300人が担ぐ大迫力の天狗みこし<br/>2025群馬「沼田まつり」開催情報
2025年8月3日 〜 2025年8月5日

300人が担ぐ大迫力の天狗みこし
2025群馬「沼田まつり」開催情報

沼田まつり(2025)
ぬまたまつり
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群馬県沼田市

群馬県沼田市の中心市街地では、2025年8月3日(日) から5日(火)まで、夏の恒例行事である「沼田まつり」が開催されます。

祭りでは、神社みこしの渡御(とぎょ)や優美華麗な山車(まんど)の行列などが見られます。なかでも、女性約300人が担ぐ迫力の「天狗みこし」は迫力満点!

今回は、「沼田まつり実行委員会」に「沼田まつり」の見どころや開催情報を教えていただきました。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「沼田まつり」とは

「天狗みこし」の担ぎ上げの様子。迫力満点の光景に子供たちもワクワク!
「天狗みこし」の担ぎ上げの様子。迫力満点の光景に子供たちもワクワク!

「沼田まつり」は、毎年8月3〜5日にわたって行われます。

この祭りは、江戸時代を起源とする須賀神社の祇園祭を源流とする、長い歴史をもつ市民総参加の大祭です。 “お祇園祭り”がなまって“おぎょん”と呼ばれ、農繁期のひと休みの行事として行われてきました。

祭り期間中は、「須賀(すが)神社」と「榛名(はるな)神社」のみこし渡御をはじめ、個性豊かな「まんど」とよばれる山車の行列といった、伝統を感じる催しを中心に行われます。

なかでも、大天狗面をみこしに仕立て女性だけで担ぐ「天狗みこし」は大きな見どころのひとつ。ほかにも、大勢で踊り歩く「千人おどり」なども行われ、例年20万人以上の参加者でにぎわいます。

「沼田まつり」の歴史を知ろう!

祭りを彩る「まんど」は、日中も運行し、「沼田祇園囃子競演会」を行います
祭りを彩る「まんど」は、日中も運行し、「沼田祇園囃子競演会」を行います

沼田まつりは、江戸時代から続く須賀神社の祇園祭を起源とし、上之町・中町・下之町の3町の氏子を中心に行われてきました。

農作業がひと段落する夏の時期に開かれることから、まちの人々だけでなく近隣の農家にも親しまれ、利根一帯の季節行事として定着しました。

「蚕(かいこ)すんだら 沼田のまつり つれていくから 辛抱おしよ」と唄われており、過酷な農作業の支えにもなっていた様子がうかがえます。

1970年(昭和45年)には、「沼田祇園祭」と商工振興を目的とした「沼田まつり商工祭」が統合され、市民総参加の「沼田まつり」として新たにスタート。以来、現在に至るまで、地域の人々はもちろん、市内外の人々からも親しまれています。

2025年の開催情報

多くのまち(団体)みこしが参加する「町みこし」も必見!
多くのまち(団体)みこしが参加する「町みこし」も必見!

2025年の「沼田まつり」は、8月3日(日) から5日(火)までの期間で開催されます。

3日と5日に行われる、伝統ある須賀神社と榛名神社みこしの渡御はまさに圧巻! 特に5日の夜になると、歩行者天国は人の波と熱気につつまれ、祭りの盛り上がりは最高潮に達します。

祭りの見どころとなる行事をピックアップしてご紹介します!

神社みこし

大勢の担ぎ手がかけ声を上げながらみこしを担ぎ上げる光景は、力強い地域の絆を感じさせます
大勢の担ぎ手がかけ声を上げながらみこしを担ぎ上げる光景は、力強い地域の絆を感じさせます

8月3・5日に行われる「神社みこし」は、沼田まつりの起源となる「須賀神社」や地元に鎮座する「榛名神社」の神輿(みこし)が巡行します。

威勢よく担ぎ上げられる神社みこしは祭りの醍醐味(だいごみ)。特に、5日の夜はまちが熱気に包まれ、祭りがクライマックスを迎えます。

天狗みこし

顔の長さ4.3m、幅2.3m、鼻の高さ2.9mの巨大な天狗面はまさに圧巻!
顔の長さ4.3m、幅2.3m、鼻の高さ2.9mの巨大な天狗面はまさに圧巻!

8月3・5日に行われる「天狗みこし」は、沼田まつりのメインイベントのひとつ! 約300人の女性が巨大な天狗面のみこしを担ぐ、「沼田まつり」ならではの光景が見られます。

天狗みこしは、1972年(昭和47年)に沼田まつりに初登場しました。もともとは、1970年(昭和45年)に大天狗奉賛会が交通安全を願い、迦葉山(かしょうざん)に奉納した張子の大天狗面をみこしに仕立てたのがはじまりです。

現在、祭りには2基の「天狗みこし」が登場します。

その2基は、1983年(昭和58年)に沼田青年会議所が諸願成就を祈って奉納した張子製の天狗面と、1999年(平成11年)に沼田商工会議所青年部が観光PRのために製作した天狗面を使用しています。

まんどう

夜になるとライトアップをしながら巡行し、昼とはまた違った表情が楽しめます
夜になるとライトアップをしながら巡行し、昼とはまた違った表情が楽しめます


祭りの全日では、人形を飾った「まんどう」とよばれる絢爛豪華な山車が運行します。

「まんどう」は、一般的に山車(だし)や屋台(やたい)とよばれるもので、氏神の御霊(みたま)を奉納する意味で作られたものであり、かつては、各町の「まんどう」はみこしの先導を務めて巡行していました。

現在は、市内10町内のまんどうがお囃子(はやし)とともに練り歩き、祭りに華を添えています。

千人おどり

大勢の参加者が踊りながら練り歩きます
大勢の参加者が踊りながら練り歩きます

「千人おどり」のはじまりは、1959年(昭和34年)頃にさかのぼります。

かつては、町内の婦人会や商工業者の女性たちが「沼田音頭」や「沼田天狗ばやし」を輪おどりとして、沼田小学校や沼田公園で披露していたとされています。

そして、1972年(昭和47年)頃から沼田まつりの催しのひとつとなり、1988年(昭和63年)からは「流しおどり」として歩行者天国内で行われるようになりました。

当日は、事前申し込み不要で参加もOK! どんな服装でも誰でも気軽に参加できるのが魅力です。

沼田市の伝統と地域のつながりを感じられる「沼田まつり」。ぜひ親子で訪れて、夏休みの素敵な思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪リアルタイムの情報配信サイトを活用しよう!

沼田まつりでは、みこしやまんどのリアルタイム位置情報など、来場者のための役立つ各種情報を配信する専用サイトが用意されています。

パソコンやタブレット、スマートフォンからURLにアクセスするだけで便利な情報が確認できるので、ぜひ活用してくださいね。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)

記事を書いた人

杞山穂花(Clay)

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名沼田まつり(2025)
ふりがなぬまたまつり
主催者名沼田まつり実行委員会
開催期間2025年8月3日 〜 2025年8月5日
開催時間14:00~22:00
開催スポット群馬県沼田市中心市街地
住所群馬県沼田市
電話番号0278-23-2111
※電話窓口は「沼田市経済部産業振興課」です
料金無料
アクセス【車】関越自動車道・沼田ICから約10分
【電車】JR上越線「沼田駅」から徒歩で約15分
駐車場駐車場あり
公式URL公式URLはこちら
公式SNS
公開日2025年07月31日/更新日2025年07月31日