2024秩父市の人気&穴場観光地10選<br/>秋におすすめ!日帰りドライブも◎
更新日2024年08月15日/公開日2024年08月15日

2024秩父市の人気&穴場観光地10選
秋におすすめ!日帰りドライブも◎

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自然とふれあう
埼玉県秩父市

今回は、埼玉県北西部にある秩父市の観光名所と穴場をご紹介します。

秩父市は東京・池袋から電車で最短78分と都心からアクセス良好! 雄大な自然と地元グルメ、天然温泉まで堪能できるおすすめの観光地です。

関東有数の古社や有名なお祭りもあり、歴史好きの親子も大満足。秋の週末や連休に、日帰りや1泊2日で気軽に旅してみませんか?

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

北関東の人気&穴場観光スポット

東京近郊の人気&穴場観光スポット

秩父神社

「秩父夜祭」で有名な由緒ある神社

「三峯(みつみね)神社」「宝登山(ほどさん)神社」と並び“秩父三社”のひとつに数えられている「秩父神社」。秩父観光で絶対に外せないスポットです。

現存する本殿は1592年に徳川家康が寄進したもので、埼玉県の有形文化財にも指定されています。

ご祭神は八意思兼命(やごころおもいかねのみこと)・知知夫彦命(ちちぶひこのみこと)・天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)・秩父宮雍仁親王(ちちぶのみややすひとしんのう)。

厄除けや方位除けをはじめ、家内安全や学問成就、商売繁盛など多岐に渡るご利益があるといわれています。

子供も楽しめる彫刻にも注目。こちらは、“よく聞くよく見るよく話す”「お元気三猿」
子供も楽しめる彫刻にも注目。こちらは、“よく聞くよく見るよく話す”「お元気三猿」

一年を通してさまざまな祭典や神事が行われており、なかでも「秩父夜祭」の名で知られる例祭は、例年20万人以上が足を運ぶ人気のお祭り。毎年12月2日(宵宮)と3日(大祭)に開催されています。

能楽を思わせる神代神楽(じんだいかぐら)や屋台囃子(やたいばやし)などで賑わい、打ち上げ花火も行われるので、ぜひ家族で足を運んでみてください。

「秩父夜祭」を詳しくチェック!

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市番場町1-3
参拝時間:5:00~20:00(冬期6:00~)、神札授与所8:30~17:00
定休日:なし
アクセス:
車:関越自動車道・花園ICから約30km
電車:①秩父鉄道「秩父駅」から徒歩で約3分 ②西武秩父線「西武秩父駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり

ちちぶ銘仙館

秩父市の伝統工芸品を作ろう!

2013年、国指定伝統的工芸品に指定された、秩父市に伝わる織物「秩父銘仙」の歴史や製造工程を学べる施設です。

本館や工場棟は1930年(昭和5年)に建造された「旧埼玉県秩父工場試験場」を利用しています。

館内では仮織機や捺染台、織機などの機械の数々を見学でき、繭(まゆ)から糸を取る糸繰室では第2土曜に製糸の実演も行われています。

体験ブースでは、型染め体験や高機を使った本格的な手織り体験、藍染体験に挑戦! 世界で一つだけのオリジナルグッズを作ってみましょう♪

販売ブースではストールや巾着、コースターなどを販売しているので、親子でお土産選びを楽しんでくださいね。

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市熊木町28-1
開館時間:9:00~16:00
休館日:年末年始
料金:高校生以上210円、小・中学生100円
アクセス:西武秩父線「西武秩父駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり

秩父ミューズパーク 旅立ちの丘

あの卒業ソングが流れる展望台

「旅立ちの丘」(画像提供:まちゃー / PIXTA)
「旅立ちの丘」(画像提供:まちゃー / PIXTA)

全国の小・中学校の卒業式で歌われる「旅立ちの日に」は、秩父市の中学校から生まれたのをご存知ですか?

