豪華絢爛な曳山が駆け抜ける!ユネスコ無形文化遺産「唐津くんち」2025開催情報&見どころ
2025年11月2日 〜 2025年11月4日

豪華絢爛な曳山が駆け抜ける!ユネスコ無形文化遺産「唐津くんち」2025開催情報&見どころ

唐津くんち(2025年)
からつくんち
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佐賀県唐津市

佐賀県唐津市の唐津神社周辺で、2025年11月2日(日)から4日(火)までの3日間、「唐津くんち」が開催されます。

「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の威勢のいい掛け声とともに、14台の豪華絢爛な曳山(ひきやま)が旧城下町を巡行。夜には提灯の灯りに照らされる幻想的な光景も楽しめます。

ユネスコ無形文化遺産にも登録された、唐津最大の伝統行事です。親子で歴史と熱気を体感してみませんか。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください。

「唐津くんち」とは

「くんち」は漢字で「供日」とも書き、収穫感謝の意味が込められています
「くんち」は漢字で「供日」とも書き、収穫感謝の意味が込められています

「唐津くんち」とは、毎年11月2日~4日にわたって行われる、唐津神社の秋季例大祭(しゅうきれいたいさい)のことをいいます。2025年は、11月2日(日)から4日(火)に開催されます。

祭りでは、笛や鐘、太鼓で奏でられるにぎやかな三ッ囃子(みつばやし)や、曳子(ひきこ)の「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声に乗って、14台の豪華絢爛(ごうかけんらん)な曳山が旧城下町を巡行します。

あでやかな朱塗りの五番曳山「鯛」は、なかでも人気が高い曳山です
あでやかな朱塗りの五番曳山「鯛」は、なかでも人気が高い曳山です

曳山はそれぞれ形が異なり、獅子(しし)や兜(かぶと)、亀や鯛といったさまざまな形をしており、和紙や漆(うるし)、金箔などで仕上げられた世界最大級の乾漆造(かんしつづくり)の美術工芸品としても知られています。

「唐津くんち」の曳山行事は、国の重要無形民俗文化財に指定され、14台の曳山は佐賀県の重要有形民俗文化財に指定されています。さらに、平成28年(2016年)12月には、ユネスコ無形文化遺産にも登録されました。

「唐津くんち」2025年の開催情報と見どころ

 祭り期間中はおよそ50万人もの人々が訪れます
祭り期間中はおよそ50万人もの人々が訪れます

2025年の「唐津くんち」は、例年通り3日間にわたって開催。提灯の光が幻想的な「宵曳山」、砂浜での力強い「御旅所神幸」、そして迫力の「翌日祭」など、それぞれに見どころがあります。

観覧の際は、混雑や巡行ルートの安全対策に注意して楽しみましょう。

※記載している開催時間はすべて1番曳山「赤獅子」の出発(通過・到着)時間です。14台の曳山が通過まで予定時間から約50分かかります

【11月2日(日)】宵曳山(よいやま)

提灯で闇夜を幻想的に照らす宵曳山が、観客たちを魅了します
提灯で闇夜を幻想的に照らす宵曳山が、観客たちを魅了します

祭り初日に行われる「宵曳山」は、提灯の灯りに照らされた14台の曳山が唐津の城下町をまわる催しです。

まず、19時30分に放たれる火矢(ひや)の合図で、6台の曳山が大手口(おおてぐち)(※)から曳き出されます。

その後、各町が曳き順通りに順番に参加し、町々を巡行します。

(※)大手口…唐津市内の地域名

■宵曳山
開催日:2025年11月2日(日)
開催時間:19:30~22:00
巡行コース:大手口(全14台中6台巡行開始)~旧城下町を巡行しながら各町から他8台の曳山合流~曳山展示場へ

【11月3日(月・祝)】御旅所神幸(おたびしょしんこう)

唐津市内一帯が祭りの熱気に包まれます
唐津市内一帯が祭りの熱気に包まれます

2日目は、まず早朝5時に、唐津神社と所縁のある神田地区の青年達が「神田(こうだ)かぶかぶ獅子」とよばれる獅子舞を奉納し邪気を祓(はら)います。

9時30分になると、14台の曳山が御神輿(おみこし)とともに、御旅所である西の浜へ向かいます。

12時頃になると、お旅所祭が斎行されます。お旅所への曳き込みと曳き出しの際に見られる、曳山の車輪が砂地に食い込みながらも曳子衆が懸命に曳山を曳く姿は、祭りの最大の見どころともいわれています。

■御旅所神幸
開催日:2025年11月3日(月・祝)
開催時間:9:30~16:30
※曳込みは12:00~、曳出しは15:00~
巡行コース:唐津神社~旧城下町一巡~御旅所(昼休憩)~各町へ
料金:観覧無料

【11月4日(火)】翌日祭(よくじつさい)

高さおよそ7m、重さ約2~3トンの巨大な曳山はまさに圧巻
高さおよそ7m、重さ約2~3トンの巨大な曳山はまさに圧巻

3日目の「翌日祭」では、前日の御旅所神幸とほぼ同じ巡路で、曳山が旧城下町の東西約8kmを巡行します。なお翌日祭では、神輿は出ないのが特徴です。

「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」の掛け声とともに、祭りはフィナーレへと向かい、夕方には曳山展示場へ曳き納められます。

■翌日祭
開催日:2025年11月4日(火)
開催時間:10:00~16:40
巡行コース:唐津神社~旧城下町(前半)~米屋町通り(昼休憩)~旧城下町(後半)~曳山展示場へ

ユネスコ無形文化遺産にも登録された「唐津くんち」は、歴史や芸術性、地域の絆を感じられる貴重な祭りです。子供と一緒に伝統の迫力を体感し、秋の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪「アルピノ」で休憩&展示も楽しもう

唐津くんちの観覧拠点におすすめなのが、唐津駅すぐの「ふるさと会館アルピノ」。館内では特産市が開かれ、地元グルメやおみやげ探しも楽しめます。人混みを避けて休憩するにも便利です。

また、最終日の巡行後、14台の曳山はアルピノの「曳山展示場」に納められます。お祭りを見逃した人も、迫力ある曳山を間近で楽しめますよ。(いこーよとりっぷ編集部)

※現在、曳山展示場建て替えに伴い、唐津市新興町の唐津ふるさと会館アルピノ敷地内に「曳山展示場」を移転。令和7年度中に新しく建て替わる予定です

曳山展示場について(外部リンク)

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名唐津くんち(2025年)
ふりがなからつくんち
開催期間2025年11月2日 〜 2025年11月4日
開催時間11月2日/宵曳山 19:30~22:00
11月3日/御旅所神幸 9:30~16:30
11月4日/翌日祭 10:00~16:40
開催スポット唐津神社周辺、唐津市中心市街地
住所佐賀県唐津市南城内3-13
電話番号0955-72-4963
※窓口は「唐津駅総合観光案内所」です
料金観覧無料(一部有料席・駐車場あり)
アクセス【電車】JR各線「唐津駅」から「唐津神社」まで徒歩で約10分
駐車場駐車場あり
備考【駐車場情報】臨時無料駐車場:松浦河畔公園駐車場ほか2,000台以上
※唐津駅南口へのシャトルバス運行はなくなったため注意ください
【雨天時】荒天時は巡行内容の変更・中止の場合あり
公式URL公式URLはこちら
公開日2025年10月27日/更新日2025年10月27日