【2025】関西の節分祭・豆まきイベント10選 親子向け&おすすめ厳選
更新日2025年01月24日/公開日2025年01月23日

【2025】関西の節分祭・豆まきイベント10選 親子向け&おすすめ厳選

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大阪府大阪市、京都府京都市、ほか

2025年の節分は2月2日(日)。関西各地では、毎年節分の日とその前後に「節分祭」や「節分会」(せつぶんえ)などの名称で行事が行われています。

そこで今回は、関西エリアで開催される節分祭・節分会・豆まきイベントをご紹介! 舞妓さんによる舞踊、伝統的な「鬼やらい」や「星まつり」、神秘的な「節分万燈籠(まんとうろう)」など、親子で体験してみたい行事や催しがいっぱいです。

子供に伝えたい節分の豆知識や豆まきの由来も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください。

関東の節分祭・豆まきイベントをチェック!

「節分」とは?

「節分」とは、四季を分ける立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉です。

日本では、一年の始まりである立春の前日が特に大切にされるため、現在では立春の前日だけを「節分」と呼ぶようになりました。

2025年の節分はいつ?

2025年の節分は2月2日(日)です
2025年の節分は2月2日(日)です

立春は、毎年2月4日頃に訪れるため、通常は2月3日が節分になります。2025年は2月3日が立春になるので、節分の日は2月2日(日)になります。

節分の行事は?関東と関西で違う?

「恵方巻」は、近年関東エリアでも一般的になってきました
「恵方巻」は、近年関東エリアでも一般的になってきました

「節分」の行事といえば、「豆まき」が代表的ですよね。「鬼は外、福は内」の元気な掛け声とともに豆をまき、疫病や邪気の象徴である鬼を豆で追い払う行事です。

関西エリアと関東・東北の一部などでは、ヒイラギの枝にいわしの頭を刺して玄関口に飾る「柊鰯」(ひいらぎいわし)という風習があります。

その年の「恵方」(えほう/良い方角のこと)を向いて巻き寿司を食べる「恵方巻き」は、大阪に起源があるとされていますが、昨今では全国的な行事になりつつあります。

関東の節分祭・豆まきイベントはこちら!

平安時代の「追儺」が豆まきの由来

元気いっぱいに豆をまきましょう♪
元気いっぱいに豆をまきましょう♪

豆まきは、古代中国から奈良時代に伝来した「追儺」(ついな)という行事に由来します。

追儺は別名「鬼やらい」とも呼ばれ、平安時代には宮中で盛んになりました。当時は役人が先導し、弓と矢で魔物を追い払うという内容でした。

やがて追儺が形を変え、生命の源である種=豆をまくことで子孫繁栄を祈願する、現在の豆まきへと変化していったといわれています。

【大阪府大阪市】通天閣節分福豆まき/通天閣 ※2025年の詳細は確認中

賑やかなまちならではの節分イベント
賑やかなまちならではの節分イベント

大阪府大阪市の「通天閣」では、例年2月初旬に「節分福豆まき」が開催されています。

過去には、1階正面玄関前での「福豆まき」や、特製福豆袋に入った落花生(およそ1000袋、15kg)の配布などを実施。

2024年は劇団四季オリジナルミュージカル「バケモノの子」出演キャストが劇中舞台衣裳で参加し、話題になりました。

2025年の詳細は1月23日(木)現在発表されていませんので、公式サイトで最新情報をご確認ください。

■「通天閣節分福豆まき」概要
開催日:例年節分の日前後
開催スポット:通天閣 1階正面玄関前

公式サイト

【京都府京都市】節分祭/貴船神社

親子で見学したい伝統的な神事
親子で見学したい伝統的な神事

京都市左京区にある「貴船神社」は「豆まき発祥の地」として知られています。

毎年の「節分祭」では、貴船の荘厳な自然の中で、「鳴弦神事」「豆撒きの儀」といった古式ゆかしい神事を見学できます。

また、例年当日には、厄除守入り福豆などの限定授与品の頒布もあります。

「節分祭」の模様
「節分祭」の模様

「貴船神社」が節分行事の発祥に縁が深いといわれているのは、室町時代の御伽草子「貴船の物語」の一節が関係しています。

「鞍馬の山奥に住む鬼の大王の娘と都の中将が恋に落ち、最後は鬼の娘が人間に生まれ変わって結ばれるものの、それを憎んで節分の夜に攻め寄せる鬼をあざむくために鰯を焼いて家の門口に刺し、鬼の目つぶしとして豆をまいた」という、とても興味深いお話です。

