
名古屋まつり最新情報!10/19には
2026年大河ドラマから特別ゲストも
愛知県名古屋市の中心部で、2025年10月18日(土)・19日(日)の2日間、「名古屋まつり」が開催されます。
期間中は、織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の「三英傑」が鎧(よろい)武者を従えて練り歩く「郷土英傑行列」をはじめ、郷土芸能祭、シスターシティ・フェスティバルなど、多彩な催しでまち全体が大にぎわい!
さらに、2026年1月スタートのNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」から、主演の仲野太賀さんと小栗旬さんも駆けつけ、お祭りをより一層盛り上げます。
本記事では、そんな「名古屋まつり」の見どころや歴史を「名古屋まつり協進会」の稲垣朱莉(いながきあかり)さんに伺いました。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式ウェブサイトをご確認ください
「名古屋まつり」とは?

1955年に初開催された「名古屋まつり」は、前年に行われた「名古屋商工祭」をもとに、市民全員が楽しめる一大レクリエーション行事としてスタートしました。
お祭りの主役は、名古屋にゆかりのある三英傑(織田信長・豊臣秀吉・徳川家康)。豪華な衣装に身を包み、家来たちとともにまちを練り歩く「郷土英傑行列」は、まるで時代絵巻のような華やかさを誇ります。
戦前の 「名古屋祭」がルーツの歴史ある行事

じつは、名古屋には戦前にも「名古屋祭」と呼ばれるお祭りがありました。徳川家康を祀る「名古屋東照宮」の祭礼「東照宮祭」です。
1618年に始まり、1620年にはからくり人形を乗せた山車(だし)「橋弁慶車」が登場。当時は庶民から武士まで、城下町の人々が心待ちにする大イベントでした。
時代の移り変わりで規模が縮小されることもありましたが、第7代尾張藩主・徳川宗春の時代には盛大に復活。江戸から昭和にかけて、数百年ものあいだ地域の人々を魅了し続けました。
しかし、1945年の空襲で山車9輌すべてを焼失してしまいます。「名古屋まつり」は、この「東照宮祭」の山車や練り物行列に着想を得ています。
名古屋駅周辺もお祭り一色に

期間中は、名古屋のまちがお祭りムードに包まれます。華やかな行列や伝統芸能の演出があちこちで繰り広げられ、歩くだけでもワクワクする雰囲気に。
また、市内の複数会場ではさまざまなイベントが同時開催されます。
さらに、2025年10月19日(日)は、「名古屋城」「東山動植物園・東山スカイタワー」「名古屋市科学館」「名古屋市美術館」「徳川園」など、周辺スポットの多くが割引や無料で開放されるのもうれしいポイント。
親子でのんびり巡ったり、お祭りの合間に立ち寄ったりするのもおすすめです。
無料・割引情報は公式ガイドブック「見どころガイド」のページに掲載されているので、ぜひチェックしてみてください。
最大の見どころは「まつり行列」

「名古屋まつり」の目玉は、なんといっても豪華絢爛な「まつり行列」です。
織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の三英傑が練り歩く「郷土英傑行列」をはじめ、歴史と伝統に彩られた「山車揃」(だしぞろえ)や「神楽揃」(かぐらぞろえ)、華やかなフラワーカーなどが登場します。
郷土英傑行列

「郷土英傑行列」は、元気いっぱいに笛を吹きながら先陣を切る「少年鼓笛隊」からスタート。陣笠(じんがさ)と陣羽織(じんばおり)に身を包んだ子供たちが行列の到着を知らせ、華やかな雰囲気を作ります。
さらに、服部半蔵率いる伊賀の忍者軍団によるスリリングなアクションも見どころです。

あとに続くのは、おそろいの浴衣に身を包んだ「シャチばやし隊」です。踊りながら「天下餅」の物語をお囃子(はやし)で披露。
“信長がこね、秀吉がつき、家康が丸める”餅つきの演技は、天下統一と平和への願いを象徴しています。
そして「織田信長隊」「豊臣秀吉隊」が行列を彩り、最後に「徳川家康隊」が締めくくります。行列の途中では戦国の合戦が再現され、迫力ある演出を楽しめます。
市の文化財「山車揃」「神楽揃」にも注目!

