調布・神代植物公園で60年以上続く「菊花大会」2025年開催情報&見どころ紹介
東京都調布市の「神代植物公園」では、2025年11月1日(土)~11月24日(月・休)の期間で、「第65回神代植物公園菊花大会」が開催されます。
開催期間中、園内には大菊や小菊盆栽、名物の「神代花車」が登場。彩り豊かな菊の花を鑑賞できる「第65回神代植物公園菊花大会」の開催情報や見どころをご紹介します。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「神代植物公園菊花大会」とは

1961年(昭和36年)の開園当初から続く「神代植物公園菊花大会」は、毎年10月下旬~11月上旬に行われる、神代植物公園の恒例行事です。
園内には、大菊の最も基本的な仕立て方である三本仕立ての盆養(ぼんよう)や、一本仕立ての福助作り、小菊盆栽や古典菊など、さまざまな菊の作品が展示されます。
イベントのシンボルは、毎年、公園の職員が5、6人がかりで制作している大作「神代花車」。年代物の荷車に、色とりどりの小菊を組み上げた迫力あふれる作品です。
菊の仕立て方を知ろう!
「神代植物公園菊花大会」では、見た目の美しさだけでなく、菊の仕立て方にも注目です。ひと株の菊をどのように整え、花を咲かせるかによって、姿や印象が大きく変わります。代表的な仕立て方をいくつかご紹介します。
盆養(ぼんよう・三本仕立て)

大菊の最も基本的な仕立て方。1本の苗から3本の枝を伸ばし、それぞれの枝先に花を咲かせます。3輪の花がバランスよく調和するよう仕立てられる、王道のスタイルです。
福助作り

小ぶりの鉢(5号鉢)に大菊を植え、鉢底から花首までの高さを40cm以下に抑えた仕立て方。小さな鉢の中に大輪の花を咲かせる愛らしさから、「福助人形」にちなむ名がついています。
だるま作り

福助作りより少し大きめの鉢(7号鉢)を使用し、3本仕立てで全体の高さを60cm以下にまとめます。丸みを帯びた姿が特徴で、“だるま”の名の通り、安定感のある仕立てです。
小菊盆栽

草本である小菊を15カ月ほどで老木のように見せる技法。小さな鉢の中に幹の曲がりや枝ぶりを作り出し、長年育てた樹木のような風格を再現します。
古典菊

江戸、伊勢、肥後など、地域ごとの美意識に基づいて発展した伝統的な菊の系統。花の形や咲き方が多彩で、たとえば花弁が波打つ「江戸菊」や、ふんわり丸みを帯びた「伊勢菊」、大輪の花を誇る「肥後菊」など、個性豊かな花姿が楽しめます。
それぞれの仕立てに込められた丁寧な手仕事を、じっくり楽しんでみてくださいね。
「神代植物公園菊花大会」2025年の開催情報
「第65回神代植物公園菊花大会」は、2025年11月1日(土)~11月24日(月・休)に開催されます。
今年も見事に仕立てられた菊の作品が多数展示されます。出品者の熱意が感じられる美しい菊は、見る者を惹きつけます。

趣を感じる菊花を存分に観賞できる「第65回神代植物公園菊花大会」。ぜひ親子で参加して、菊花を眺める癒しの時間を過ごしてください。
とりっぷノート♪会場の「神代植物公園」ってこんなところ!

「神代植物公園」は、東京都を代表する植物公園です。園内では、約4,800種類、10万本・株の植物を鑑賞できます。
植物ごとに30エリアに分かれた園内は、知識を得ながらの散策が楽しめます。菊花大会とあわせて、園内をおさんぽするのもおすすめです。(いこーよとりっぷ編集部)
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
イベント基本情報
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|---|---|
| イベント名 | 第65回神代植物公園菊花大会(2025年) |
| ふりがな | じんだいしょくぶつこうえんきくはなたいかい |
| 主催者名 | 東京都公園協会 |
| 開催期間 | 2025年11月1日 〜 2025年11月24日 |
| 開催時間 | 9:30~17:00(最終入園は16時) ※最終日11月24日(月・振休)は16:00まで |
| 定休日 | 月曜(祝日の場合は翌日) |
| 開催スポット | 神代植物公園 屋外展示場 |
| 住所 | 東京都調布市深大寺元町5-31-10 |
| 電話番号 | 042-483-2300 |
| 料金 | 大人500円、中学生200円、65歳以上250円、小学生以下および都内在学在住の中学生無料 |
| アクセス | 【車】中央自動車道・調布ICから約5分 【電車】京王電鉄京王線・相模原線「調布駅」12番乗り場から小田急バス(吉祥寺駅または三鷹駅行き)に乗車、バス停「神代植物公園前」で下車後、徒歩すぐ/または駅から京王バス(深大寺行)に乗車、バス停「神代植物公園」で下車後、徒歩すぐ/JR各線「三鷹駅」またはJR各線「吉祥寺駅」から小田急バス(調布駅北口行きまたは深大寺行き)に乗車、バス停「神代植物公園前」下車後、徒歩すぐ |
| 駐車場 | 駐車場あり |
| 備考 | 【駐車場情報】駐車場料金は普通車の場合、1時間まで300円、以後20分ごとに100円。入庫後12時間最大料金 1,200円(最大料金は繰り返し適用) |
| 公式URL | 公式URLはこちら |
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