初夏の箱根を彩るあじさいを楽しむ
箱根あじさい電車＆あじさい展

温泉のまちとして全国的に有名な箱根ですが、四季折々の自然を楽しめるハイキングコースや公園も多く、初夏の箱根ではさまざまな場所であじさいの観賞が楽しめます。

また、2023年は、箱根登山鉄道に「夜のあじさい号」が4年ぶりに復活するほか、「箱根強羅公園」では、2023年6月1日（木）～21日（木）まで「あじさい展」が開催されます。

見逃せない初夏の箱根を盛り上げる、あじさい2大イベントの見どころをご紹介します。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

箱根登山鉄道の車窓から線路沿いのあじさいを楽しもう

箱根であじさいが見頃になる6月中旬頃からの箱根登山鉄道は「箱根あじさい電車」の愛称で呼ばれます。

「箱根湯本駅」から「強羅駅」までの標高差約400m以上を登って行く線路沿いには、あじさいが植栽されており、車窓の目の前にあじさいの大パノラマが広がります。

標高が高いので6月だけなく、7月に入ってもあじさいの見頃が続くのもうれしいポイントです。

4年ぶりに「夜のあじさい号」が運行再開

ライトアップされたあじさいの幻想的な風景を堪能しましょう

2023年6月15日（木）～7月9日（日）の18:30頃～22:00頃までは、線路沿いのあじさいがライトアップされます。

ライトアップされる場所は、「箱根湯本駅」から「彫刻の森」までの区間の合計5カ所。幻想的な風景が広がり、昼間のあじさいとはまた違った魅力を感じられます。

また、6月17日（土）～7月2日（日）には、座席指定列車「夜のあじさい号」が4年ぶりに運行されます。

「夜のあじさい号」は、区間中に記念撮影時間が設けられていたり、あじさいのライトアップ箇所で電車内の照明を落としたりと、あじさい観賞を存分に堪能できるよう工夫されています。

さらに、「あじさい電車オリジナルうちわ」のプレゼント付きです。運行時間や座席予約は公式サイトをチェックしてみてくださいね。

約50種のあじさいを観賞できる「箱根強羅公園」の「あじさい展」

雨上がりのキラキラした輝きをイメージして飾られた華やかなあじさいが会場を彩ります

四季折々の花が咲く「箱根強羅公園」では、2023年6月1日（木）～6月21日（木）の期間、「あじさい展」が開催されます。

くれない山あじさい

イベント会場では、約50種類のあじさいが展示されます。可憐な姿で見る人を魅了する日本原種の“やまあじさい”や、色鮮やかな“せいようあじさい”など、人気のあじさいがずらり。

あじさい観賞後は、無人販売コーナーもチェックし、気に入ったあじさいを購入して帰りましょう。

「夜のあじさい号」と連動したスイーツやガイドツアーも楽しもう

「あじさいサンデー」660円

公園内にある「一色堂茶廊」（いっしきどうさろう）では、「夜のあじさい号」タイアップ企画として、2023年6月1日（木）～7月2日（日）に、あじさいをイメージしたスイーツが販売されます。

店内では、あじさいをイメージしたゼリーと、ふわふわなめらかな食感のカルピジャーニソフトクリームをあわせた「あじさいサンデー」が食べられます。

「バタフライピーティー」600円

テイクアウトなら、レモンを絞ることで、あじさいの花のように青色から紫色へ色を変える「バタフライピーティー」が用意されています。

また、100年を超える公園の歴史や園内のあじさいについて園内スタッフが解説する「まるわかり！箱根強羅公園ガイドツアー」も実施されます。箱根や花々がもっと好きになる興味深い話を聞けそうですね。

今回紹介した以外にも、箱根周辺にはたくさんの観光スポットや宿泊施設もあり、週末旅行にも最適です。箱根までは「新宿駅」からロマンスカーで約1時間40分。車でも東京から2時間程度と気軽におでかけできるのが魅力です。

長い期間楽しめる箱根のあじさいを観賞しにおでかけしませんか。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部／転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。