日々の生活を大切にするヒントも。
潮風を感じるオーガニックカフェ
神奈川県逗子市の「Beach Muffin(ビーチマフィン)」は、逗子・葉山エリアにあるオーガニックカフェの代表ともいえる店。厳選素材のベジメニューやスイーツなど安心安全なメニューが揃い、多くの親子連れに愛されています。
築90年を経た木造の店内は、アンティークな家具やオーガニック雑貨、エコフレンドリーな暮らしに関わる書籍が並ぶ、くつろぎの空間。古い友人の家を訪れたような居心地の良さとともに、環境や自然にやさしい暮らしを考えるきっかけを与えてくれます。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
田越川のせせらぎと潮風を感じながら店まで散歩
京急逗子線の「逗子・葉山駅」から逗子海岸方面へ約10分。海沿いのまちが持つ特別な空気を感じながら歩いていると、左手に現れるのが、今回ご紹介する「Beach Muffin」です。
店頭では無農薬野菜やマフィンを販売
店頭では、横須賀市で無農薬・無化学肥料栽培を行う農家、「Sho farm」のとれたて野菜を販売。肥料に頼らず植物自身が持つ力で育った野菜は、とても健康でおいしいと評判です。
※2022年3月現在、端境期のため店頭販売を休止中。4月頃から再開予定です
色鮮やかな野菜を横目に店へ入ると、甘くこうばしい香りがふわり。正面のショーケースには焼きたてのスイーツが並び、目をうばわれます。
看板商品のマフィンはオーガニック食材を使い、1つ1つ丁寧に焼いたもの。日によって品揃えが変わり、特に人気は「チョコレート」と「小麦なしバナナココナッツ」だそうです。
「さて、何を食べようかな?」とワクワクしながら、いざ店内へ!
丁寧にセレクトされた家具&ディスプレイに心躍る
イートインスペースは外観から想像していたよりもずっと広く、大きな窓からやさしい光が差し込んでいます。
センスのいいアンティーク家具がゆったりと並び、まるで外とは別世界のよう。家具が重ねてきた長い年月に思いをはせると、使っていた人々の暮らしにまで想像がふくらみ、豊かな気持ちに包まれます。
席ごとに異なるテーブルやチェア、ソファが置かれていて、どれもすごく素敵。インテリアショップを訪れたときのように、1つ1つじっくり眺めるのも幸せな時間です。
雑貨やグリーンなどのディスプレイにもオーナー・クラウチマリコさんのセレクトが光り、どこを切り取っても絵になる空間。どんな席に案内してもらえるのか、期待で胸がふくらんでいきます。
明るく開放的な中2階は子供連れにぴったり!
階段を数段上り中2階へ。私たち取材チームは、こちらの席に案内していただきました。テーブルサイドの小さなお庭には、元気いっぱいのグリーンが所狭しと並んでいます。
中2階のスペースはソファ席がほとんど。席と席との間を空けてゆったりと配置されていて、子供連れでも気兼ねせずに過ごせます。この日も親子連れが何組か来店し、子供たちの明るい声が聞こえていました。
さらに奥に行くと、窓際に赤いソファが置かれています。おひさまの光を浴びながら、ここで子供と一緒に絵本を読んだりおしゃべりをしたり。穏やかで心豊かな時を過ごせそうなスペースですね。
体にも環境にもやさしい!安心安全な食材を使用
イートインのメニューには、店頭でも購入できる焼き菓子のほか、「バナナワッフル」や「豆腐サンデー」などのデザート類、ピタサンドやブリトーといったベジメニューが並びます。
大豆ミートのハンバーグをのせた「キッズロコモコ」は、子供が野菜をたっぷり食べられる一品。
穀物コーヒーやハーブティーなどノンカフェインドリンクも用意されています。妊娠中のママにとっては嬉しいポイントですよね。乳製品を使わないヴィーガンメニューやベジタリアン対応のメニューがあるのも特徴です。
この日は「穀物コーヒーのソイラテ」と「木の実のブラウニー」をオーダー。甘さ控えめのブラウニーにはナッツがぎっしり詰まっていて、食べ応え十分でした。「穀物コーヒーのソイラテ」は麦芽飲料に似たやさしい風味で、小さな子供にもおすすめです♪
逗子発祥「ヨロッコビール」のタップルームも!
ビールが好きなママパパは、「ヨロッコビール」もお見逃しなく。熱処理やろ過処理をほどこさず、生きた酵母と鮮度にこだわった逗子生まれのクラフトビールです。
「ヨロッコビール」のコンセプトは「Drink Local」。 仕込みに地元の水を使い、鎌倉や葉山産のホップや地元の果物なども取り入れながら、バリエーション豊かなビールを醸造しています。
2022年現在、逗子市内で樽生を飲めるのは「Beach Muffin」のみ。日替わりで、毎日4~5種類のビールが楽しめます。
日々の暮らしを考えるヒントがいろいろ!
オーナーのクラウチさんは、「オーガニック」という言葉や概念が日本に浸透する前からオーガニック食材の輸入を行い、その普及に努めてきた方。提供するメニューの食材はもちろん、小売りする雑貨や食品も生産者の顔がわかるものにこだわっています。
店の一角にフードロスを減らす量り売りのコーナーがあるほか、オーガニック素材を用いたキッチンクロスやオリジナルエプロン、地球にやさしい衣食住をテーマにした書籍も販売。
「普通の毎日を大切にしたい」。そんなクラウチさんの思いは、子供たちが生きる未来を守る“持続可能なライフスタイル”につながっています。
この店を訪れたら、販売されているモノ、飾られているモノ、1つ1つにぜひ注目してみてください。日々の暮らしを少しだけ変えたくなる、そんなヒントがきっと見つかるはずです。
時間帯によっては混雑して待つことがあります。比較的空いている平日の11時~、16時過ぎの来店がおすすめ。子供の春休みや冬休みを利用しておでかけしてみてはいかがでしょうか。
記事を書いた人
雨宮あかり
「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。
スポット基本情報
| |
---|---|
スポット名 | Beach Muffin |
ふりがな | びーちまふぃん |
住所 | 神奈川県逗子市桜山8-3-22 |
電話番号 | 046-872-5204 |
営業時間 | 11:00~18:00、タップルーム土・日曜12:00~18:00(平日もビーチマフィンの営業時間内はビールをオーダーできます) |
定休日 | 月~水曜 ※臨時休業あり |
料金 | 木の実のブラウニー350円(テイクアウト価格)、マフィン各350円(テイクアウト価格)、キッズロコモコ800円、ヨロッコビール900円 |
アクセス | 京急逗子線「逗子・葉山駅」から徒歩約10分 |
駐車場 | 駐車場あり |
備考 | 駐車場は3台分です |
公式SNS |