平安時代から続く神秘の相撲神事
兵庫県養父市「ネッテイ相撲」
兵庫県養父市(やぶし)にある「水谷神社」で、2025年10月13日(月・祝)にネッテイ相撲が開催されます。
毎年体育の日に開催されている、平安時代から朝廷儀式として行われていた相撲神事で、四股を踏むことで悪霊を鎮めるとされる神聖な行事です。
平安時代から続く悪霊を鎮める神聖な相撲神事
「ネッテイ相撲」は平安時代から朝廷儀式として行われていた歴史ある相撲神事で、四股を踏むことで悪霊を鎮めるとされています。青色の裃姿の舞い手男性2人が木太刀で一連の所作を行った後、上半身裸になって相撲を奉納します。
現代の相撲のように勝敗を競うものではなく、神様への奉納と地域の平安を祈る神聖な儀式として位置づけられており、親子で日本の古い宗教文化と相撲の原型にふれることができる貴重な体験となります。
「ヨイヨイヨイ」の掛け声で天地の荒ぶれを鎮める神秘的な所作に注目
なかでも、「ヨイ、ヨイ、ヨイ」の独特な掛け声で四股を踏んで地を固め、手を振り下ろすことにより天地が荒ぶれるのを鎮める所作は神秘的で印象的です。その後、お互いの首をとって3度跳び上がり、元の位置に戻れるかどうかで豊凶を占うという占い的要素も含まれています。
「練って、練って」が名前の由来となった繰り返しの所作

地元では何度も繰り返すことを「練って、練って」といい、相撲の所作で行われる何回も足踏みを繰り返すことから「ネッテイ相撲」と呼ばれるようになったとされています。
国選択無形民俗文化財・県指定文化財の貴重な文化遺産
「ネッテイ相撲」は現在の相撲の原型ともされ、国選択無形民俗文化財および県指定文化財に指定されている貴重な文化遺産です。また、「ネッテイ相撲」は単独で行われるのではなく、神事と笹踊りの後に奉納される一連の儀式の一部として位置づけられています。
「ネッテイ相撲」は、平安時代から続く神秘的な相撲神事として、現代ではなかなか見学できない貴重な文化遺産です。地元の人々が大切に守り続けてきた伝統の重みと、日本文化の奥深さを肌で感じることができる特別な体験をしにでかけませんか。
イベント基本情報
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| イベント名 | ネッテイ相撲 |
| ふりがな | ねってぃずもう |
| 開催期間 | 2025年10月13日 |
| 開催時間 | 13時頃~ |
| 開催スポット | 水谷神社 |
| 住所 | 兵庫県養父市奥米地235 |
| 電話番号 | 079-663-1515 問い合わせ先はやぶ市観光協会になります ネッテイ相撲の詳しい歴史等につきましては、養父市教育委員会歴史文化財課079-664-1628(平日9:00~17:00)にお問い合わせください |
| 駐車場 | 駐車場なし |
