【東京再発見】品川区の名所17選<br/>2025おすすめの穴場や天然温泉も
更新日2025年05月21日/公開日2025年05月21日

【東京再発見】品川区の名所17選
2025おすすめの穴場や天然温泉も

体験する
歴史・文化を感じる
東京都品川区

都内に住む親子も意外と知らない、“東京の魅力あふれる名所”をご紹介! 今回は品川区の観光スポットのなかから、親子におすすめの名所と穴場をピックアップします。

江戸時代には旧東海道・第一の宿場町としてにぎわい、交通、交易の要所として栄えた品川のまち。今も寺社仏閣ほか歴史資源が多く残り、水辺の公園や天王洲アイル、個性的な商店街など魅力がいっぱい! 

日帰り観光やまち歩きはもちろん、泊りがけでも満喫できること間違いなし。記事を参考におでかけを楽しんでくださいね。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

大田区の観光名所と穴場をチェック!

【大井】大森貝塚遺跡庭園

貝塚・縄文文化を学べる、日本考古学発祥の地

いざ、縄文時代へタイムトリップ!(画像提供:jampan / PIXTA)
いざ、縄文時代へタイムトリップ!(画像提供:jampan / PIXTA)

品川区大井に位置する「大森貝塚遺跡庭園」は、縄文時代の人々が食べた貝殻や動物の骨・土器・石器などが見つかった「大森貝塚」の跡地を整備した、歴史ロマンあふれる公園です。

「大森貝塚遺跡庭園」にあるモース博士の像(画像提供:品川区)
「大森貝塚遺跡庭園」にあるモース博士の像(画像提供:品川区)

アメリカのモース博士が発見・発掘した「大森貝塚」は「日本考古学発祥の地」とも呼ばれ、国の史跡に指定されています。また出土品は、1975年(昭和50年)に国の重要文化財に指定されました。

入園無料の園内には、モース博士の功績を伝える石像や、貝塚について学べる広場、記念碑などがあり、縄文時代の人の暮らしに思いを馳せることができます。

「縄文の広場」のミスト噴水(画像提供:品川区)
「縄文の広場」のミスト噴水(画像提供:品川区)

また、子供たちに大人気なのが、公園中央の「縄文の広場」にあるミスト噴水! 夏になると30分ごとに霧状の水が噴き出し、涼を求める子供たちの歓声が響きます。

すぐ近くには「品川歴史館」もあり、一緒に見学すれば、さらに学びが深まりますよ。

■スポット概要
所在地:東京都品川区大井6-21-6
アクセス:【電車】JR京浜東北線「大森駅」から徒歩で約5分/「大井町駅」から「池上・蒲田」行きバスに乗車、「大森操車所」バス停から徒歩すぐ
駐車場:なし ※公共交通機関の利用を推奨

【大井】品川歴史館

2024年に大規模リニューアル!体験しながら歴史を学べる施設

「品川歴史館」外観(画像提供:Caito / PIXTA)
「品川歴史館」外観(画像提供:Caito / PIXTA)

品川区大井にある「品川歴史館」は、品川区の長い歴史を、原始・古代から現代まで、楽しく学べるスポットです。2024年4月にリニューアルオープンして、ますます魅力がアップしました!

館内には、時代ごとのトピックスを再現した大きなジオラマや、タッチパネル式の「しながわ歴史年表」、巨大スクリーンに映し出される「品川歴史絵巻」など、地域の歴史を楽しく学べる仕掛けが豊富。

「品川って昔はこうだったんだ!」と、親子で目を丸くするような発見がたくさんありますよ。土器パズルなどの体験コーナーもあり、子供も飽きることなく歴史に親しめます。

庭園の竪穴式住居跡(画像提供:Caito / PIXTA)
庭園の竪穴式住居跡(画像提供:Caito / PIXTA)

入園無料の庭園もあり、木々の新緑や紅葉、水滴が美しい音色を奏でる水琴窟(すいきんくつ)が楽しめるほか、復元した竪穴住居跡を見学できます。

特別展や子供向けの歴史講座などが開催されることもあるので、おでかけ前にチェックしてみるのがおすすめです。入館料が一般100円、小・中学生50円(品川区在住・在学の小中学生は無料)というのもうれしいですね。

