2024三鷹市の観光名所&穴場5選
日帰りで親子旅!ジブリ美術館も
今回は東京都三鷹市のおすすめ観光スポットを5カ所ご紹介します。
太宰治をはじめ、多くの作家たちが住んだまちとして知られる三鷹市。幕末の武士・近藤勇の墓や、美しいホタルが舞う里、ジブリ作品の世界を体感できる美術館など、見どころがたくさんあります。
アクセスは都心から約30分、夏休みやGWの家族旅行や週末の気軽な日帰り旅にぴったりです。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
トップ画像中央:(C)Museo d’Arte Ghibli
近藤勇の墓(龍源寺)
生家近くに眠る近藤勇の墓
三鷹市内を流れる野川の近く、人見街道沿いにある「龍源寺」には、新撰組の局長として知られる近藤勇の墓があります。
門前には六地蔵や庚申塔などの石造物とともに近藤勇の胸像が立てられていて、本堂の裏手にある墓地の一角には近藤家の墓所を見つけることができます。
墓所には勇と並んで、甥の近藤勇五郎や妻・つねの墓もあります。
近藤勇は1868年(慶応4年)板橋で処刑され、35歳で亡くなりました。甥の勇五郎らが板橋の刑場で肩の鉄砲傷を目印に首のない勇の遺体を掘り起し、生家近くにあるこの寺に埋葬したといわれています。
近くには近藤勇の生家跡も
龍源寺から歩いて5分ほどの場所には、近藤勇の生家跡があります。
現在は、勇が生まれた時に産湯に使ったと伝えられる井戸が残されているだけで、当時の面影を伺い知ることはできません。
龍源寺から車で15分ほどの「調布市郷土博物館」には、宮川家の協力を得て復元した生家模型(縮尺30分の1)が展示されています。
■スポット概要
所在地:東京都三鷹市大沢6-3−11
アクセス:電車:西武多摩川線「多磨駅」から徒歩で約15分 ②JR中央線、総武線「三鷹駅」からバスに乗車、「竜源寺」バス停で下車すぐ
大沢の里(ほたるの里)
昔ながらの田園風景とホタルを観賞
三鷹市大沢にある「大沢の里」は、別名“ほたるの里”と呼ばれています。
国分寺崖線から流れ出す湧き水を利用した湿性花園、田んぼ、都内では珍しいわさび田などが広がり、年間を通して田植え、稲刈り、収穫祭などが開催されています。
敷地内には、豊かな自然を利用した魅力的なスポットがたくさんあります。
日本有数の水車「新車」にも注目
なかでも珍しいのは新車(しんぐるま)と呼ばれる、日本でも有数の水車。
江戸時代の1808年(文化5年)頃に創設されてから160年間回り続けていたもので、野川の改修工事によって稼働は停止しましたが、現在も良好な状態で保存されています。
また、ホタルの生息地として大切に環境が守られており、初夏になると淡い光を放ちながら舞うホタルの姿を見ることができます。
都内では希少な美しい自然とホタルを見に、親子で足を運んでみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都三鷹市大沢2-17
アクセス:電車:西武多摩川線「多磨駅」から徒歩で約20分 ②JR中央線、総武線「三鷹駅」からバスに乗車、「竜源寺」バス停で下車後、徒歩で約5分
三鷹の森ジブリ美術館
ジブリファンの親子にはたまらない!緑に囲まれたこだわりの美術館
スタジオジブリの世界観がぎゅっと詰まった「三鷹の森ジブリ美術館」。宮崎駿が発案して2001年に開館しました。
建物自体も宮崎氏のスケッチを元にデザインされており、随所にこだわりが感じられるスポット。室内はもちろん、屋外や美術館への道のりに至るまで見どころが満載です。
一番人気はふわふわの「ネコバス」
なかでも子供たちに人気なのが、館内2階にある大きなネコバス。ふわふわで柔らかい「ボヨーン」としたネコバスの感触を思う存分楽しむことができます。
ネコバスは小学生以下限定ですが、映画の製作背景がわかる常設展示や、オリジナル短編アニメーションを上映する映像展示室など、大人も子供も楽しめる工夫が盛りだくさん。
また、緑に囲まれた敷地内には手こぎポンプ式の井戸があり、本物の冷たい井戸水を汲むことができます。
ジブリ好きはもちろんジブリを知らない人でも楽しめる、のどかな雰囲気の「三鷹の森ジブリ美術館」。完全予約制なので、事前にコンビニエンスストアなどでチケットを購入するのをお忘れなく。
