新島の絶景を眺望するならここ!
貴重な「コーガ石」の採掘場も必見
東京都港区の竹芝埠頭から南に約160km、美しい自然が残る伊豆諸島の島・新島(にいじま)。その玄関口である新島港(黒根港)から車で約15分の場所に「石山展望台」(別名・向山展望台)があります。
新島の特産品「コーガ石」の採掘場跡の荒涼とした景観を眺めながら山を登ると、新島名物・コーガ石のモヤイ像がお出迎え。
開放感抜群の展望台からは、真っ青な海に浮かぶ島々が眺望できます。
展望台へは、トレッキングコースを登るのもおすすめです。
絶景を眺望できる「石山展望台」
「石山展望台」からは、透明度が高くシュノーケリングができる観光スポット・間々下海岸(まましたかいがん)をはじめ、地内島(じないじま)や伊豆半島、さらに式根島とその向こうに神津島が望めます。遠くには富士山も!
迫力満点のモヤイ像が目印
展望台では、新島名物であるコーガ石で造られたモヤイ像が出迎えてくれます。穏やかな顔つきに癒されますね。
展望台にはベンチがあるので、絶景を楽しみながらひと休みできますよ。
新島は石山の噴火でできあがった島
この展望台がある石山は、総称を向山(むかいやま)というため「向山展望台」とも呼ばれています。
石山は、平安時代初期の886年(仁和2年)に起きた海底噴火による火山。この時の噴火で、島の北側に位置する宮塚山とつながり、今の新島が形づくられたとされています。
石山展望台まではレンタカーorトレッキングでGO!
石山展望台まではレンタカーで行くか、トレッキングコースを利用して徒歩で向かいましょう。坂道が続くため自転車はおすすめできません。自転車の場合は、近くの「親水公園」にとめることができます。
小さな子供連れの場合はレンタカーがおすすめ
小さな子供連れの場合は、レンタカーがおすすめです。展望台までは、かつてのコーガ石採掘場の荒涼とした景色が続き、非日常感が味わえます。
体力に自信がある親子は石山トレッキングコースを登ろう!
石山トレッキングコースの入口は向山の中腹にあります。スタートから目的地の石山展望台までは徒歩で約20分、一周して戻ってくると約1時間半。ちょっとした山歩き気分を味わえますよ。
コーガ石の道は歩きづらいため、しっかりとした作りの履きなれた靴で行くのがポイント。杖も用意されているので、持っておくと安心です。使用後は必ず元の場所に戻しましょう。
こまめな水分補給もお忘れなく。
コーガ石を手にとって観察してみよう!
展望台に向かう途中だけでなく、展望台の隣にもコーガ石の採掘場が広がっています。
コーガ石の学名は「浮石性黒雲母流紋岩」(ふせきせいくろうんもりゅうもんがん)といい、新島とイタリアのリパリ島でしか採ることができない大変珍しい石。
耐熱、保温性、防音、吸音性に優れているため建物などに利用され、新島でもいたるところでコーガ石で作られた建築物やオブジェを見かけます。
また、独特のオリーブグリーン色が美しい「新島ガラス」の原料でもあります。石山展望台に足を運んだら、ぜひこの不思議で美しいコーガ石を手にとって親子で観察してみてくださいね。
とりっぷノート★新島は渋谷のモヤイ像の故郷
石山展望台のモヤイ像が、どことなく東京・渋谷駅前のモヤイ像と似ていると思った人は鋭い勘の持ち主! 渋谷のモヤイ像は、1980年に新島の東京都移管100年を記念して渋谷区へ寄贈されたものなんです。
新島にはほかにもたくさんのモヤイ像があるので、探してみてくださいね。(いこーよとりっぷライター・岡本ハナ)
記事を書いた人
岡本ハナ
1983年フィリピン生まれ。4児(2男2女)の母。 大学在学中に読者モデルとして活動するかたわら、web制作会社でライターアシスタントとして勤務。現在は、映画や音楽などエンタメ情報、子供関連(不妊治療、発達障がい児など)をテーマに各メディアで執筆。料理下手だが、料理人の夫に感化されて料理&食育を勉強中! 多国籍料理が好き。
スポット基本情報
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スポット名 | 石山展望台(向山展望台) |
ふりがな | いしやまてんぼうだい(むかいやまてんぼうだい) |
住所 | 東京都新島村本村 |
電話番号 | 04992-5-0001 電話の受付先は「新島村観光案内所」です |
料金 | 無料 |
アクセス | 【車】新島港(黒根港)から約15分 【徒歩】新島港(黒根港)から約1時間15分 |
駐車場 | 駐車場あり |
備考 | 石山トレッキングコースの入口は向山(むかいやま)の中腹にあります |
公式URL | 公式URLはこちら |
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