■スポット概要
所在地:東京都品川区大井6-11-1
アクセス:【電車】JR京浜東北線「大森駅」北口から徒歩で約10分/「大井町駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり(3台) ※公共交通機関の利用を推奨

【小山台・目黒区下目黒】林試の森公園

100年以上の歴史を持つ緑豊かな都立公園

木漏れ日の中を歩いて森林浴(画像提供:千和 / PIXTA)
木漏れ日の中を歩いて森林浴(画像提供:千和 / PIXTA)

品川区と目黒区にまたがる「林試の森公園」は、100年以上の歴史を持つ、緑豊かな都立公園です。もともとは明治時代に国の林業試験場としてスタートした場所で、その広大な敷地には今も当時の面影を残すたくさんの木々が育っています。

園内は東西に長く、外周をぐるりとお散歩するだけでも約45分かかるほど広々! のびのびと遊べる芝生広場や、夏には子供たちに大人気のじゃぶじゃぶ池(7月中旬~8月下旬、小学生低学年以下対象)、予約制のデイキャンプ施設などがあり、家族みんなで一日中楽しめますよ。

樹齢100年を超える巨木や珍しい樹木を観察してみよう

紅葉シーズンもきれいです(画像提供:Caito / PIXTA)
紅葉シーズンもきれいです(画像提供:Caito / PIXTA)

そして、この公園の大きな魅力は、なんといっても多種多様な樹木たち! 樹齢100年を超える大きな木もたくさんあり、普段なかなか見られない珍しい種類の木々にも出会えます。

「あの木の名前は何かな?」とおしゃべりしながら、子供と一緒に樹木観察をするのもおすすめです。公園のシンボルツリーである大きなクスノキは、一見の価値ありですよ!

■スポット概要
所在地:東京都品川区小山台2、目黒区下目黒5
アクセス:【電車】「武蔵小山駅」から徒歩で約10分/「渋谷駅」から「五反田」行きバスに乗車、「林試の森入口」バス停で下車後、徒歩で約1分
駐車場:なし ※公共交通機関の利用を推奨

【勝島】しながわ水族館

東京湾の生き物やイルカに出会える水族館

水槽は子供の目線で見やすい高さに設定。水族館デビューにも最適!
水槽は子供の目線で見やすい高さに設定。水族館デビューにも最適!

「しながわ水族館」は、“海や川とのふれあい”をテーマにしたスポット。1991年、「しながわ区民公園」内にオープンしました。館内では、東京湾にすむ魚たちや世界の珍しい海洋生物など、たくさんの生き物たちに出会えます。

1階の「海面フロア」では、東京湾の干潟や川の生き物を間近に観察できます。屋外の「イルカ・アシカスタジアム」では、ダイナミックなイルカショーや、コミカルなアシカショーが大人気!

チャーミングなゴマフアザラシ(画像提供:たけぽん / PIXTA)
チャーミングなゴマフアザラシ(画像提供:たけぽん / PIXTA)

同じフロアの「ペンギンランド」ではかわいらしいマゼランペンギンが、「アザラシ館」ではトンネル水槽でゴマフアザラシが元気に泳ぐ姿を間近に見ることができます。

海の世界に没入できる「トンネル水槽」は必見!

天井いっぱいに大海原が広がります
天井いっぱいに大海原が広がります

地下1階の「海底フロア」には、頭上をウミガメや大きなエイが優雅に泳ぐ「トンネル水槽」があり、まるで海の中を散歩しているような気分を味わえます。

クラゲと一緒に写真を撮れる「クラゲフォトスタジオ」水槽や、2021年にできた「カワウソ“小さな狩人”」も人気。

普段は見ることができないバックヤードツアーや、エサやり体験は予約制です。ぜひ親子で体験してみてください。

■スポット概要
所在地:東京都品川区勝島3-2−1 しながわ区民公園内
アクセス:【車】首都高速1号羽田線「鈴ヶ森出入口」、湾岸線「大井南出入口」から約10分
【電車】京急本線「大森海岸駅」から徒歩で約8分/JR京浜東北線「大森駅」から徒歩で約15分
駐車場:あり(しながわ区民公園駐車場を利用)

