奈良県桜井市の大神神社で1月1日に「繞道祭」開催!迫力ある祭りの見どころご紹介
奈良県桜井市の「大神(おおみわ)神社」では、2026年1月1日(木・祝)に、「繞道祭」(にょうどうさい)が開催されます。
「繞道祭」は、年明けを飾るご神火(しんか)を用いる祭典です。3本の大松明(おおたいまつ)を氏子の若者が担ぎ、山のふもとに鎮座する摂末社を巡る迫力ある光景が見られます。
今回は、大神神社の「繞道祭」について、2026年の開催情報や見どころを「大神神社」にお聞きしました!
※サムネイル画像提供:大神神社
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「大神神社」ってどんな神社?
「大神神社」は、日本最古といわれる長い歴史を持つ古社です。
ご神体(しんたい)は、奈良盆地の南東にそびえる標高467mの三輪山(みわやま)そのもの。本殿はなく、拝殿の奥にある三ツ鳥居を通して三輪山を拝むのが古くからの習わしです。
三輪山は、国造りをされた大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が御魂を留めたという神山で、昔から「神の宿る山」として崇められてきました。
ご祭神の大物主大神は国造りの神様として知られており、農業や工業、商業といったすべての産業開発、 方除(ほうよけ)などのご利益があるといわれています。
ご神体とご祭神の違いは?
もともと神様は姿を持たない存在と考えられており、神様が宿ったり降臨したりする場所や物を「依代(よりしろ)」と呼びます。
神社でお祀りしている依代は「ご神体」と呼ばれます。
ご神体には、山や樹木、石、鏡、玉、剣、絵画、御幣などがあり、その形は神社によってさまざまです。
「繞道祭」ってどんな祭り?
大神神社の「繞道祭」は、毎年1月1日の元旦に行われます。
祭りでは、0時になると、宮司が神前に立ち、古くから伝わる作法でご神火を起こします。ご神火は、長さ約3mの大松明2本に移され、白装束に身を包んだ氏子の若者たちによって担がれます。
その後、松明で道を照らしながら、摂社・末社あわせて19社を巡拝します。祭典の名前にある「繞」とは、「めぐる」という意味です。
巡拝を終えたご神火は境内の拝戴所へ移され、参拝者はその火を火縄に移し、自宅へ持ち帰ります。自宅に持ち帰った火は神棚の灯りや正月の雑煮に使われ、祝火として一年の無病息災を願います
2026年の開催情報は?いつやるの?
2026年の「繞道祭」は、1月1日(木・祝)に開催されます。
境内では、ご神火の大松明が燃え盛る迫力あふれる光景が見られます。
この祭りで使われるご神火は、“浄火”ともいわれ、けがれをはらい、身を清める力があるとされています。
古代からの火への信仰を、今に伝える神事として受け継がれている大神神社の「繞道祭」。ぜひ親子で訪れて、新しい年を迎えてみてはいかがでしょうか。
とりっぷノート♪駐車場情報をチェック!
「大神神社」には、JR側の踏切よりも西側に、普通車を590台駐車できる広々とした駐車場が用意されています。
通常参拝時は無料で利用できますが、毎年1月1~5日の正月特別期間は有料となります。(いこーよとりっぷライター:杞山穂花)
記事を書いた人
杞山穂花(Clay)
編集プロダクションClay所属の編集・ライター。食べること・文章を書くことがとにかく大好きです。やんちゃな愛猫に日々癒され中。パパママ、そして子供たちのワクワクドキドキな思い出づくりのお手伝いができれば幸せです!
イベント基本情報
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|---|---|
| イベント名 | 大神神社 繞道祭(2026) |
| ふりがな | おおみわじんじゃ にょうどうさい |
| 主催者名 | 大神神社 |
| 開催期間 | 2026年1月1日 |
| 開催時間 | 1:00~ |
| 開催スポット | 大神神社 |
| 住所 | 奈良県桜井市三輪1422 |
| 電話番号 | 0744-42-6633 |
| 料金 | 無料 |
| アクセス | 【車】西名阪自動車道・天理ICから約30分 【電車】JR桜井線(万葉まほろば線)「三輪駅」から徒歩で約5分 |
| 駐車場 | 駐車場あり |
| 備考 | ※正月期間中は初詣などによる混雑などの影響により、アクセスに記載している所要時間どおりに神社へ到着することが難しい場合があります。あらかじめ余裕をもってご移動ください。 |
| 公式URL | 公式URLはこちら |
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