切り出された大迫力の岩肌から
絶景を満喫しよう！

千葉県鋸南町にある「鋸山日本寺（のこぎりやまにほんじ）」は、鋸南町の町の名前の由来にもなっている「鋸山」の山中にある寺院です。ご本尊の大仏や山頂展望台にある「地獄のぞき」など見どころがいっぱい。

山の自然を満喫しながら参拝できる「鋸山日本寺」をご紹介します。

関東最古の勅願所、鋸山日本寺

「鋸山日本寺」は、今からおよそ1,300年前の725年に聖武天皇の命令によって開かれた関東最古の勅願所です。標高329.5mの「鋸山」の山中にある山寺で、境内は10万坪あまりの広さがあります。

境内は「表参道エリア」、「中腹エリア」、「大仏広場」、「羅漢エリア」、「山頂エリア」に分かれていて、それぞれ見どころがあります。

「鋸山日本寺」のご本尊は、大仏「薬師瑠璃光如来（やくしるりこうにょらい）」。病気や苦しみから救う医薬の神様で、左手に薬壺を持っているのが印象的です。

山頂展望台の「地獄のぞき」から絶景を堪能しよう

「鋸山日本寺」の見どころの1つには、山頂展望台の「地獄のぞき」があります。東京湾や房総半島はもちろん、天気の良い日には富士山までもが望めます。初日の出のスポットとしても人気で、初日の出と初詣をあわせて訪れる人もいます。

「鋸山日本寺」がある「鋸山」は、名前の通り鋸（のこぎり）の形をしています。垂直に切り立った岩壁が迫力満点！　山頂展望台からは、ごつごつした山肌を見ることもできます。

山頂へはロープウェーや登山自動車道も

「山頂エリア」までは、表参道から登山をしながら登って行くほかに、「鋸山ロープウェー」や「登山自動車道」も整備されています。子供と一緒でも山頂まで気軽に行けるルートが整備されているのもうれしいですね。

梅雨の時期には約2万株ものあじさいが観賞できる！

「鋸山日本寺」では、美しい四季折々の花々も観賞できます。なかでも、1月頃には、越前、淡路と並び、日本3大群生地の1つとしても知られる「水仙」が観賞できるほか、梅雨の時期には、境内に約2万株も植えられているあじさいが観賞できます。

「鋸山」の南側にある「鋸南町」の「鋸山日本寺」で、ダイナミックな絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。