【北品川】品川神社

金運アップの御神水と「品川富士」で知られる神社

「品川神社」社殿(画像提供:degu66 / PIXTA)
「品川神社」社殿(画像提供:degu66 / PIXTA)

「品川神社」は、源頼朝が海上交通の安全と祈願成就の守護神として創建したとされる神社です。明治天皇が東京を代表する神社として認めた「東京十社」のひとつに数えられています。

1964年(昭和39年)にリニューアルされた社殿や、昇り龍と下り龍の彫刻が施された石造りの鳥居が見どころ。神社の裏手には、板垣退助と絹子夫人の墓が並んでいます。

金運アップのご利益があるといわれている「一粒萬倍の御神水」(画像提供:マノリ / PIXTA)
金運アップのご利益があるといわれている「一粒萬倍の御神水」(画像提供:マノリ / PIXTA)

境内にはパワースポットとして有名な「一粒萬倍(いちりゅうまんばい)の御神水」があり、お金や印鑑を洗えば金運アップのご利益にあやかれると人気です。

都内最大級の「富士塚」があることでも有名。”品川富士”と呼ばれる富士山のミニチュア版があり、気軽に富士登山ができますよ。

「品川神社」の神輿は、前後左右、不規則に動かす独特な担ぎ方「城南担ぎ」が特徴
「品川神社」の神輿は、前後左右、不規則に動かす独特な担ぎ方「城南担ぎ」が特徴

また毎年6月7日に近い金・土・日曜には、通称「北の天王祭」と呼ばれる「品川神社例大祭」を開催。神輿がまちを練り歩き、たくさんの人でにぎわいます。

■スポット概要
所在地:東京都品川区北品川3-7−15
アクセス:【電車】京急本線「新馬場駅」北口から徒歩で3分
駐車場:なし

【戸越】戸越銀座商店街

東京有数の長い商店街で食べ歩き満喫

にぎやかな戸越銀座商店街(画像提供:Ryuji / PIXTA)
にぎやかな戸越銀座商店街(画像提供:Ryuji / PIXTA)

「戸越銀座商店街」(以下、戸越銀座)は、全長約1.3kmの距離を誇る商店街です。通りに沿って約400店舗が軒を連ね、コロッケや焼き鳥などの食べ歩きスポットとして人気を集めています。

「戸越」という地名の由来は、江戸から現在の戸越を越えると、相模の国(神奈川県の大部分)に入ることから「江戸越えの村」と呼ばれ、やがて「戸越」になったという説があります。

また、東京屈指の観光地である「銀座」の名がつく場所は全国各地にありますが、戸越銀座はその第1号です。関東大震災の時に、銀座がレンガの瓦礫の処分に困っていたのを戸越が譲り受けて、当時水はけの悪かった戸越の商店街の通りに敷き詰めたのがその由来とされています。

子供連れなら車両通行禁止の時間帯がおすすめ

東急池上線「戸越銀座駅」、都営浅草線「戸越駅」から近くて便利(画像提供:ニングル / PIXTA)
東急池上線「戸越銀座駅」、都営浅草線「戸越駅」から近くて便利(画像提供:ニングル / PIXTA)

戸越銀座には、安心して買い物ができる工夫がいくつかあります。

例えば、毎日午後3時間ほど(月曜~土曜15:00~18:00、日曜・祝日14:00~19:00)交通規制が行われているので、子供と歩く際も安心。また、電信柱がすべて地下化されているのも特徴です。

近くには江戸時代の大名の庭園跡である「戸越公園」や、天然温泉と露天風呂を楽しめる「戸越銀座温泉」もあるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都品川区戸越1~3、平塚1~3、豊町1
アクセス:【電車】東急池上線「戸越銀座駅」、都営浅草線「戸越駅」から徒歩すぐ
駐車場:なし ※周辺にコインパーキングあり


【戸越】戸越銀座温泉

施設外観
施設外観

戸越銀座の路地に位置する「戸越銀座温泉」。地下300mからくみ上げた、“美肌の湯”と名高い黒湯温泉を堪能できる温浴施設です。

昔ながらの銭湯の雰囲気を残した「月の湯」
昔ながらの銭湯の雰囲気を残した「月の湯」

日替わりで男湯と女湯が入れ替わるのも特徴のひとつ。「月の湯」は、伝統的な銭湯のスタイルを生かした懐かしい雰囲気の浴場です。壁には富士山が描かれ、大浴槽が黒湯で満たされています。