「山車揃」(だしぞろえ)や「神楽揃」(かぐらぞろえ)も大きな見どころです。
からくり人形の精巧な演技や、華やかな水引幕が目を楽しませてくれる「山車揃」、そして獅子頭を納めた神楽屋形が並ぶ「神楽揃」は、この地方特有の貴重な文化財に指定されています。
そのほか「子ども会みこしパレード」や「フラワーカーパレード」も

市内の子ども会からは、子供たちがオリジナルの手作り神輿で参加します。自由な発想と楽しいアイデアにあふれたデザインに注目してみてください。
さらに、総勢300人以上が参加する「フラワーカーパレード」も見逃せません。美しい生花で飾られた大型フロート車に加え、バトンチームの妙技やブラスバンドの演奏、ダンスパフォーマンスなどが次々と披露されます。
2025年の見どころ&開催情報
今年の「名古屋まつり」は魅力がいっぱい! 2025年ならではの注目ポイントと開催情報をご紹介します。
「まつり行列」に大河ドラマ「豊臣兄弟!」(NHK)特別隊として、仲野大賀さん・小栗旬さんが登場!


10月19日(日)には、2026年1月にスタートするNHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」特別隊として仲野太賀さんと小栗旬さんが登場! オープンカーに乗って、旗を持った子供たちとともにお祭りを盛り上げます。
行列のコースは、市役所交差点から栄交差点まで。時間は12時45分から13時50分頃を予定しています。
主なイベント会場は「名古屋城」「オアシス21」「久屋大通公園」の3カ所

「まつり行列」以外にも、各イベント会場で多彩なイベントが予定されています。
2025年の主なイベント会場と催し
●名古屋城
10月18日(土)・19日(日)は入場無料。「名古屋城 秋まつり」も開催され、歴史と自然を楽しめます。
●オアシス21
10月18日(土)は「郷土芸能祭」、両日とも「尾張名古屋の職人展」、姉妹友好都市イベント「シスターシティ・フェスティバル2025」が開催され、伝統芸能や技、国際文化にふれられます。
●久屋大通公園
10月18日(土)に浅田舞さん、19日(日)に呂布カルマさんのトークショーを実施。ストリートパフォーマンスや甲冑(かっちゅう)着付け体験、扇子作りなど親子で楽しめる参加型ブースも登場します。
2025年「名古屋まつり」のイベント会場はこちら!(公式サイト)
2025年の交通規制について

両日とも、会場周辺では車両通行止めを含む大規模な交通規制が実施されます。
●10月18日(土)
名古屋駅周辺(名古屋駅〜笹島)、広小路通(笹島〜広小路久屋西)、大津通(錦通大津〜矢場町)
●10月19日(日)
広小路通(広小路本町〜東新町)、大津通(市役所〜矢場町)
それぞれ時間ごとに細かく指定されているため、車でおでかけする場合は事前にルートを確認しておくと安心。なお、会場周辺は混雑が予想されるため、公共交通機関の利用がおすすめです。
2025年の「名古屋まつり」は、例年よりもさらに見どころが満載! 子供から大人まで楽しめる秋の恒例行事を、ぜひ体感してみてくださいね。
とりっぷノート:「名古屋まつり」のこぼれ話

大河ドラマ「豊臣兄弟!」を契機として、2026年1月24日(土)〜2027年1月11日(月)の期間限定で、中村区・中村公園内に「豊臣ミュージアム」がオープンします。
館内ではドラマの世界観をより深く体験できる展示や、戦国時代と現代の名古屋の「食」をテーマとした展示などが楽しめます。
「名古屋まつり」で歴史にふれたあとに立ち寄れば、親子で楽しみながら歴史とドラマのつながりを感じられそうですね。(いこーよとりっぷライター・わかめ)
記事を書いた人

わかめ
ライター・占い師・音楽家。 朝は原稿、夜はタロット、週末はヘブンアーティスト「わかめとミュゼット」でアコーディナを演奏する子育て主婦です。人前に出るとすぐにお腹が痛くなります。
イベント基本情報
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イベント名 | 第71回名古屋まつり(2025年) |
ふりがな | だい71かいなごやまつり |
主催者名 | 名古屋まつり協進会 |
開催期間 | 2025年10月18日 〜 2025年10月19日 |
開催スポット | 名古屋市内中心部 |
住所 | 愛知県名古屋市中区 |
電話番号 | 052-972-7611 ※電話窓口は「名古屋まつり協進会」です |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 「名古屋駅」「名古屋城駅」「栄駅」「久屋大通駅」「矢場町駅」から直結 |
駐車場 | 駐車場なし |
備考 | 当日は交通規制あり/公共交通機関の利用を推奨 |
公式URL | 公式URLはこちら |
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