弾力のあるもっちりくず餅が絶品!<br/>藤棚も見事な船橋屋亀戸天神前本店

弾力のあるもっちりくず餅が絶品!
藤棚も見事な船橋屋亀戸天神前本店

船橋屋 亀戸天神前本店
ふなばしやかめいどてんじんまえほんてん
食べる
東京都江東区

JR総武線、東武鉄道亀戸線「亀戸駅」から歩いて約10分のところにある「船橋屋 亀戸天神前本店」は、1805年(文化2年)に創業した老舗の甘味処です。江戸時代から伝わるくず餅が有名で、亀戸天神のすぐそばにあるため、お詣りがてらに立ち寄ってひと休みするのにもぴったりです。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

大きな藤棚が目印!広々とした喫茶ルームも

藤のシーズン中の「船橋屋 亀戸天神前本店」
藤のシーズン中の「船橋屋 亀戸天神前本店」

店先にある大きな藤棚が「船橋屋 亀戸天神前本店」の目印です。

取材に訪れた初夏には、緑の葉っぱで涼しげな木陰を作っていた藤棚ですが、毎年藤のシーズンになると見事な花を咲かせます。この景色を見るために藤のシーズン中に訪れる人も多いのだそう。

2016年にリニューアルした店内
2016年にリニューアルした店内

店内には広々とした喫茶ルームがあり、落ち着いた和の雰囲気のなかで、ゆったりと甘味を楽しめます。お土産用のテイクアウトも購入することができますよ。

江戸時代から続く歴史をもつ船橋屋

1926年~1945年(昭和初期)頃に撮影された「船橋屋本店」
1926年~1945年(昭和初期)頃に撮影された「船橋屋本店」

船橋屋の創業は、江戸時代後期にあたる1805年です。下総国船橋(現在の千葉県船橋市周辺)出身の初代が、梅や藤が見頃になるとよく亀戸天神にお詣りに来ていたのだそう。その際に「休憩する場所がない」と気づき、亀戸天神の境内に茶店(くず餅屋)を開いたのが始まりです。

明治時代になると腰をかけることもできないくらいの繁盛店になったことをきっかけに、亀戸天神のそばに店を構えました。文豪の芥川龍之介や吉川英治らも訪れたといわれています。

船橋屋のおすすめメニューを紹介!

おいしそうな甘味がずらり
おいしそうな甘味がずらり

お店のショーケースには見ているだけでもワクワクするような色とりどりの甘味がいっぱい♪

船橋屋の広報さんに聞いたおすすめメニューを3つご紹介します。

【おすすめ1】独特の弾力がたまらない!無添加の「くず餅」

「くず餅」(790円)
「くず餅」(790円)

船橋屋の「くず餅」は、原料である小麦でんぷんを450日間かけて乳酸発酵させているのが特徴です。じっくり発酵させることによって、もっちりとした独特な弾力が生まれるのだそう。

くず餅には微かな酸味があり、コクのある黒蜜と香ばしいきなこが絶妙にマッチします。保存料や着色料を一切使っていないところもこだわりなんですよ。

【おすすめ2】こだわりあんこの「クリーム白玉あんみつ」

【おすすめ2】こだわりあんこの「クリーム白玉あんみつ」
【おすすめ2】こだわりあんこの「クリーム白玉あんみつ」

「クリーム白玉あんみつ」には、専門の職人が丁寧に作った程よい甘さのあんこがたっぷりと乗っています。酸味のあるレモン羊羹がちょうど良いアクセントに。

さらに、くず餅まで入っている点も船橋屋ならではのうれしいポイントです。ボリュームたっぷりで大満足の一品です。

【おすすめ3】藤の花をイメージした「くず餅乳酸菌(R)入りかき氷」

「くず餅乳酸菌入りかき氷 藤(葡萄)」1,100円
「くず餅乳酸菌入りかき氷 藤(葡萄)」1,100円

暑い季節に人気なのはやっぱりかき氷。「くず餅乳酸菌入りかき氷 藤(葡萄)」は毎年恒例、紫色のシロップに緑のピスタチオを散らして藤の花をイメージした一品です。シロップに「くず餅乳酸菌」が入っていて、冷たいけどお腹に優しいのが特徴なんです。

ねっとりとした濃厚なぶどうシロップがかかっていて、後味はさっぱり。食べ進めていくと、氷の中には紫芋のあんこがぎゅっと詰まっています。シロップとあんこのダブルの甘さが楽しめるのが贅沢(ぜいたく)ですね!

2023年の「くず餅乳酸菌入りかき氷」提供期間は、9月24日(日)までです。

亀戸天神のフォトスポットを見つけてみて!

「船橋屋」戦略企画部広報室の猪瀬七夏(いのせななか)さん
「船橋屋」戦略企画部広報室の猪瀬七夏(いのせななか)さん

最後に、「船橋屋」戦略企画部広報室の猪瀬七夏さんに亀戸の好きなスポットを聞いてみました。

「いちおしスポットは亀戸天神です。やはり船橋屋のはじまりの場所だからです。亀戸天神の境内からは、社殿とスカイツリーがコラボした写真が撮れるんですよ。みなさんも、絶好のフォトスポットを探してみて下さいね。

また、亀戸の飲食店でおすすめなのは、おいなりさんが美味しい『花いなり』さん、そして女性店主さんが経営しているラーメン屋『しののめヌードル』さんです。どちらのお店も船橋屋のすぐ近くです。ぜひチェックしてみてください!」

200年以上続く伝統を大切に守りながらも様々な新しい商品を展開する船橋屋。亀戸に訪れた際にはぜひ寄ってみてくださいね!

とりっぷノート★藤シーズンの限定メニューもおすすめ!

藤の時期だけの限定メニュー「藤のおしるこ ミニくず餅セット」(1,250円)
藤の時期だけの限定メニュー「藤のおしるこ ミニくず餅セット」(1,250円)

毎年、藤のシーズンになると、藤の花をイメージした限定メニューが登場します。

「藤のおしるこ」は、船橋屋特製の小豆と紫芋餡(あん)の二層仕立てになったおしるこ。「飲むくず餅乳酸菌」が配合されているため、濃厚なのにさっぱりした後味です。

シーズンごとにさまざまなメニューが楽しめる船橋屋には、時期を変えて何度も再訪したくなりますね♪(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)

記事を書いた人

宇都宮薫

多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪

スポット基本情報

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。
スポット名船橋屋 亀戸天神前本店
ふりがなふなばしやかめいどてんじんまえほんてん
住所東京都江東区亀戸3-2-14
電話番号03-3681-2784
営業時間テイクアウト9:00~18:00/イートイン11:00〜17:00LO
定休日なし
料金くず餅790円〜/クリーム白玉あんみつ1,040円〜など
アクセス【車】首都高7号小松川線・錦糸町出入口 から車で約6分
【電車】JR総武線、東武鉄道亀戸線「亀戸駅」から徒歩で約10分/JR総武線、東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」から徒歩で約10分
駐車場周辺にコインパーキングあり
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公開日2023年09月06日/更新日2023年09月06日