東伊豆・熱川温泉で花火&江戸文化
第12回石曳き道灌まつり花火大会
静岡県東伊豆町(ひがしいずちょう)で、2024年9月29日(日)に「第12回石曳(び)き道灌(どうかん)まつり花火大会」が開催されます。
「石曳き道灌まつり花火大会」は、伊豆の歴史と文化を再現した参加型のお祭りです。貴重な伝統文化を体験できる、お祭りの見どころをご紹介します。
※トップ画像:クリエイティブビジョン3106
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
「石曳き道灌まつり花火大会」とは
「石曳き道灌まつり花火大会」は、東伊豆町の熱川(あたがわ)海岸通りで例年秋に開催される、伊豆の歴史と文化を再現した参加型のお祭りです。
メインイベントは、江戸時代の運搬方法を再現する「御石曳」(おいしひき)です。ほかにも、伝統芸能である「熱川道灌太鼓」の演奏やフィナーレには打ち上げ花火も観賞できます。
■「第12回石曳道灌まつり花火大会」
開催日:2024年9月29日(日)
※雨天中止
開催時間:18:30~21:00
開催スポット:熱川海岸(熱川YOU湯ビーチ遊歩道周辺)
アクセス:伊豆急行線「伊豆熱川駅」から徒歩約5分
【見どころ1】巨大な石を人力で動かす「御石曳」
伊豆で採れる「伊豆石」を江戸城まで運搬していた際の様子を忠実に再現している「御石曳」。12トンの巨大な石に巻きつけた綱を人の手で引っ張り、動かしていきます。
指揮を執る侍大将の掛け声に合わせ、全員の力を合わせて思い切り綱を引いても、1回あたりでは1mほどしか動かず、進むたびに地面との摩擦で煙が出るそう。
例年、石が50m先にあるゴールに到着すると、参加者同士がハイタッチなどをして、お互いの健闘をたたえあう様子が見られるそうです。
江戸城と伊豆石の関係
じつは、江戸城の石垣のほとんどに、伊豆半島が原産の石「伊豆石」が使用されていました。
江戸城に使用された伊豆半島、およびその周辺産の石材は、一般的に堅石(けんせき)と呼ばれ、各地の大名が切り出しを担当しました。
なお、現在でも、伊豆半島には石切り場などの歴史遺産があります。さらに、切り出されたまま運搬されずに残った石は「残念石」とも呼ばれており、駅前やまちのいたるところで保存され、自由に見学できます。
先着250人!祭り当日に御石曳の参加者を募集
例年、「石曳き道灌まつり花火大会」では、石の曳き手(ひきて)を募集しており、2024年は先着250人が参加できます。町民はもちろん、町外からの参加ももちろん可能です。
御石曳に参加するには、当日会場に足を運び、受付をするだけ!
先人たちの努力や、知恵にふれられる貴重な機会です。ぜひ参加してみてくださいね。
18:30~19:50締切/「御石曳」曳き手受付開始(先着順)
19:55~20:25終了予定/御石曳
【見どころ2】郷土芸能「熱川道灌太鼓」の演奏やゆるキャラも登場!
会場の熱川海岸通りの近くには、東伊豆町内にある温泉郷のひとつ「熱川(あたがわ)温泉」があります。この温泉郷を発見したと伝えられている人物が、室町時代後期に関東地方で活躍し、1457年に江戸城を築城した武将・太田道灌です。
そして、東伊豆の郷土芸能「熱川道灌太鼓」は、太田道灌が狩りのときに打ち鳴らしたとされる太鼓を原曲としています。
祭りでは、「熱川道灌太鼓保存会」による「熱川道灌太鼓」の演奏が楽しめるほか、地元で活動するロックバンドの演奏、熱川エリアのゆるキャラも参加します。
さらに、会場内には、地元商店による屋台やキッチンカーが17店舗以上出店し、グルメも楽しめます。
18:50~/「熱川道灌太鼓」演奏、ゆるキャラたちが登場ほか
【見どころ3】フィナーレ打ち上げ花火!
御石曳が終了すると、花火の打ち上げが行われ、一番の盛り上がりを見せます。
花火は20分間打ち上げられ、集まった観客を楽しませます。
20:30~20:50/打ち上げ花火
東伊豆町は、熱川温泉をはじめ、大川(おおかわ)・北川(ほっかわ)・片瀬(かたせ)・白田(しらた)・稲取(いなとり)の6つの温泉郷がある温泉のまち。
秋の家族旅行で東伊豆の温泉を楽しんで、お祭りに参加してみるのもおすすめですよ。
記事を書いた人
浜田彩
いこーよとりっぷ編集部員/好奇心の赴くままに生きる娘2人のママ。大人も子供も楽しめて、おトク感があるおでかけ場所の情報収集中! 郷土料理や地酒、二次元が好き。限定ものにとことん弱い。
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