまでつながっているんです。葉っぱの先をぐるりと切り取ると、その穴が切り取ったことによってむき出しになります。

「蓮の葉シャワー」は、茎を途中で切り取って、ホースにつなぎ、水を流すと、葉っぱを切った部分から流れるという仕組み。蓮の仕組みを利用した面白いアイディアですね。

多彩な体験で蓮を深く知る「蓮の体験コーナー」

蓮の茎から糸を取り出す「糸取り体験」
蓮の茎から糸を取り出す「糸取り体験」
蓮の葉の大きさにびっくり!自然の素材を使った工作体験も人気です
蓮の葉の大きさにびっくり!自然の素材を使った工作体験も人気です

ボランティアのサポートのもと、小さな子供から大人まで気軽に参加できる体験コーナーを全開催日で実施します。

■蓮の体験コーナー
開催日:2025年7月19日(土)~8月11日(月・祝)の金・土・日・祝日
時間:7:00~8:30
会場:外苑 蓮池周辺
内容:蓮の葉シャワー、蓮の糸取り体験、葉っぱのお面づくり、蓮の種・果托のプレゼント(寄付形式)
料金:無料(入園料別)

蓮の茎から糸を取り出す体験では、蓮の茎の中にある繊維を実際に引き出すことができます。また、大きな蓮の葉でお面を作る工作体験も子供たちに大人気です。

世界に一つだけの作品作り 蓮の葉のうちわワークショップ

色とりどりの蓮の葉うちわと三溪園の風景
色とりどりの蓮の葉うちわと三溪園の風景

本物の蓮の葉を自由に貼り、色付けを楽しむアートワークショップも開催されます。大人も子供も自由な発想で、世界に一つだけのうちわ作りを楽しめます。

必要な材料はすべて会場で用意されているので、手ぶらで参加できるのも嬉しいポイントです。

■蓮の葉を使ったうちわ作り
開催日:2025年7月26日(土)、27日(日)、8月2日(土)、3日(日)
時間:9:00~15:00(所要時間30分)
会場:三溪記念館 エントランスホール
定員:1日100名限定
料金:事前申込3,000円、当日参加3,500円(いずれも税込・入園料別)
申込:事前予約優先

申込はこちら

会場では蓮の葉を使ったパネルなど1点もののアート作品の展示も行われ、蓮をテーマにしたアートの世界も楽しめます。

早朝だけの特別な味わい「限定朝食メニュー」

早朝観蓮会のもう一つの楽しみが、園内茶店で提供される限定朝食メニューです。限定朝食を目的に来園される方も多く、各茶店が趣向をこらした朝食は、さっぱりとして胃にも優しいと評判です。

朝の静寂な庭園で味わう特別な朝食は、早起きした人だけが味わえる贅沢な体験です。

この夏注目の関連イベント

早朝観蓮会と合わせて楽しめる、この夏ならではの特別なイベントもご紹介します。

所蔵品展「夏に咲く」

原三溪「白蓮」昭和7年(1932)
原三溪「白蓮」昭和7年(1932)

原三溪が描いた蓮の作品や季節を感じる美術工芸品を紹介する展示です。絵の中に咲く蓮を見つめながら、夏の気配や日本庭園の美を感じてみてください。

■所蔵品展「夏に咲く」
期間:2025年7月4日(金)~9月1日(月)
時間:9:00~17:00(観蓮会開催日は8:00~17:00)
料金:無料(入園料別)

朝顔展

色鮮やかな美しい大輪朝顔
色鮮やかな美しい大輪朝顔

直径20cmを超える「大輪朝顔」や「変化朝顔」など約40点を日替わりで展示。毎日10時から抽選で10名様に朝顔の苗をプレゼントします。

■朝顔展
期間:2025年7月27日(日)~31日(木)
時間:9:00~12:00
会場:外苑 中央広場 月影の茶屋
料金:無料(入園料別)

夏の朝の特別な時間を

夏休みの朝に少しだけ早起きして、蓮の花を観賞しにお出かけしてみませんか。

朝の静寂な庭園で咲く蓮の花は、きっと心に残る特別な体験となるでしょう。美しい日本庭園の中で、蓮の花とともに夏の思い出を作ってください。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部/転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名三溪園 早朝観蓮会(2025年)
ふりがなさんけいえん そうちょうかんれんかい
主催者名公益財団法人三溪園保勝会
開催期間2025年7月19日(土)~8月11日(月・祝)の金・土・日・祝日
開催時間7:00~17:00(最終入園16:30)
開催スポット三溪園
住所神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1
料金入園料:大人900円/小中学生200円、横浜市内在住の65歳以上700円
アクセス【電車】JR根岸線「根岸駅」から市営バスで10分「本牧」下車・徒歩10分、「横浜駅」東口から市営バスで40分「三溪園入口」下車・徒歩5分
【車】首都高速湾岸線「本牧ふ頭IC」から約5分、首都高速神奈川3号狩場線「新山下IC」から約10分、横浜横須賀道路「日野IC」から国道16号経由で約20分
※湾岸線の下り車線は「三溪園IC」で降りられないため、本牧ふ頭ICまたは新山下ICをご利用ください
駐車場駐車場あり
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公開日2025年06月27日/更新日2025年06月27日