鎌倉時代から伝わる鹿島神宮の神事
白い御神馬を引き廻す「白馬祭」
茨城県鹿嶋市にある「鹿島神宮」では、2023年1月7日(土)に「白馬祭」が行われます。
威風堂々と歩く美しい白馬の姿を見て、親子で新しい年の邪気をお祓いしましょう。
※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、一部変更する可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「白馬祭」とは?
鎌倉時代から伝わる神事「白馬祭」は、茨城県鹿嶋市の「鹿島神宮」で毎年1月7日に開催されています。
新年を迎え、最初に本殿の御扉を開けるタイミングにあわせて馬を曳き廻した祭りが今に伝わっているもので、別名「大神様のお目覚め」とも呼ばれています。
“年の始めに白馬を見ると年中の邪気を祓う”という言い伝えがあり、毎年多くの参拝客で賑わいます。
「白馬祭」の由来・歴史
鎌倉時代の初期頃から続く神事で、もともと宮中行事だったものを、鹿島神宮に移したとされています。
江戸時代には、上級の神職から七頭の馬が出され、明治頃になると各町内が一頭ずつ持ち寄りました。馬が少なくなった現代では、乗馬クラブなどから数頭を借りて神事を行っています。
御神馬が踏んだものを身に着けると願いが叶う
例年、日が沈み切って辺りも暗くなった18時から神事がスタート。楼門前でお祓いを受けた神馬が、賑やかな笏拍子(しゃくびょうし)や神楽太鼓の音と共に本宮前を廻ります。
“御神馬が踏んだものを持っていると願いが叶う”とも言われており、参拝者は御神馬の通り道にハンカチやタオルを敷き、踏んでもらえるようにその足取りを見守ります。
※2023年は感染症対策のためハンカチ等を置くことは禁止です
2023年は規模を縮小して開催!
2023年は、1月7日(土)18時から開催されます。 例年は鹿島神宮から甘酒と七草粥の振舞いがありますが、新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため中止です。
また、御神馬の頭数を減らして、神馬の引き回し区域・見学区域も一部変更するなど、規模を縮小しながら実施予定です。
※変更がある場合は、鹿島神宮の公式サイトにお知らせが掲載されます
とりっぷノート!ここも注目
日も沈んだ18時から行われる白馬祭。暗闇の中、かがり火が灯る幻想的な神社の景色も見所のひとつです。(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)
記事を書いた人
宇都宮薫
多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪
イベント基本情報
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イベント名 | 鹿島神宮 白馬祭(2023年) |
ふりがな | かしまじんぐうおうめさい |
主催者名 | 鹿島神宮 |
開催期間 | 毎年1月7日 |
開催時間 | 18:00〜 |
開催スポット | 鹿島神宮 |
住所 | 茨城県鹿嶋市宮中2306-1 |
電話番号 | 0299-82-1209 |
料金 | 入場無料 |
アクセス | 【車】東関東自動車道・潮来ICから約15分 【電車】JR鹿島線、鹿島臨海鉄道「鹿島神宮駅」から徒歩で約10分 【高速バス】「東京駅」八重洲南口発「かしま号」で約2時間 |
駐車場 | 駐車場あり |
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