もう一つの「陽の湯」は、スパ風のモダンな造り。日の光が差す露天風呂に黒湯が使われています。品川区にはほかにも温泉や銭湯が点在しているので、親子で湯巡りをするのも楽しいですよ。

品川区の温泉・銭湯・スパをチェック!(姉妹サイトいこーよ)

■スポット概要
所在地:東京都品川区戸越2-1-6
アクセス:【電車】都営浅草線「戸越駅」から徒歩で約3分/東急池上線「戸越銀座駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり

【戸越】戸越八幡神社

御朱印の種類が豊富!地元に愛される神社

戸越八幡神社(画像提供:ヒロミ / PIXTA)
戸越八幡神社(画像提供:ヒロミ / PIXTA)

浅草線「戸越駅」から歩いて約7分の場所にある「戸越八幡神社」は、病気平癒、厄払い、仕事運向上などのご利益があるといわれています。

社殿は1855年(安政2年)に創建されたもので、震災や戦災から免れ、都内でも数少ない木造神社建築を今に伝えています。

鳥居をくぐると約80m続く細長い参道の両側に、樹齢300年を超えるケヤキやイチョウなどの古木が茂り、荘厳な雰囲気を漂わせています。また社殿の前の広場にはいくつかのベンチが設置されており、参拝者が休憩できるようになっています。

また、週限定や月限定、祭事限定などさまざまな御朱印を頒布しているのも魅力です。植物や動物を描いた、かわいらしい絵柄の御朱印も多く、全部集めたくなってしまいますよ。

■スポット概要
所在地:東京都品川区戸越2-6−23
アクセス:【電車】都営浅草線「戸越駅」から徒歩で約7分/東急大井町線「戸越公園駅」から徒歩で約10分
駐車場:なし

【豊町】戸越公園

緑に囲まれた癒しの庭園

大名庭園の趣を残す公園(画像提供:Sunrising / PIXTA)
大名庭園の趣を残す公園(画像提供:Sunrising / PIXTA)

「戸越公園」は品川区を代表する区立公園です。その歴史は古く、江戸時代に肥後国(熊本)藩主・細川家の下屋敷があった場所に造られました。池を中心とした回遊式庭園となっており、渓谷や滝、築山を見ることができます。

また、梅、桜、藤、つつじ、黄菖蒲(きしょうぶ)シャクナゲ、紫陽花、イチョウといった季節の花木が植えられ、四季折々の美しい自然を楽しめます。

なかでも例年11月から12月頃にかけて開花するヒマラヤ桜は必見です。

池のほとりに咲く黄菖蒲は、例年5月中旬が見頃(画像提供:かもめ / PIXTA)
池のほとりに咲く黄菖蒲は、例年5月中旬が見頃(画像提供:かもめ / PIXTA)

遊具が設置されていたり、池にはカメやコイが泳いでいたりと、子供から大人まで幅広い年齢の人が楽しめる憩いの場です。手入れが行き届いているため、気持ちよく過ごすことができますよ。

都内にいることを忘れてしまいそうなほど、自然豊かでのどかな公園です。天気の良い日にぜひ遊びに行ってみてくださいね。

■スポット概要
所在地:東京都品川区豊町2-1−30
アクセス:【電車】東急大井町線「戸越公園駅」から徒歩で約7分/東急大井町線「下神明駅」から徒歩で約5分
駐車場:なし

【西品川】貴船神社

709年創建の歴史ある神社

JR各線、東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎駅」と戸越銀座の間に位置する「貴船神社」は、1300年以上もの歴史があり、この地域最古の神社といわれています。

709年(和同2年)、藤原伊勢人(ふじわらのいせんど)の勧請(神様の分霊を招いて祀ること)により創建されました。

創建時は「貴布裲(きふね)大明神」と称し、水神として崇められてきました。江戸時代に「貴船神社」と書き改められたといわれています。

御祭神は、高龗大神(たかおかみのおおかみ)と素盞嗚尊(すさのおのみこと)です。境内には、居木橋村の名主であった松原氏が造立した、高さ約1mの「文政11年銘道標」が保存されています。