■「節分祭」概要
開催日時:2025年2月2日(日)11:00〜
開催スポット:貴船神社

公式サイト

【京都府京都市】節分祭/八坂神社

祇園の舞妓さんや芸妓さんによる、艶やかな舞踊奉納
祇園の舞妓さんや芸妓さんによる、艶やかな舞踊奉納

京都府京都市の「八坂神社」では、例年2日間にわたって「節分祭」が開催されます。

祇園の舞妓さんや芸妓さんによる舞踊奉納と優雅な豆まきが、最大の見どころ。

2日間限定で、空くじなしの抽選券付き「福豆」(授与料300円)、1年の災難を祓う「串札」(初穂料1,000円)の授与なども開催されます。

■「節分祭」概要
開催日時:2025年2月1日(土)〜2日(日)
開催スポット:八坂神社

公式サイト

【京都府京都市】節分追儺祭/ニデック京都タワー

「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の神職による神事の様子
「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の神職による神事の様子

京都市のランドマーク「ニデック京都タワー」では、2025年1月31日(金)に「節分追儺祭」が開催されます。

「賀茂御祖神社(下鴨神社)」の神職による斎行と玉串奉納をはじめ、近隣の幼稚園の園児による豆まきなど、伝統行事を楽しめる内容が魅力です。

「福豆」の配布も! ※2024年開催の様子
「福豆」の配布も! ※2024年開催の様子

来塔者には、入場券の提示で「福豆」が配布され(なくなり次第終了)、家族で節分を楽しむのにぴったりのイベント。地上100mの展望室から京都のまちを一望し、新年の無病息災を祈願する特別な体験ができます。

アクセスは京都駅直結で便利。ぜひ、親子で訪れて楽しいひとときをお過ごしください!

■「節分祭」概要
開催日時:2025年1月31日(金)
開催スポット:ニデック京都タワー

【兵庫県尼崎市】大覚寺節分会/月峯山大覚寺

兵庫県尼崎市の「月峯山大覚寺」は、605年(推古13年)に聖徳太子の命により建立されたと伝わる古刹です。

毎年節分の日には「大覚寺節分会」を開催。豆まきは12時、16時の2回行われます。

また、節分の日だけに奉納される「身振り狂言」は、演目を変えながら終日行われます。せりふなしで身ぶりだけで演じる伝統芸能で、一見の価値がありますよ。

芦刈の破魔矢
芦刈の破魔矢

豆まきの前に上演される「芦刈からくり人形」も必見。開運厄除けの「昆布だるま」や「芦刈の破魔矢」、節分限定御朱印の授与もあります。

■「大覚寺節分会」概要
開催日時:2025年2月2日(日)芦刈からくり人形・豆まき12:00~、16:00~/身振り狂言10:00~16:50頃
開催スポット:月峯山大覚寺

公式サイト

【兵庫県宝塚市】星祭節分会/中山寺

「除災招福豆まき式」はたくさんの人で賑わいます
「除災招福豆まき式」はたくさんの人で賑わいます

兵庫県宝塚市の「中山寺」では、毎年節分の日に「星祭(ほしまつり)節分会」が行われます。

「星祭」とは、真言宗・密教の寺院で古来より行われてきた行事で、除災招福を星に祈る法会のこと。

年の変わり目の節分に当たり星を祀り、「悪い年は悪事災難を免れるように、善い年は一層よくなるように」と祈祷を行います。

一年の厄を払い、その年の幸せを願う「追儺式」では、宝塚歌劇団生が出演する音楽法会を開催。「貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)」の3匹の鬼が観音様に諭され、「福・禄・寿」の善神に変わる様子を、現代風にアレンジした内容です。