■スポット概要
所在地:東京都三鷹市下連雀1-1−83
開館時間:10:00〜18:00(最終入場回16:00)
休館日:火曜、ほか長期休館あり
料金:大学生・大人1,000円、中学~高校生700円、小学生400円、4歳以上の未就学児100円、4歳未満無料 ※チケットは日時指定の予約制(ローチケWEBサイトで、毎月10日から翌月分を販売)
アクセス:電車:JR中央線、総武線「三鷹駅」から徒歩で約15分。または同駅南口からバスに乗車、「三鷹の森ジブリ美術館」バス停で下車すぐ
駐車場:なし
国立天文台 三鷹キャンパス
広大な森の中、世界最先端の研究施設を見学
日本の天文学研究の拠点となる研究機関であると同時に、施設などを無料で見学できる「国立天文台 三鷹キャンパス」。
広い敷地内には歴史ある観測ドームほか、実際に観測に使われていた歴代の望遠鏡など見どころが盛りだくさん。天文学の歴史を実感し、宇宙について学ぶことができます。
とくに人気なのが、4次元プラネタリウム「4D2Uドームシアター」(公式サイトで要事前予約)。最新の観測データや理論研究に基づいて再現された宇宙の構造とその進化を、迫力ある立体ムービーコンテンツで学べます。
またキャンパス内には、国立天文台の協力のもと、三鷹市が設置・運営している「三鷹市星と森と絵本の家」があります。
大正時代に建てられた国立天文台の旧宿舎を活用した建物で、絵本の展示や、絵本を楽しむ場の提供を行っています。
ぜひ立ち寄って、子供の科学や芸術への関心を深めてはいかがでしょうか。
※2024年8月~上映システム更新工事のため、プラネタリウムの上映を中止。同年10月に再開予定
■スポット概要
所在地:東京都三鷹市大沢2-21−1
営業時間:10:00〜16:30
料金:無料
アクセス:電車:JR中央線「武蔵小金井駅」「武蔵境駅」「三鷹駅」、京王相模原線「調布駅」、小田急小田原線「狛江駅」からバスに乗車、「天文台前」バス停で下車
駐車場:あり(54台)
都立野川公園
3市にまたがる広い公園で、豊かな自然とアクティビティを楽しもう
国際基督教大学(ICU)の隣にあり、調布・小金井・三鷹の3市にまたがる公園です。
「都立野川公園」の前身は、国際基督教大学のゴルフ場。「武蔵野の森構想」のもと、1974年(昭和49年)からゴルフ場が買収され1980年(昭和55年)に開園しました。
園内は市内を流れる野川と都道14号線(東八道路)を境に3つのエリアに分かれています。
国分寺崖線に接し、豊かな自然が残されている野川の北側。野川と都道にはさまれた起伏のある芝生広場。そして広々とした芝生広場やBBQ広場、アスレチックがある南側。
それぞれのエリアで自然やアクティビティを満喫できます。
春には500本の桜が咲くお花見の名所に
桜の名所としても親しまれ、園内にある約500本の桜は例年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。
芝生にレジャーシートを広げて、ゆったりと桜をみることができるので、家族でのピクニックにもおすすめです。
■スポット概要
所在地:東京都三鷹市大沢2・3・6丁目、調布市野水1・2丁目、小金井市東町1丁目
アクセス:
車:中央自動車道・調布ICから約5km
電車:西部多摩川線「新小金井駅」または「多磨駅」から徒歩で約15分 ②JR中央線「武蔵小金井駅」「武蔵境駅」からバスに乗車、「野川公園一之橋」バス停で下車駐車場:あり(233台。1時間まで300円、以降30分ごとに100円)
今回ご紹介した以外にも三鷹市の見どころはたくさんあります。気持ちのいい緑に囲まれながら、親子でまち歩きや観光を楽しんでみてください。
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2018年11月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。
記事を書いた人
いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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