【奈良県桜井市】子供達が暴れ回り山の神に感謝を伝える「亥の子暴れ祭り」2025年見どころ&開催情報
2025年12月7日

【奈良県桜井市】子供達が暴れ回り山の神に感謝を伝える「亥の子暴れ祭り」2025年見どころ&開催情報

亥の子暴れ祭り(2025)
いのこあばれまつり
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奈良県桜井市

奈良県桜井市の高田地区では、2025年12月7日(日)に「亥の子暴れ祭り」が開催されます。

この祭りは、子供たちが思い切り暴れ回って、元気な姿を山の神に見せ、村人を見守っている山の神に感謝するという、全国的にも珍しい奇祭です。

今回は、「亥の子暴れ祭り」について、「いつやるの?」といった2025年の開催情報や見どころを「桜井市役所観光まちづくり課」にお聞きしました!

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、問い合わせ先へ直接ご確認ください

「亥の子暴れ祭り」ってどんな祭り?

竹で組まれた御仮屋に吊るされた木づちや竹筒を子供たちが壊していきます
竹で組まれた御仮屋に吊るされた木づちや竹筒を子供たちが壊していきます

「亥の子暴れ祭り」は、12月の第1日曜に開催されます。

この祭りは、地域を見守る山の神に感謝を伝える行事で、子供たちが全力で暴れ回る姿を神に届けるのが特徴です。

祭りは、「御仮屋(おかりや)暴れ」から始まります。青竹で組まれた御仮屋に吊るされた木づちやわらじなど、農具を模した道具を子供たちが勢いよく壊して暴れ回ります。

さらに、お膳を蹴りあげ、神様に供えたお茶碗やお椀を勢いよく蹴り散らしながら暴れ回る「御膳暴れ」も行われます。

子供たちが元気に暴れるほど山の神が喜ぶとされるので、子供たちもこの日ばかりは全力で大暴れ! 村の人々はその姿を見届け、1年の無事と豊作を改めて感謝し、新たな年を迎える準備を進めていきます。

「亥の子」とは?

子供たちの熱気も徐々に高まっていきます!
子供たちの熱気も徐々に高まっていきます!

亥の子祭りの「亥の子」とは、イノシシの子を指します。

一般的な「亥の子」にちなんだ行事は、旧暦十月の“亥の日”に餅や芋を食べ、無病息災を祈るというもの。

一方で、奈良県桜井市の「亥の子祭り」は、イノシシの子になぞらえた子供たちの力強いふるまいが大きな特徴です。

多くの子を産むイノシシは縁起の良い動物とされることから、1年の無事と豊作を感謝するとともに、子供の健康を祈る意味も込められています。

2025年の開催情報は?いつやるの?

子供たちが力いっぱい竹組みに挑みます
子供たちが力いっぱい竹組みに挑みます

2025年の「亥の子暴れ祭り」は、12月7日(日)に開催されます。

今年も、「御仮屋(おかりや)暴れ」や「御膳暴れ」で、子供たちが大暴れし、神様への感謝や豊作への祈りを捧げます。

祭りに参加できるのは、地区の中学2年生までの子供に限られていますが、地域外の参拝者でも見学はOK。

ぜひ親子で訪れて、古くから続く地域文化にふれてみてはいかがでしょうか。

とりっぷノート♪祭りのルーツとなる神社について知ろう!

「亥の子暴れ祭り」は、かつて奈良県桜井市高田にあった「山口神社」で行われていた行事として知られています。

現在の「山口神社」は、手水鉢や石積みがわずかに残る程度で、往時の姿は残っていないそうですが、祭りとあわせて足を運んでみて、祭りの歴史をたどってみてはいかがでしょうか。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)

記事を書いた人

杞山穂花(Clay)

編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名亥の子暴れ祭り(2025)
ふりがないのこあばれまつり
主催者名奈良県桜井市
開催期間2025年12月7日
開催時間14:00開始
開催スポット奈良県桜井市高田地区
住所奈良県桜井市高田
電話番号0744-42-9111
※電話窓口は「桜井市観光まちづくり課」です
料金見学無料
アクセス【電車】JR・近鉄「桜井駅」から徒歩で約30分
駐車場駐車場なし
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公開日2025年12月02日/更新日2025年12月02日