この歌の発祥を記念し、市街地を一望できる「秩父ミューズパーク」の「展望ちびっこ広場」に建設されたのが「旅立ちの丘」です。

「この歌が長く歌い続けられるように」と願って作られたモニュメントは展望台になっていています。通路には「旅立ちの日に」のメロディが流れる仕掛けも。

五線譜をイメージして造られた手すりには、夢や希望を書き込んだ「土鈴」や「絵馬風の木札」をつるせます。

親子で秩父雲海を見に行こう

条件が揃うと、美しい雲海に出会えます(画像提供:gonbe / PIXTA)
条件が揃うと、美しい雲海に出会えます(画像提供:gonbe / PIXTA)

秩父市内には、雲海が見られるスポットがいくつもあり、同パークもそのひとつ。

シーズンは春と秋、ピークは11月の早朝で、風が弱い、湿度が高い、晴れているなど条件がいくつかありますが、親子で見ることができれば思い出に残ること間違いなし♪

また、夜になるとゲートがライトアップされ、展望台は秩父市街地の灯りが煌めく夜景スポットになります。

広大な秩父ミューズパークでたっぷり遊んだら、門出を祝う曲を聴きながら秩父市内の絶景を眺めて、ひと休みしてみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父郡小鹿野町長留2523 秩父ミューズパーク内
料金:特に指定なし
アクセス:車:関越自動車道・花園ICから国道140号を秩父方面へ約50分
駐車場:あり

西武秩父駅前温泉 祭の湯

温泉と秩父グルメを堪能しよう!

「祭」をコンセプトに造られた「西武秩父駅前温泉 祭の湯」は、温泉エリア、フードコート、物販エリアなどを楽しめる西武秩父駅直結の複合温泉施設です。

露天風呂は、岩風呂、花見湯、寝ころび湯、つぼ湯と4種類もあり、内湯も高濃度人口炭酸泉、シルク湯、ジェットバスなど、たくさんの浴槽を堪能できます。

サウナや岩盤浴でしっかりと汗を出すのも気持ちがいいですよ。

フードコートには秩父名物を中心に豊富なメニューが用意されています。わらじかつ丼や秩父味噌ラーメン、くるみだれそばなど、気分にあわせて秩父グルメを味わえます。

物販エリアには秩父の特産品や銘菓がずらり。秩父のクラフトビールや地酒の立ち飲みブースもあるので、お酒が好きなママパパは電車でおでかけしてくださいね。

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市野坂町1-16-15
営業時間:10:00~22:00(最終受付21:30)、朝風呂:土日祝日と特定日の 6:00~9:00(最終受付8:30) ※飲食・物販エリアは異なる
定休日:なし
入館料:【平日】中学生以上1,100円、3歳~小学生700円 【土日祝日・特定日】中学生以上1,380円、3歳~小学生800円
アクセス:
車:関越自動車道・花園ICから国道140号線経由で約45分(約31km)
電車:西武秩父線 「西武秩父」駅前、秩父鉄道「御花畑駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり

羊山公園 芝桜の丘

武甲山の麓に広がる緑豊かな公園

武甲山と芝桜の共演(画像提供:aki / PIXTA)
武甲山と芝桜の共演(画像提供:aki / PIXTA)

秩父市の東側に位置し、まちを望む高台にある「羊山(ひつじやま)公園」。市のシンボルといわれる武甲山の麓に広がる緑豊かな公園です。

「ふれあい牧場」のヒツジ(画像提供:Gengorou / PIXTA)
「ふれあい牧場」のヒツジ(画像提供:Gengorou / PIXTA)

めん羊を扱う埼玉県種畜場秩父分場だったことが「羊山」という名の由来。今でも園内の「ふれあい牧場」ではヒツジを飼育しています。

春は桜と芝桜、初夏は花菖蒲が咲く花の名所でもあります。子供に大人気のアスレチック広場や、武甲山の生き物や地質などを学べる「武甲山資料館」もあり、遊んで学べるおすすめスポットです。

秩父の眺望&花火に感動!「見晴らしの丘」

「見晴らしの丘」の大パノラマ(画像提供:aki / PIXTA)
「見晴らしの丘」の大パノラマ(画像提供:aki / PIXTA)

「見晴らしの丘」は秩父の山並みとまち並みが眼下に広がるビュースポット。春にはソメイヨシノが咲き誇りお花見をする家族連れで賑わいます。

秩父夜祭の花火を打ち上げる場所でもあります。

一番の名物は「芝桜の丘」に広がる“花のパッチワーク”

画像提供:c6210 / PIXTA
画像提供:c6210 / PIXTA

例年4月中旬~5月初旬には、「芝桜の丘」の広大な敷地に10種類、約40万株もの芝桜が咲き渡ります。

さまざまな色の芝桜を組み合わせ、秩父夜祭の躍動感や囃し手(はやして)の襦袢(じゅばん)をデザインした植栽は、まるで“花のパッチワーク”のよう!

