子供は大人に！大人は子供に！
楽しく遊びながら学べる科学館

JR常磐線「日立駅」近くに1990年に開館。地域の交流拠点として再整備し、2021年に「日立シビックセンター科学館『サクリエ』」として生まれ変わりました。ダイナミックな体験型展示物が満載で、楽しく遊びながら科学を学べます。

開館30年、2021年に大リニューアル！

日本最大級の科学体験ジャングルジム「ためしてハニカム」

音楽ホールや図書館、会議室などを備える日立市の文化施設「日立シビックセンター」。「日立シビックセンター科学館」は施設内の8階と9階にあり、1990年の開館以来、たくさんの人に親しまれてきました。2021年に「サクリエ」という愛称が加わって、リボーンオープン。

愛称は公募で決まったもので、サイエンス・クリエイション・アトリエといったことばを組み合わせ、日立市の花「サクラ」や「咲く」の響きにも通じる造語。科学館やまちへの愛着が感じられますね。

約1年にわたる再整備で、展示物のほとんどが新しくなり、体験型の展示が大幅に増えました。リニューアルの目玉となったのが、巨大なジャングルジム「ためしてハニカム」。高さ約7m、幅約20m、奥行き約5ｍという巨大な3層構造の空間に13の展示物があり、冒険気分で移動しながら科学のしくみをじっくり学べます。

実はこの「ためしてハニカム」は8階と9階の2つのフロアをつないでいます。ネットや透明の仕切りを使用しているため、パパやママも安心して遊ぶ様子を見守ることができます。

みんなが楽しめるイベントやコーナーが豊富

サイエンスショーが見学できる「サイエンススタジオ」

毎日4回行われる「サイエンスショー」は、FMひたち・大田和さんもおすすめのイベント。「風」「大気圧」「ロケット」「音」「シャボン玉」など、さまざまなプログラムがあり、大人も子供も夢中になれます。自分でも実験をしたくなったら、気軽に体験できる「はてなコンテナ」にも挑戦してみましょう。

ほかにも、工作や実験のワークショップを行う「ひらめきアトリエ」や、未就学児向けの「キッズガーデン」など、生まれ変わった館内には楽しいコーナーが盛りだくさんです。

日立シビックセンターの1階にはミュージアムショップもあります。工作＆実験キットや、科学や宇宙をモチーフにした文房具など科学館に関連するものから、日立市の文化や伝統を取り入れたものやオリジナルグッズまで揃うので、記念の品やお土産探しにぜひどうぞ。

世界最高峰のシステムを備えたプラネタリウム

美しい星空と壮大な宇宙を体感できる「天球劇場」

「日立シビックセンター」といえば、巨大な球体がひときわ目を引きます。ここは満天の星を楽しむことができる「天球劇場」。光学式＆デジタル式の2つの投影機や照明・音響設備で、星空や宇宙を感じることができます。

1日に上映されるのは4〜6プログラム。当日の星空や天文の話題を解説員の生解説で案内してもらえる「星めぐり☆プラネタリウム」から、恐竜の時代を再現したCG映像番組、人気アニメのキャラクターたちが宇宙旅行にでかける映像番組まで、バラエティ豊か。子供の興味や年齢にあわせて、上映スケジュールをチェックしてからでかけるのがおすすめです。

地元FM局パーソナリティが発信！日立市の「親子向け観光情報」

記事を書いた人

高柳涼子

雑誌編集部出身のフリーランス。ライティングと校閲を中心に、ときどき編集も手がける3児の母です。これまでに関わった分野は、求人、教育、ウェディング、アート、手芸、田舎暮らし、食育、仏教、旅行、料理、子どもなど。仕事を通して新しい世界に触れ、記事や本を読んだ方の役に立つことが何よりの喜びです。