千葉県鋸南町
早春を彩る水仙と桜が美しいまち
鋸南町について
千葉県鋸南町(きょなんまち)は、内房と呼ばれる房総半島の西側に位置する海沿いのまち。北側は富津市、南側は南房総市、東側は鴨川市に隣接しています。周囲を海と山に囲まれた鋸南町は、東京から東京湾アクアラインや東関東自動車道を使って約80分。気軽にアクセスできるのが自慢です。
鋸南町というまちの名前は、まちが「鋸山(のこぎりやま)」の南にあることから鋸南町と名付けられました。
温暖な気候が育む、早春を彩る花が美しいまち
鋸南町は、南房総にあるため、東京に比べて年間平均気温が2.1度も高く、温暖な気候に恵まれています。そのため、春を一足早く感じることができるのも鋸南町の魅力! そんな鋸南町は、水仙、「頼朝桜」と名付けられた河津桜からさまざまな品種のリレーが始まる桜が美しいまちです。
ほかのまちではまだ寒さ厳しい12月中旬から2月上旬まで楽しめる鋸南町の水仙は、越前、淡路と並び、日本3大群生地の1つ。見ごろの時期には「水仙まつり」が開催され、多くの観光客が訪れています。
鋸南町で水仙と並んで早春を彩るのが桜。なかでも、鋸南町の河津桜には史実にちなんで「頼朝桜」と愛称をつけ親しんでいるほか、ソメイヨシノや大漁桜、神代曙など、さまざまな品種の桜が町内に約2万本近く植栽され、日本一の桜の里を目指して、まちづくりが行われています。
歴史
現在の鋸南町は、旧勝山町と旧保田町が合併し、1959年3月30日に誕生しました。
鋸南町出身の偉人として、有名な浮世絵「見返り美人図」を描いた「菱川師宣」が知られています。町内にある「菱川師宣記念館」では、多くの作品が展示されており、記念館の前には、「見返り美人図」を立体的にしたブロンズ像が建てられています。
ほかにも、近代捕鯨の祖として知られる「醍醐新兵衛(だいごしんべえ)」も鋸南町の出身者として親しまれています。
町の花、木
日本三大群生地の1つでもある「水仙」
鋸南町の花は「水仙」。日本三大群生地の1つでもある「水仙」は鋸南町にぴったりの花です。毎年年末から2月上旬頃までまちのさまざまな場所で水仙のいい香りが漂います。
まちの子供たちの想いがこもった「ツバキ」
1971年に町内の小中学校の子供たちに募って、決められた鋸南町の木は「ツバキ」。温暖な気候の鋸南町の冬に鮮やかな色で咲き誇るツバキはまちのイメージにぴったりです。