芝桜のシーズンは芝桜の丘で「芝桜まつり」が開催されるほか、市内各所でさまざまなイベントが行われ、多くの観光客が足を運びます。

今回、夏の秩父を満喫した親子は、ぜひ来年の春からGWにも秩父を訪れて、白やピンクの花の絨毯を眺めてみてくださいね!

「芝桜まつり」を詳しくチェック!

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市大宮6267
開園期間:例年4月中旬~5月初旬
開園時間:常時開園、芝桜の見頃は8:00~17:00※照明がないため昼間の来園を推奨
休園日:なし
料金:高校生以上300円(芝桜の見頃以外は無料)、中学生以下無料
アクセス:秩父鉄道「御花畑駅」から徒歩で約20分
駐車場:あり

三峯神社

「秩父三社」に数えられる天空のパワースポット

奥秩父・三峰山の標高1,102mにある三峯神社は、秩父神社と宝登山神社とともに“秩父三社”に数えられる由緒ある神社。

2024年8月現在は頒布休止中ですが、「白い氣守(きまもり)」という特別なお守りを頂けることで一躍有名になりました。

日本武尊(やまとたけるのみこと)によって創建されたといわれており、杉の巨木が生い茂る境内は厳かな空気に包まれています。

境内には見どころとパワースポットがたくさん

色鮮やかな彫刻が施された「拝殿」や、秩父盆地が一望できる「遥拝殿」、宝物を収めた「三峰山博物館」など見どころが多数。

また、水をかけると石畳に浮かび上がる「龍神様」、恋愛成就のご利益で人気の「縁結び木」など、たくさんのパワースポットがあることでも知られています。

妙法ケ岳山頂の「奥宮」は5月3日から10月9日まで参拝できる

標高1,329mの妙法ケ岳山頂には「奥宮」という社も鎮座し、5月3日の山開きから10月9日の山閉までの期間限定でお参りできます。

道のりは勾配がきつく、大人でもかなりハードで危険が伴います。小さな子供連れにはおすすめできませんが、一生に一度はお参りしてみたい場所。三峯神社から1時間半ほどの登山になるので、参拝する場合はしっかり装備をしてチャレンジしてみてください。

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市三峰298-1
アクセス:
車:皆野秩父バイパス・皆野大塚ICから約60分
電車:西武秩父線「西武秩父駅」から西武観光バスで約75分
駐車場:あり(秩父市営三峰駐車場、8時~18時)


美の山公園

秩父盆地や奥秩父の山々を望む、雲海の名所

雲海は湿度が高く十分な放射冷却がある10月~12月、4月の早朝などに見られます(画像提供:まちゃー / PIXTA)
雲海は湿度が高く十分な放射冷却がある10月~12月、4月の早朝などに見られます(画像提供:まちゃー / PIXTA)

「美の山公園」は秩父市と皆野町にまたがる標高581.5mの蓑山(みのやま)山頂に広がる、約41ヘクタールの県立自然公園です。

秩父では珍しい独立峰のため、秩父盆地や奥秩父の山々などを360度の大パノラマで一望できます。また、“日本夜景100選”にも選ばれ、雲海の名所としても知られています。

桜につつじ、紫陽花を愛でながらハイキング

同公園には約70種・8,000本の桜が植えられ、桜の名所としても有名。桜の園芸品種を集めた「花の森」には、花弁が緑色のギョイコウなど珍しい桜も植えられています。

例年5月上旬~下旬には約3,500本のつつじが咲き乱れるほか、6月下旬〜7月上旬には約4,500株の紫陽花(あじさい)も見頃を迎えます。

ハイキングコースが整備されているので、四季折々の花を愛でつつ園内を巡ってみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市黒谷2372、秩父郡皆野町皆野
開園時間:常時開園
アクセス:
車:関越自動車道・花園ICから約50分
電車:①秩父鉄道「皆野駅」からタクシーで約20分 ②秩父鉄道「親鼻駅」「和銅黒谷駅」から徒歩で90〜100分 
駐車場:あり

秩父まつり会館

一年中「秩父夜祭」を体験できる!