関西で活躍する特別ゲストを招いた「除災招福豆まき式」はとても賑いますので、迷子に気をつけてくださいね。

■「星祭節分会」概要
開催日時:2025年2月2日(日)法会:13:00~、15:00~/福豆配布:法会の前後に実施
開催スポット:中山寺

公式サイト

【兵庫県西脇市】節分祭/播州成田山

兵庫県西脇市の「播州成田山」(法輪寺)の「節分祭」では、毎年舞台を組んで盛大に豆まきが行われます。

豆を拾うのは誰でも自由に参加可能。福豆をたくさん拾って、自宅でも元気よく豆まきをして開運招福・疫病退散を願いましょう♪

2025年は地元高校の書道部による書道パフォーマンスや、大道芸、落語も開催予定。

10時からは豪華景品が当たる福引き入り福豆が一袋200円で販売されますよ。数量限定なのでお見逃しなく!

■「節分祭」概要
開催日時:2025年2月2日(日)福引き入り福豆販売:10:00~/豆まき11:45分頃~、13:30頃~、14:30頃~
開催スポット:播州成田山

【奈良県天理市】節分祭/大和神社

古式にのっとった「鬼やらい神事」(画像提供:大和神社)
古式にのっとった「鬼やらい神事」(画像提供:大和神社)

奈良県天理市の「大和神社」では、毎年節分の日に「節分祭」を行っています。

16時からの祭典のあと、18時から古いお神札や正月飾りをお焚き上げする「とんど」に点火。

拝殿では19時から「鬼やらい神事」が始まります。邪鬼を払い、身のケガレを清め、人々の幸福と平和な生活を願う神事で、矛(ほこ)を持った天狗(猿田彦)が赤鬼、青鬼を追います。

「鬼やらい神事」が終わると、豆まきがスタート。福豆にははずれなしの景品くじがついており、当日景品と交換できます。

■「節分祭」概要
開催日時:2025年2月2日(日)祭典16:00~、とんど点火18:00~、鬼やらい神事19:00~
開催スポット:大和神社

【奈良県奈良市】節分会/元興寺

奈良県奈良市の「元興寺」(がんごうじ)では、節分の日に「節分会」を実施。

願いを書いた護摩木(ごまぎ)を炎に入れて焼き尽くし、除厄や家内安全、心願成就を祈願する「節分柴燈大護摩供」(さいとうおおごまく)と、導師と行者衆、一般参加者による火渡り修行が行われます。

15時から舞台で年女と年男による「豆まき」も開催されます。

八雷神(やくさいかづちのかみ)や元興神(がごぜ)の鬼の発祥地である「元興寺」では、「鬼は自分の内から出るように」「福は家の中に入るように」という思いを込め、「福は内、鬼は内」と呼びながら豆をまきくのが特徴です。

※当日火渡り修行をした人・特別祈願をした人が豆まき会場に入場できます

■「節分会」概要
開催日時:2025年2月2日(日)12:00〜
開催スポット:元興寺
料金:入山料500円(小・中学生無料、先着1,000人に福豆を授与)

公式サイト

【奈良県奈良市】節分万燈籠/春日大社

約3,000基の灯籠すべてに火を灯し、人々の諸願成就を祈願します
約3,000基の灯籠すべてに火を灯し、人々の諸願成就を祈願します

奈良県奈良市の「春日大社」には、800年前より貴族や武士、そして一般市民によって境内に奉納された約2,000基の石燈籠と、1,000基の釣燈籠があります。

毎年節分の日には、境内の燈籠に灯りを灯して浄火を献じ、神様にさまざまな祈願をする「節分万燈籠(まんとうろう)」が行われ、毎年多くの参拝者で賑わいます。

御本社(大宮)と若宮のご本殿には瑠璃燈籠も吊り下げられ、境内に幻想的な風景が広がります。17時半からは舞楽奉納も行われます。

■「節分万燈籠」概要
開催日時:2025年2月2日(日)舞楽奉納17:30頃~、燈籠点火18:00頃
拝観:回廊内特別参拝は700円。また、3,000円以上の初穂料で献燈可
開催スポット:春日大社 直会殿(舞楽)、境内一円

個性豊かで見応えのある行事ばかり。伝統文化にふれながら、この1年の家内安全などを祈願しましょう!

※本記事は姉妹サイト「いこーよニュース」掲載の記事を再編し、掲載しています。イベント情報や施設情報など内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行っています

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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