狐の焼き菓子とロールケーキが人気
王子の洋菓子店「ランギャール」
東京都北区王子にある「ランギャール」は、民話「王子の狐火」や落語「王子の狐」で知られる「王子稲荷神社」近くのフランス洋菓子店。
狐(きつね)をモチーフにした焼き菓子や3種の生クリームをブレンドしたロールケーキなど、多彩なラインナップが魅力。
王子のまちや「飛鳥山公園」を訪れた際にはぜひ立ち寄りたいお店です。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
権現坂の上にある小さな洋菓子店
JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩で約5分。権現坂を登ったところにある「ランギャール」は、銀座の老舗レストラン「三笠會館」(みかさかいかん)のシェフパティシエだった杉山亘(すぎやまわたる)さんがオーナーパティシエを務める、小さなフランス洋菓子店です。
「都電が坂を登っていく独特な景観と、狐の由縁がある地に惹かれて、2003年10月にこの場所にお店を開いた」とのこと。
訪れるたびにワクワクする品ぞろえ
ショーケースには見ているだけでワクワクするような、かわいらしいスイーツがずらり。
「地域の人々に愛され続けるお店でありたい」との思いから、新作のスイーツを随時開発したり、季節ごとに旬のフルーツを使ったりと、何度来ても楽しめるラインナップにこだわっています。
ケーキのレシピにはオーナーのこだわりがぎっしり!
オーナーパティシエの杉山さんによると、「うちの生クリームは、脂肪分の違う3種類をブレンドして作っているので、舌触りの良さを感じてもらえると思います」とのこと。
「お店で扱っている商品は、はちみつと紅茶以外すべて自家製にこだわっています。選ぶ楽しさを味わっていただければ、うれしいですね」(杉山さん)
王子スイーツの定番品「おうじロール」
お店の一番人気は「おうじロール」。「地元で愛される定番の味を作りたい」という杉山さんの思いから生まれた王子名物のロールケーキです。
はちみつと三温糖を練り込んだスポンジと、3種のブレンド生クリームが絶妙にマッチ。しっとりとした食感がやみつきになりそう!
週末と祝日には、旬のフルーツを使った「フルーツロール」も登場。午前中には売り切れてしまうこともある人気商品なので、早めにゲットしておきたい一品です。
芸術品のようなチョコケーキ「ピアノ」
数々のかわいいケーキのなかで、ひときわ目をひくのが「ピアノ」。精巧な作りの鍵盤も一つずつ職人さんが手で描いているのだそう。
ビターなチョコレートがとっても濃厚で、爽やかな紅茶の風味も感じられます。子供のピアノ発表会のご褒美にも重宝されるそうですよ。
お土産にうれしい狐の焼き菓子
同店から歩いて4分ほどの場所には、このまちにお店を開くきっかけとなった「王子稲荷神社」があります。
王子といえば狐! ということで、店内には「王子稲荷神社」や、毎年大晦日に王子のまちで開催される恒例行事「狐の行列」にちなんだ焼き菓子もたくさんそろっています。
狐の顔と尻尾を形どったマドレーヌ「ルナール」は、プレーン、抹茶、紅茶の3つの味わい。「ルナール」は、フランス語で狐という意味なんですって。
ほかにも、「きつねのサブレ」や「きつねパイ」など、狐をモチーフにしたお菓子がいっぱい! 王子土産にぴったりですね。
素材にこだわり、手間暇をかけて作り上げられた逸品が並ぶ「ランギャール」。ぜひ一度足を運んで、家族好みのスイーツを見つけてみてくださいね。
とりっぷノート★取材のこぼれ話を紹介
購入した商品を包んでもらう間に、うれしい紅茶のサービスも。お客さんへの心遣いが感じられる素敵なお店でした。(いこーよとりっぷライター・宇都宮薫)
記事を書いた人
宇都宮薫
多摩美術大学卒業。編プロ勤務を経て、フリーランスの編集者・ライターとして活動。雑誌・ウェブメディアなどへの執筆のほか、書籍(ビジネス書・実用書・コミックエッセイ等)の編集・構成を手掛ける。得意ジャンルは生活情報全般、出産育児、健康、おでかけ、グルメなど。趣味は地図を見ること、まち歩き、絵を描くこと♪
スポット基本情報
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スポット名 | ランギャール |
ふりがな | らんぎゃーる |
住所 | 東京都北区王子本町1-18-9 根岸ビル1F |
電話番号 | 03-5924-0422 |
営業時間 | 10:00〜19:00 |
定休日 | 水曜 |
料金 | おうじロール(700円)、きつねのサブレ(180円)など |
アクセス | 【電車】JR京浜東北線、東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩で約5分 【車】首都高速・王子北出入口、王子南出入口より約5分 |
駐車場 | 周辺にコインパーキングあり |
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