境内はそれほど広くはありませんが、とても落ち着く雰囲気。鳥居の横にいらっしゃる、愛らしい表情の大きな布袋尊像も必見です。

金色の神輿が練り歩く「貴船祭」

毎年6月初旬の週末に行われる「貴船祭」は、水の神様を祀る同社最大の祭礼。金色の神輿が町内を練り歩き、大変なにぎわいをみせます。

■スポット概要
所在地:東京都品川区西品川3-16-31
アクセス:駐車場:なし

公式サイト

【東五反田】池田山公園

四季折々の花で彩られた緑豊かな公園

緑豊かな園内(画像提供:Caito / PIXTA()
緑豊かな園内(画像提供:Caito / PIXTA()

品川区東五反田の閑静な住宅街に佇む「池田山公園」は、江戸時代に備前岡山藩主・池田家の下屋敷があった場所で、その奥庭の跡地を利用して造られた美しい区立公園です。

起伏に富んだ地形を巧みに生かした池泉回遊式庭園で、都会の喧騒を忘れさせてくれるような静かで落ち着いた雰囲気が魅力。四季折々の豊かな自然を楽しめ、入園料が無料なのもうれしいポイントです。

四季の花々も楽しめます(画像提供:i-flower / PIXTA)
四季の花々も楽しめます(画像提供:i-flower / PIXTA)

例年2月〜3月には梅や椿、4月〜5月はつつじが咲き誇り、初夏には花菖蒲(はなしょうぶ)や紫陽花(あじさい)が開花。秋になると木々が赤や黄色に色づき、見事な紅葉が楽しめますよ。

高台の休憩ゾーンからのんびりと景色を眺めたり、池の周りをゆっくりと散策したり、木陰で読書を楽しんだりと、思い思いの時間を過ごすのにぴったりの場所です。

子供と一緒に季節の草花を探したり、静かな自然の中で深呼吸したりするのも、素敵な体験になりそうですね。

■スポット概要
所在地:東京都品川区東五反田5-4−35
アクセス:【電車】「五反田駅」、「目黒駅」から徒歩で約15分
駐車場:なし

【東五反田】旧島津公爵邸(清泉女子大学本館)

大正ロマンの面影を残す大邸宅

ルネサンス様式の美しい洋館(画像提供:house-pixta / PIXTA)
ルネサンス様式の美しい洋館(画像提供:house-pixta / PIXTA)

「旧島津公爵邸」は、1917年(大正6年)に建てられたルネサンス様式の洋館です。日本の近代建築の礎を築いたイギリスの建築家ジョサイア・コンドル氏が設計しました。

ジョサイア・コンドル氏が設計した建物は残念なことに数えるほどしか残っていません。そのなかでも、華族最上位の公爵家の邸宅はこの島津公爵邸のみで、晩年の代表作としても知られています。

1962年(昭和37年)からは、学生が本物の文化にふれる環境を作りたいという思いから、清泉女子大学本館として聖堂や教室、会議室として現役で利用されています。

ステンドグラスやマントルピースなど当時の内装が今もそのまま残されており、天井の繊細な彫刻なども良好な状態で保存されています。2012年(平成24年)にはその歴史的価値の高さが認められ、東京都有形文化財として登録されました。

2025年の秋季見学ツアーは6月下旬から募集スタート!

大学本館として使用されているため、通常は校内に立ち入ることができませんが、春と秋に学生がガイドとして案内する見学ツアー期間は入ることができます。

2025年秋季見学ツアーの募集開始は、2025年6月下旬の予定。歴史と伝統を刻んできた由緒ある邸宅内部と庭園を見ることができる貴重な機会なので、親子で申し込んでみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都品川区東五反田3-16-21
アクセス:【電車】「五反田駅」から徒歩で約10分
駐車場:なし

公式サイト


【東五反田】ねむの木の庭

上皇后陛下ゆかりの樹木や草花で彩られた癒しの場所

ねむの木が中央に立っています(画像提供: Caito / PIXTA)
ねむの木が中央に立っています(画像提供: Caito / PIXTA)

