
300年続く伝統 荘川奉納村芝居
2025年開催情報&スケジュール
岐阜県高山市荘川地域にある「黒谷白山神社」と「荘川神社」で、2025年9月1日(月)と14日(日)の2日間、「荘川奉納村芝居」が開催されます。
地域の温かいつながりが感じられる一夜限りの舞台「荘川奉納村芝居」をご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「荘川奉納村芝居」の舞台、自然豊かな荘川地域の魅力

「荘川奉納村芝居」が上演される岐阜県高山市は、2005年2月に1市9町村が合併してできた日本一大きな市。
なかでも荘川地域は、高山市の西側に位置する自然豊かな地域です。白山ユネスコエコパークにも認定されており、国際的な注目を集めているエリアなんです。
「荘川奉納村芝居」のほかにも、樹齢500年を誇る「荘川桜」や、手取層群の恐竜化石など、歴史文化が色濃く残る地域です。
「荘川奉納村芝居」とは?300年の伝統と情熱が交錯する舞台

荘川地域の神社で300年以上受け継がれてきた奉納の舞台。例祭の前夜に上演され、地元の若者たちが人情時代劇を演じます。観客との距離が近く、秋の夜を彩る地域の風物詩として親しまれています。
秋を告げる伝統行事
「荘川の秋は奉納芝居から始まる」といわれ、境内に舞台が組まれると季節の到来を感じる人も多い行事です。
上演演目は「赤城山の名月」「雪の渡り鳥」「曽我兄弟」など、義理と人情を描いた物語が中心。
かつて荘川には歌舞伎芝居が伝わっていましたが、その後は神社での即興芝居として受け継がれ、さらに岐阜から師匠を招いて大衆演劇の形へと磨かれ、今日の奉納芝居へと継承されてきました。
若者の熱演と手づくり舞台の魅力

出演者は地元の若者たち。限られた準備期間で稽古を重ねて本番に臨みます。
セリフが飛んだりアドリブが入ったり、時にはカツラがずれるような小さなハプニングも。客席からの温かなヤジや笑い声と一体になって場が転がる――地域の人々が演じるからこその温かみが魅力です。
若者の減少で芝居ができなくなった神社もありますが、現在も黒谷白山神社と荘川神社で上演が続いています。
地域の人々に受け継がれてきた伝統の舞台は、観光客にも楽しんでもらえる内容となっています。
2025年の「荘川奉納村芝居」のスケジュールをチェック♪

「荘川奉納村芝居」は、「黒谷白山神社」と「荘川神社」の2カ所で開催されます。
観客と舞台の距離がとても近い「荘川奉納村芝居」は、子供にとっても親にとっても思い出に残る貴重な時間になることでしょう。
2025年9月1日(月)黒谷白山神社 前夜祭
19:00~ 開演(挨拶等)
19:30~ 獅子舞
20:00~ 奉納芝居 時代人情剣劇「情けやくざの男伊達」全3景
21:30~ 「開明座」魅惑の舞踊ショー
22:00 終了予定
2025年9月14日(日)荘川神社 前夜祭
19:00~ 獅子舞
19:30~ 舞踊1部
20:20~ 奉納芝居 時代劇
22:00~ 舞踊2部、獅子舞
23:00 終了予定
300年の伝統を誇る「荘川奉納村芝居」。この機会に、地元の若者たちの情熱と歴史ある地域の魅力を体感しに、岐阜県高山市へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート!舞台と“白いじゅうたん”を楽しむ秋の荘川

「荘川奉納村芝居」が行われる9月ごろは、例年、地域の特産「荘川そば」の花が畑一面に咲き誇ります。真っ白な花畑は“白いじゅうたん”のようで、奉納芝居とあわせて散策すれば、荘川ならではの秋の風景を体感できます。タイミングが合えば、舞台観賞とそば畑散策を一度に楽しめるのも魅力です。
荘川は標高800〜1,000mの高原地帯で昼夜の寒暖差が大きく、霊峰・白山から湧き出る清らかな水にも恵まれています。こうした環境が風味豊かでコシのあるそばを育み、「荘川そば」は多くの人に親しまれています。(いこーよとりっぷ編集部)
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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イベント名 | 荘川奉納村芝居(2025年) |
ふりがな | しょうかわほうのうむらしばい |
開催期間 | 2025年9月1日(月)、14日(日) |
開催時間 | 9月1日(月)19:00~22:00 9月14日(日)19:00~23:00 |
開催スポット | 9月1日(月)黒谷白山神社、 9月14日(日)荘川神社 |
住所 | 岐阜県高山市荘川町 |
料金 | 観覧無料 |
アクセス | 【車】東海北陸自動車道「荘川IC」からそれぞれ約2分 |
公式URL | 公式URLはこちら |
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