三重県桑名市で2025年11月23日に「多度流鏑馬祭り」開催!見どころご紹介
2025年11月23日

三重県桑名市で2025年11月23日に「多度流鏑馬祭り」開催!見どころご紹介

多度鏑流馬祭り(2025)
たどやぶさめまつり
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三重県桑名市

三重県桑名(くわな)市の「多度大社」(たどたいしゃ)では、2025年11月23日(日・祝)に、「多度流鏑馬祭り」が開催されます。

当日は、馬に乗った射手が疾走しながら、3つの的を次々と射抜く迫力の鏑流馬を観覧できます。

今回は、「多度流鏑馬祭り」について、2025年の開催情報や見どころを「多度大社」のご担当者様にお聞きしました!

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「多度流鏑馬祭り」ってどんな祭り?

疾走する馬上の射手が矢を放つ姿に子供も釘付けに!
疾走する馬上の射手が矢を放つ姿に子供も釘付けに!

「多度流鏑馬祭り」は、毎年11月23日に国家安穏の祈りを込めて行われます。

流鏑馬とは、1000年以上の歴史をもつ日本の伝統的な騎射の技術・稽古・儀式のこと。馬を馳せながら(走らせながら)、的に鏑矢(かぶらや)を射ることから、「矢馳せ馬」(やばせうま)とも呼ばれていました。

「多度鏑流馬祭り」は、1991年(平成3年)から弓馬術礼法小笠原教場の一門による奉仕として始まり、現在も「多度大社」の神事として続いています。

的中した的は「当り的」と呼ばれ、縁起物として頒布されるのも特徴。数には限りがありますが、運が良ければ「当たり的」をゲットできるかもしれませんよ♪

「多度大社」ってどんな神社?

「多度大社」の境内の様子
「多度大社」の境内の様子

1500年以上の歴史を誇るといわれる「多度大社」。社殿の創建は5世紀後半、雄略天皇の時代と伝えられています。

本宮には「天津彦根命」(あまつひこねのみこと)、別宮にはその御子神である「天目一箇命」(あめのまひとつのみこと)が祀られています。

白馬が幸せを運ぶといわれる「白馬伝説」も伝わっており、境内では「幸せ運ぶ神の馬」に出会えるかもしれません。

ご利益は、家内安全や商売繁盛、交通安全、厄除け、安産祈願などさまざま。家族みんなで一年の幸せを祈りに訪れたい古社です。

2025年の開催情報は?いつやるの?

鏑流馬の矢が命中するたび歓声が上がります!
鏑流馬の矢が命中するたび歓声が上がります!

2025年の「多度流鏑馬祭り」は、11月23日(日・祝)に開催されます。

鎌倉時代の武士を思わせる衣装を身にまとい、伝統の作法にのっとって行われる儀式は、まるで時代絵巻のよう!

鏑流馬神事を存分に楽しむために、事前に当日の流れをチェックしておきましょう。

当日の流れと見どころをチェック!

厳かな「馬場入りの儀」の様子
厳かな「馬場入りの儀」の様子

当日の12時30分ごろから、神楽殿で行われる「社頭の儀」(しゃとうのぎ)が執り行われ、神職から射手へ弓と矢が授けられます。

続いて13時から、「馬場入りの儀」で奉幣(ほうへい)されたあと、射手たちが馬場へと入り、13時10分ごろ、「流鏑馬はじめませ」の号令が響くと、馬場の緊張感が一気に高まります。

合図の扇が振られると、馬が駆け出し、「インヨー(陰陽)」のかけ声とともに、射手が3カ所に設けられた木製の的を次々と狙います。的中の瞬間には「バンッ!」と大きな音が響き、観客の拍手がわき起こります。

毎年およそ20騎の流鏑馬が行われ、その年の回数は小笠原宗家が決定します。最後には神楽殿前で拝礼が行われ、15時ごろにすべての神事が終了します。

「当たり的」の頒布も実施されます

見事に射抜かれた「当たり的」
見事に射抜かれた「当たり的」

矢が命中した的は「当たり的」と呼ばれ、縁起物として当日授与されます。

数に限りがあるため、手にできればまさに幸運の証! 祭りの記念にもぴったりの一品です。

■当たり的の頒布
頒布時間:13:00頃~15:30頃(流鏑馬開始から終了まで)
頒布場所:流鏑馬会場横 臨時頒布所
料金:初穂料1,000円 

2025年は「T.A.D.O MARKET」(たどまーけっと)も登場!

「T.A.D.O MARKET」の開催チラシ
「T.A.D.O MARKET」の開催チラシ

「多度流鏑馬祭り」と同日には、「多度大社」前の道路と特設会場で、「T.A.D.O MARKET」が開催されます!

「T.A.D.O MARKET」は、多度の「伝統」と「いま」をつなぎなおすことをテーマにしたマーケットです。

三重県各地からクラフト作家や飲食店、カルチャー発信者などが出店し、グルメや雑貨などが販売されます。

■T.A.D.O MARKET
開催時間:11:00~16:30
開催場所:多度大社前道路および特設会場
主催:多度大社前朝市実行委員会・SOCIAL TOWER PROJECT

躍動する馬たちの迫力を間近で感じられる「多度流鏑馬祭り」。歴史ある神事に、ぜひ親子で足を運んでみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪「多度大社」は三重県の「伊勢神宮」との関わりも?

「多度大社」の御祭神である天津彦根命は、伊勢神宮の御祭神・天照大神(あまてらすおおみかみ)の御子神にあたります。

このことから、「多度大社」は古くより伊勢との関わりが深く、「北伊勢大神宮」とも呼ばれています。

お伊勢参りの際に「多度大社」にも立ち寄る風習は現在も残っており、全国から多くの参拝者が訪れます。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)

記事を書いた人

杞山穂花(Clay)

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名多度鏑流馬祭り(2025)
ふりがなたどやぶさめまつり
主催者名多度大社
開催期間2025年11月23日
開催時間流鏑馬開始は13:10頃
開催スポット多度大社
住所三重県桑名市多度町多度1681
電話番号0594-48-2037
料金参拝無料
アクセス【車】東名阪自動車道・桑名東ICから約10分/東名阪自動車道・弥冨ICから約15分/伊勢湾岸自動車道・湾岸桑名ICから約20分
【電車】養老鉄道「多度駅」から徒歩で約15分
駐車場駐車場あり
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公開日2025年11月17日/更新日2025年11月17日