「ねむの木の庭」は、JR山手線、都営浅草線、東急池上線「五反田駅」から徒歩約7分の場所にある区立公園。この場所には、もともと上皇后美智子様のご実家、旧正田邸がありました。

「ねむの木」の名は、上皇后陛下が高校生時代に作詞された「ねむの木の子守歌」からつけられたもの。園内は美智子さまゆかりの樹木や、お歌の中で詠まれた樹木・草花などで美しく彩られ、公園の中央にはシンボルツリーとしてねむの木が植えられています。

初夏と秋には「プリンセス・ミチコ」が見頃に

「ねむの木の庭」に咲く「プリンセス・ミチコ」(画像提供:ニングル / PIXTA)
「ねむの木の庭」に咲く「プリンセス・ミチコ」(画像提供:ニングル / PIXTA)

また皇太子妃時代に英国から贈られたバラ「プリンセス・ミチコ」は必見。「プリンセス・ミチコ」の見頃は毎年5月上旬~中旬と10月中旬~11月下旬で、ねむの木は6月~7月です。

草木や花を愛でながら、親子でお散歩を楽しんでみてはいかがでしょうか?

■スポット概要
所在地:東京都品川区東五反田5-19−5
アクセス:【電車】「五反田駅」から徒歩で約8分
駐車場:なし

【東五反田】容器文化ミュージアム

容器包装の歴史や技術が丸わかり

展示室の様子
展示室の様子

「容器文化ミュージアム」は、歴史や技術など容器包装の文化を発信する施設です。

人々の暮らしをより便利にしてきた容器包装が長い歴史の中でどのように進化し、人の生活を変えてきたのかを、実物の容器やアニメーションで紹介しています。

最新の包装技術の工夫を知ることができ、缶、ビン、ペットボトルなど身の回りのあらゆる”容器”の見方が変わるはずです。

100年前の缶を作る機械
100年前の缶を作る機械

現代的で洗練されたデザインの館内には、実際にさわったり、動かしたりと、体験しながら学習できる工夫がいっぱい。のぞき穴やドアなどの仕掛けを楽しみながら、学ぶことができます。

歴史年表コーナーには、昔の容器がたくさん展示してあるので、ママパパは懐かしさを感じるはず!

夏休み期間には、子供向けのイベントやエコ工作などが開催されたことも。また、予約制で容器についての教室や、案内付きの見学も実施しているので、公式サイトでチェックしてみてくださいね。

■スポット概要
所在地:東京都品川区東五反田2-18−1 大崎フォレストビルディング
アクセス:【電車】①「五反田駅」から徒歩で約8分 ②JR各線、東京臨海高速鉄道りんかい線「大崎駅」から徒歩で約6分
駐車場:専用駐車場なし(ビルの地下に有料駐車場あり)

【東品川】天王洲アイル

水と緑に囲まれたアートなエリア

「天王洲アイル」の遠景(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)
「天王洲アイル」の遠景(画像提供:kazukiatuko / PIXTA)

品川区の臨海部に位置する「天王洲アイル」は、江戸時代に築かれた第四台場の跡地なども含めて開発された、約20万平方メートルの島のようなエリアです。

オフィスビルを中心に、多彩なショップやレストラン、カフェ、アートギャラリーなどが集まり、ドラマやCMのロケ地としてもおなじみ。コンパクトながらも見どころがいっぱいです!

ふれあい橋と海岸通りをつなぐアートな小径・ボンドストリート(画像提供:yama1221 / PIXTA)
ふれあい橋と海岸通りをつなぐアートな小径・ボンドストリート(画像提供:yama1221 / PIXTA)

また、ギャラリーや多目的ホールを備えたビルが点在する“アートの島”としても知られています。まちのあちこちにユニークなオブジェが飾られ、広場にはデザイン性の高いベンチも。

散策するだけでも、目黒川河口近くの水門に描かれたかわいらしいクジラの絵など楽しい発見がたくさんあります。無料のギャラリーや展示スペースも多く、気軽にアートにふれられるのが魅力です。

