噌ムリエと相談して味噌を選ぼう!
味噌汁も味わえる佐野みそ亀戸本店
JR総武線、東武鉄道亀戸線「亀戸駅」から歩いて約3分のところにある「佐野みそ亀戸本店」は、1934年(昭和9年)創業の老舗味噌(みそ)専門店です。全国から選りすぐった70種類もの味噌を扱っていて、試食をしながら量り売りで購入することができます。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
味噌を試食してじっくり選べる老舗味噌専門店
たくさんの味噌の樽(たる)がずらりと並ぶ「佐野みそ亀戸本店」の店内。一歩足を踏み入れると、芳しい味噌の香りに包まれてなんとも幸せな気分になります。
とにかく種類が豊富なので、どれを購入したらいいのか迷ったときは、味噌マイスター「噌ムリエ」(そむりえ)に相談してみましょう。いろいろな種類の味噌を試食して、自分にぴったりの味噌を一緒に探してもらえます。
普段はあまり味噌にこだわりがない人でも、ここに来れば好みの味噌と出会うことができ、毎日の料理がより楽しいものになるはずです♪
「味噌の味の微妙な違いなんてわかるかな?」と思いながらも、噌ムリエのアドバイスのもと何種類か食べ比べてみると、コクも風味も舌触りもそれぞれの違いがはっきりと感じられて驚きです。
一口に「味噌」と言っても原料から熟成期間までさまざまな物があるとわかり、味噌の個性の強さをあらためて感じることができました。
味噌汁にして飲み比べも!
出汁(だし)とあわせて味噌汁にして飲み比べてみることもできます。
6種類の味噌が用意されているので、気になる味噌があれば、紙コップに入れた出汁に溶いて試飲してみましょう。そのまま食べてもおいしいけれど、出汁に溶くとより一層味わい深くなりますよ。
おすすめは数種類の味噌のブレンド
「佐野みそ」では、複数の味噌のブレンドをおすすめしているのだそう。
数種類の味噌を別々に冷蔵庫に保管しておいて、「今日は疲れたな〜」という時は塩分高めで濃厚な赤味噌系を多めにしたり、「今日はゆっくりのんびりしたい気分」という時は、優しい味わいの白味噌系を多くしたりと、さまざまなアレンジが楽しめます。
ブレンドする際には、赤味噌と白味噌、辛口と甘口といった正反対のものや、米味噌と麦味噌のように素材が違うもの同士を選ぶと、それぞれにないものを補いあい、味わいに幅が出てよりおいしくなるのだそうですよ。
イートインで味噌メニューを楽しもう!
お店の奥にはイートインスペース「味苑」(あじえん)があり、味噌汁のセットや味噌スイーツが楽しめます。ここで使われている味噌はお店で購入することもできるので、お試しがてらぜひ寄ってみてくださいね。
味噌汁は、出汁と味噌本来の味が楽しめる「素おみそ汁」と、7種の具材+魚or肉が選べる「具おみそ汁」の2タイプ。また、選べる味噌は6種類あり、2種類をブレンドすることもできます。
具だくさんの味噌汁と焼おむすびのセット
今回は具だくさんの味噌汁と焼おむすびのセットを頼んでみました。味噌はブレンドするのがおすすめということで、赤味噌と白味噌をチョイス。
濃厚で香りの良い味噌が具材としっかり調和していて感動もののおいしさでした。普段の食卓では脇役になりがちな味噌汁ですが、これはもう完全に主役です !
焼おむすびは、おかず味噌をつけていただきます。日替わりで、鮭みそ、鶏みそ、野菜みそ、鴨ねぎ味噌、大葉味噌、薬膳味噌2種のなかから3種類が味わえます。お口直しに蕎麦(そば)ぼうろとかりんとうもついています。
味噌のコクと旨みがたまらない「みそプリン」
「みそプリン」は、昔ながらの固めのプリンかなめらかなタイプが選べます。この日選んだのは固めのプリン。
プリンには西京味噌、カラメルには八丁味噌を使っています。コクのあるプリンに八丁味噌入りカラメルのほろ苦さが絶妙にマッチ。味噌の風味がするのに、ほどよく甘くてスイーツ感があり、これはクセになりそう!
亀戸は下町人情に溢れる便利なまち!
最後に、「佐野みそ亀戸本店」の佐野記子さんに亀戸の好きなところを聞いてみました。
「亀戸は、駅ビルも商店街もあってなんでもそろう便利なまちです。下町人情に溢れていて暮らしやすいところも好きですね。少し歩けば『亀戸天神』や『亀戸香取神社』、『亀戸中央公園』や『猿江恩賜(さるえおんし)公園』もあって、のんびりお散歩するコースにも事欠きませんよ」
味噌の違いを知り、味わい、学べる楽しい専門店。親子で亀戸を訪れたら、ぜひ立ち寄ってみてください♪
とりっぷノート★味噌選びを食育に!
同店の顧客のなかには、味噌を選ぶことを食育に生かしている家庭もあるそうです。
ある家庭では、タッパーに何種類かの味噌を入れておいて、「今日はどれにする?」と子供に選ばせて、味噌こしで溶いてもらっているのだとか。
毎日違う味の味噌汁が味わえて楽しそう! 親子のコミュニケーションにもなりますね。(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)
記事を書いた人
宇都宮薫
多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪
スポット基本情報
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スポット名 | 佐野みそ亀戸本店 |
ふりがな | さのみそかめいどほんてん |
住所 | 東京都江東区亀戸1-35-8 |
電話番号 | 0120-120-685 |
営業時間 | 10:00~18:30/味苑は11:00〜15:00(土・日・祝日16:00まで) |
定休日 | なし(年初を除く) |
料金 | 金亀子みそ500g980円〜、糀つぶみそ500g460円〜、相白味噌 500g720円〜など 【味苑】素おみそ汁713円~、具おみそ汁1,018円~など |
アクセス | 【車】首都高7号小松川線・錦糸町出入口から車で約5分 【電車】JR総武線、東武鉄道亀戸線「亀戸駅」から徒歩で約3分 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり |
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