荒々しい太鼓の音がまちに響き渡る<br/>1,200年の歴史を誇る伝統行事
毎年1月1日

荒々しい太鼓の音がまちに響き渡る
1,200年の歴史を誇る伝統行事

由比のお太鼓祭(2023年)
ゆいのおたいこまつり
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歴史・文化を感じる
静岡県静岡市

静岡県静岡市清水区にある「豊積(とよづみ)神社」で、2023年1月1日(日・祝)に「由比のお太鼓祭」(ゆいのおたいこまつり)が行われます。

由比の町に響き渡る太鼓の音と歌声が、新しい年の幕開けを伝えてくれます。

※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部変更する可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

「由比のお太鼓祭」とは?

町を練り歩く「渡り初め」
町を練り歩く「渡り初め」

静岡市清水区由比町の「豊積神社」で元旦から3日未明にかけて行なわれる「由比のお太鼓祭」は、静岡県の無形文化財に指定されている伝統行事。

威勢よく太鼓をたたきながら地域一帯を練り歩き、各家庭を訪れて家内安全や豊漁を祈願する漁師町ならではのお祭りです。

祝い事のあった家で太鼓をたたく「入れ太鼓」
祝い事のあった家で太鼓をたたく「入れ太鼓」

元日の朝、豊積神社の神殿では、太鼓に神さまを乗せる儀式が挙行されます。

その後、正午過ぎからまちに繰り出し、家々を払い清めて回る「渡り初め」や、前の年に結婚や出産などの祝い事があった家に太鼓を入れて祝う「入れ太鼓」が行われます。

例年、祭りは3日未明まで続きます
例年、祭りは3日未明まで続きます

2日目は、太鼓に合わせて歌を歌いながら旧街道を練り歩きます。そして深夜0時を過ぎた頃に神社境内に入り、境内の井戸水で身体を清めた裸の若者達が激しく太鼓をたたく「送り太鼓」が行われます。

「由比のお太鼓祭」の由来・歴史

過去開催時の様子
過去開催時の様子

征夷大将軍・坂之上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷討伐に行く途中、豊積神社に立ち寄り戦勝を祈願。

数年後、勝利を収めた田村麻呂が戦勝のお礼に再び立寄った際に、村人たちは3日間にわたり酒や肴(さかな)でもてなし、太鼓を打ち鳴らしてお祝いしたのが「お太鼓祭り」の始まりと言われています。1,200年もの長きにわたり伝えられている伝統行事です。

2023年の「由比のお太鼓祭」 は?

過去開催時の様子
過去開催時の様子

お祭りを挙行している豊積会(青年部)に入団する若者が年々減少し、担い手不足になっていることから、2023年のお祭りから元日のみに凝縮して執り行われる予定です。送り太鼓終了時には福銭・紅白餅の進呈を予定しています。

なお、2023年の送り太鼓では、ご神水(井戸水)の清めの水掛けは行いません。

とりっぷノート!ここに注目

少子高齢化などによる時代の流れからお祭りに参加できる担い手が減少していますが、1,200有余年の歴史あるお祭りが永遠に継続できるよう、また見応えのある「お太鼓祭り」の復活に向け微力ながら努力する所存です。

由比は『桜えび』のまちです。コロナ禍ではありますが感染拡大防止対策をして、ぜひ1度見に来てください。(豊積神社 お太鼓祭り保存会々長・原裕喜さん)

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪

イベント基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
イベント名由比のお太鼓祭(2023年)
ふりがなゆいのおたいこまつり
主催者名豊積神社
開催期間毎年1月1日
定休日【豊積神社出発(旧道を1往復)】14:30~16:30
【一般参加のお太鼓祭り(豊積公園)】16:30~17:00
【子ども太鼓・三連太鼓(豊積公園)】17:00~17:40
【豊積公園から豊積神社へ移動】17:40~18:15
【送り太鼓(豊積神社境内)】18:15~19:00
開催スポット豊積神社(一部イベントは豊積公園で実施)
住所静岡県静岡市清水区由比町屋原185
電話番号054-221-1066
※電話窓口は、「静岡市観光交流文化局文化財課」です
料金入場無料
アクセス【車】東名高速・富士ICから約25分
【電車】JR東海道本線「由比駅」から徒歩で約13分
駐車場駐車場なし
公式URL公式URLはこちら
公開日2022年12月11日/更新日2022年12月12日