画像提供:massyu / PIXTA
画像提供:massyu / PIXTA

毎年12月2日と3日に行われる、秩父神社の例大祭・秩父夜祭。

「京都祇園祭」「飛騨高山祭」とともに“日本三大曳山祭”のひとつに数えられ、2016年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「秩父まつり会館」は秩父夜祭の歴史や資料などを紹介するミュージアム。豪華絢爛な山車の実物が展示されるほか、3Dシアターでは四季折々の秩父各地の祭りを立体映像で楽しめます。

大迫力のプロジェクションマッピングで祭りをバーチャル体験

一番の見どころは、音と映像を駆使して祭の様子を再現したプロジェクションマッピング。山車を曳き回す様子や、まちの雰囲気、クライマックスを飾る花火などを、圧倒的な迫力でバーチャル体験できますよ。

時期によってはお囃子の実演なども行われているので、スケジュールをチェックしておでかけしてみてください。

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市番場町2-8
アクセス:
電車:①西武秩父線「西武秩父駅」から徒歩で約15分 ②秩父鉄道「秩父駅」から徒歩で約3分
開館時間:9:00~17:00(12月~3月は10:00~、最終入館16:30)
休館日:第4・5火曜(12月~2月は毎週火曜、祝祭日は開館)、12月29日~1月1日
料金:高校生以上500円、小・中学生250円

彩の国ふれあいの森 埼玉県森林科学館

森について学んでみよう!

画像提供:junsasa / PIXTA
画像提供:junsasa / PIXTA

総面積約3,000ヘクタールの広大な面積を誇る「彩の国ふれあいの森」。

イヌブナやシオジなどの原生林が残る「原生の森」、四季折々の野鳥観察ができる「野鳥の森」など7つの森が広がり、自然と思いっきりふれあえるスポットです。

「埼玉県森林科学館」は、彩の国ふれあいの森について学べる学習施設。森林の働きや森の生きものたちについて、ジオラマやオブジェ、映像などを用いて分かりやすく紹介しています。

型抜き工作体験やイベントも実施

電動糸ノコ盤を使った動物などの型抜き工作が毎日開催されているほか、事前申込制のイベントも随時行われています。

また、秩父ゆかりの人物として、日本最初の林学博士として知られる本多静六博士や、中津川鉱山において鉱脈を発見した平賀源内の業績を紹介するコーナーも設けられています。

隣に「こまどり荘」という宿泊施設もあるので、観光拠点としてもおすすめです。

■スポット概要
所在地:埼玉県秩父市中津川447番地
開園時間:9:00~17:00
休館日:年末年始(12月29日~1月3日)
料金:入館は無料
アクセス:電車:秩父鉄道「三峰口駅」から西武観光バス「中津川」行きに乗車、終点「中津川」バス停で下車すぐ

和銅遺跡・聖神社

金運アップのご利益も!?日本通貨発祥の地

画像提供:つきのさばく / PIXTA
画像提供:つきのさばく / PIXTA

秩父市の和銅山にある「和銅遺跡」は、日本で初めて自然銅が発見された場所です。

708年(慶雲5年)、採掘された銅が朝廷に献上され、それを喜んだ元明天皇が元号を「和銅」と改め、大いに祝ったと伝わります。

銅の発掘をきっかけに“日本最古の流通貨幣”として知られる「和同開珎」が誕生。山の中には銅銭をかたどった巨大なモニュメントが飾られているほか、山肌に残る露天掘の跡なども見ることができます。

銭神様こと「聖神社」に金運UPを祈願

画像提供:notch510 / PIXTA
画像提供:notch510 / PIXTA

和銅遺跡近くに鎮座する「聖神社」もあわせて訪れたいスポット。

朝廷に献上されたものと同じ自然銅を御神体として創建された神社で、境内の宝物殿には大小2つの和銅石を収蔵しています。

和同開珎ゆかりの神社であることから”銭神様”と呼ばれ、金運UPを願うたくさんの人々で賑わいます。お参りするとお金に不自由しないといわれているので、親子でご祈願してみてくださいね。

■スポット概要
所在地:
【和銅遺跡】埼玉県秩父市黒谷1918 
【聖神社】埼玉県秩父市黒谷2191
アクセス:電車:秩父鉄道「和銅黒谷駅」から徒歩で約25分(和銅遺跡)、同駅から徒歩で約5分(聖神社)

たくさんのレジャー施設やパワースポットがあつまる秩父市。今回ご紹介したほかにも、温泉やぶどう狩り農園など魅力的な観光施設が目白押しです。親子でのびのびとした時間を過ごしてパワーを充電してくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年1月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2024年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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