鴨川・誕生寺で除夜の鐘つきを体験
スケジュールや参加方法をチェック

千葉県鴨川市にある「誕生寺」では、2023年12月31日（日）に「除夜の鐘つき」が行われます。

家族でおでかけして、今年1年の悩みや誘惑をすっきりはらい、晴れやかに新年を迎えませんか？

参加方法や当日スケジュールのほか、誕生寺の歴史もあわせてご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

2024年の誕生寺 除夜の鐘情報はこちら

「除夜の鐘」とは？

植物の天井画が美しい「誕生寺」の本堂

「除夜の鐘つき」は、古来から年末年始に行われる日本の年中行事です。

毎年12月31日の大晦日から新年へと変わる深夜0時をはさんで、お寺の梵鐘（ぼんしょう）を108回つきます。「108」は、仏教で人の心を悩ませる煩悩（ぼんのう）の数とされています。

現在は、訪れた人の数に合わせて鐘をつくお寺も増えていますが、煩悩と同じ数だけ鐘をつくことで、煩悩を断ち切って、新年を晴れやかに迎えられると考えられています。

「誕生寺」の歴史

千葉県の有形文化財に指定されている仁王門

「誕生寺」は、1276年（建治2年）に日蓮聖人の弟子の日家が、日蓮聖人の生家跡に建立したお寺です。

しかし、1498年（明応7年）と1703年（元禄16年）の2度にわたり大地震、大津波に見舞われ、現在の鴨川市小湊に移転しました。

その後、26代日孝が水戸光圀の支援を得て「七堂伽藍」（しちどうがらん）を再興。近代に入ってからは、大正天皇にちなんだ廟所（びょうしょ）が建立されています。

山内には、幼少期の日蓮聖人像や祖師堂など、日蓮に関わる施設が点在しています。

2023年「除夜の鐘つき」開催情報

日蓮聖人像を安置している祖師堂

2023年の「除夜の鐘つき」は、例年通り、12月31日の23時から、仁王門近くの鐘楼（しょうろう）前で整理券が配布されます。1人1枚500円で整理券を求めれば、鐘をつくことができます。

なお、仁王門前では、疫病退散を祈願する「疫病退散水行式」が同日22時30分から行われる予定です。「疫病退散水行式」では、お坊さんがふんどし一丁で体を清め水をかぶります。

とりっぷノート♪大願成就の鯛のお守りに注目

かわいい鯛のお守り「願満の鯛」

「誕生寺」では、願いが叶うお守りとして、かわいい鯛のお守り「願満の鯛」を求めることができます。大きさによって、1,500円（小）、3,000円（中）、10,000円（大）、20,000円（特大）があります。
※上記は2022年開催時の価格になります。2023年の価格は購入前にご確認ください

「願満の鯛」は、日蓮聖人の化身である鯛が病気の平癒など、願いを叶えてくれると信じられている縁起物。家族の幸せを願って、求められてみてはいかがでしょうか。（いこーよとりっぷライター・笹間聖子）

記事を書いた人

笹間聖子

大阪在住のフリーライター、時々編集者。書籍・雑誌・WEB・PRツールに携わっています。メインジャンルは、幼児教育、ホテル、医療、発酵、人の生き方・働き方。累計10,000人に取材した経験から、専門用語が頻発する事柄を、分かりやすい文章にまとめるのが得意に。また、誰かの「普通」に面白さを見出し、その魅力を伝えるのが好きです。