水辺の心地よい風や夜景に癒される

ボードウォークの「第三水辺広場」(画像提供:yama1221 / PIXTA
ボードウォークの「第三水辺広場」(画像提供:yama1221 / PIXTA

劇場を囲む「第一水辺広場」から、天王洲運河に沿う「第三水辺広場」までの散策道「ボードウォーク」は、ぜひ歩いてみたい人気スポット。心地よい風を感じながら水辺の景色を楽しんだり、ベンチでひと休みしたりと、ママパパのリフレッシュにも最適です。

隣接する「東品川海上公園」の屋上庭園からの眺めや、「天王洲公園」から運河を行き交う船を眺めるのもおすすめ。夕暮れからの美しい夜景も必見ですよ。

■スポット概要
所在地:東京都品川区東品川2
アクセス:【電車】①東京モノレール、りんかい線「天王洲アイル駅」下車すぐ ②JR各線「品川駅」から徒歩で約15分 ③京浜急行本線「新馬場駅」から徒歩で約13分
駐車場:あり

公式サイト

【東八潮】潮風公園

美しい景色とバーベキューが楽しめる海辺の公園

南中央口と噴水広場を結ぶヤシ並木はリゾート感たっぷり(画像提供:SUYA / PIXTA)
南中央口と噴水広場を結ぶヤシ並木はリゾート感たっぷり(画像提供:SUYA / PIXTA)

品川区東八潮にある「潮風公園」は、臨海副都心にある都立公園で最大級の公園です。海辺の公園ならではの施設を備え、レインボーブリッジを背景とした東京湾の美しい景色や、ダイナミックな大井コンテナ埠頭を眺めることができるのが魅力です。

思い思いに過ごせる「太陽の広場」(画像提供:a_text / PIXTA)
思い思いに過ごせる「太陽の広場」(画像提供:a_text / PIXTA)

首都高を挟んだ北側は、広大な芝生のエリア「太陽の広場」です。西側は海に面したコーストデッキで、心地良い潮風を感じながら散策を楽しめます。特に南コーストデッキからの見晴らしはおすすめで、空気の澄んだ日には富士山を望めます。

また、バーベキュー場もファミリーに人気。都心からアクセスしやすく、コンロなどの調理器具や食材などを事前予約しておけば手ぶらでバーベキューを楽しめて便利ですよ。

「お台場海浜公園」や「シンボルプロムナード公園」とも隣接していて、周辺にも海と船をテーマにした「船の科学館」など施設が充実しています。

■スポット概要
所在地:東京都品川区東八潮1−2
アクセス:【車】①首都高速11号台場線「台場出入口」から約7分 ②高速湾岸線「臨海副都心出入口」から約4分
【電車】東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「台場駅」または「東京国際クルーズターミナル駅」から徒歩で約5分
駐車場:あり

【東八潮】船の科学館

海と船について学べるミュージアム

初代南極観測船「宗谷」(画像提供:Masa / PIXTA)
初代南極観測船「宗谷」(画像提供:Masa / PIXTA)

お台場にある「船の科学館」は、海と船の総合ミュージアムです。

2025年5月現在、建物老朽化に伴う解体工事のため本館・別館・屋外展示の公開を終了していますが、初代南極観測船「宗谷」は無料で見学できます。

「宗谷」は、数々の困難を乗り越えて何度も南極への航海を成功させた船。船内に入ると、当時の船員さんたちの生活空間や操舵室などを見学できて、まるで南極探検隊の一員になったような気分を味わえますよ♪

■スポット概要
所在地:東京都品川区東八潮3-1
アクセス:【車】首都高速湾岸線「臨海副都心出入口」または「有明出入口」から約5分/首都高速11号台場線「台場出入口」から約5分
【電車】東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)「東京国際クルーズターミナル駅」から徒歩で約2分/りんかい線「東京テレポート駅」から徒歩で約12分
駐車場:専用駐車場なし(近隣に有料駐車場あり)

「品川神社」や「大森貝塚」などの歴史的なスポットや、珍しい樹木が見られる「林試の森公園」、人情味あふれる「戸越銀座商店街」など、個性豊かな名所ぞろい。品川の魅力を再発見し、親子の楽しい思い出を作ってくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年5月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。内容の一部は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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