まもなく見頃！福岡のあじさい名所4選
2025人気スポット＆イベントも

初夏を彩る代表的な花のひとつ「紫陽花」（あじさい）。見頃を迎える6月を中心に、青や紫、ピンクなど色とりどりの花が咲き誇る風景は、梅雨の時期ならではの絶景です。

寺院や公園、山あいなど、福岡県には個性豊かな“紫陽花の名所”があります。

今回は、親子で楽しめる名所から静かに癒される穴場スポットまで、見頃の時期に訪れたいおすすめのあじさいスポットをご紹介します。

雨の日も心が晴れる、とっておきの花風景に家族でおでかけしてみませんか？

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※アジサイの開花時期は気候などによって変わるため、各施設の見頃はあくまで目安です。開花時期は公式サイトなどでご確認ください。また、アジサイの品種・株数は栽培状況や開花状況によって異なる場合があります

あじさいとは？見頃は？

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あじさいは、梅雨の時期に咲く初夏の風物詩。古くは『万葉集』にも「安治佐為・味狭藍」（あぢさゐ）という名で登場し、昔から愛されてきました。

花びらのように見える部分は「がく」（装飾花）で、青や紫、ピンクなど土壌の酸性度によって色が変化するのが特徴です。

一般的な見頃は6月上旬から下旬。地域によっては5月下旬から咲き始め、7月初旬まで楽しめる場所もあります。

あじさいにはどんな品種がある？

あじさいは品種改良が盛んに行われ、現在では2,000種類以上もの品種があると言われています。ここでは、代表的なあじさいの品種を紹介します。

ホンアジサイ（西洋アジサイ）

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丸くこんもりとした花姿が特徴の「ホンアジサイ」は、日本原産の「ガクアジサイ」が18世紀後半に欧州に渡り、品種改良を経て「西洋アジサイ」として逆輸入されたもの。観賞用として最も広く親しまれています。

ガクアジサイ

中心に小さな花が集まり、その周囲を装飾花が額縁のように囲む姿から、その名が付けられたと言われています。太平洋沿いの限られた暖地に分布し、繊細な姿が魅力です。

ヤマアジサイ

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「ヤマアジサイ」は、山地に自生しています。小さな花と光沢のない葉が特徴のヤマアジサイは、自然な趣がある姿とやさしい色合いで人気があります。

アナベル

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「アナベル」は、北アメリカ原産のアジサイの一種で、真っ白な大きな花房が特徴です。咲き始めはライムグリーンで、次第に純白へと変化する清楚な美しさが魅力。丸くこんもりと咲く姿は、庭木や花壇でも人気があります。

ダンスパーティー

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装飾花が星形のような形をした姿が特徴の「ダンスパーティ」は、静岡県の植物園で生まれたオリジナル品種。シャープな「がく片」が八重に重なり、優雅な花姿が特徴です。

ここから、福岡県のあじさいスポットについて見どころや見頃、イベント情報を紹介します。

【福岡市】海の中道海浜公園「あじさいの小径」

ワンダーワールド口から海の中道駅口の「あじさいの小径」

福岡市の国営海の中道海浜公園にある「あじさいの小径」。園内の松林の林床に沿って整備されたこの小径には、約30品種・2,000株の紫陽花が植えられており、例年6月中旬から7月上旬にかけて見頃を迎えます。

色とりどりの紫陽花が静かな松林のなかに咲き誇る様子に、癒されること間違いなしですよ。

大芝生広場には、イルカをイメージした複合遊具も！

園内には親子で楽しめる施設が充実しています。「ちびっこ広場」では、海賊船やクジラの形をした複合遊具、ブランコ、滑り台、シーソーなど、子どもたちが夢中になる遊具が揃っています。

さらに、夏季には「サンシャインプール」や「動物の森」など、家族で一日中楽しめるアクティビティが満載ですよ。

【福岡市】筥崎宮あじさい苑

色とりどりに咲き競う紫陽花

福岡市東区の筥崎宮（はこざきぐう）境内の西奥にある「あじさい苑」。紫陽花の見頃となる6月にオープンする期間限定のスポットです。

2025年は6月1日（日）〜30日（月）に開苑。約1,700坪の広大な敷地には、「ブルーダイアモンド」や「ピンクダイアモンド」、「墨田の花火」など、約100品種・3,500株の紫陽花が咲き誇ります。

国の重要文化財である社殿を背景に、色とりどりの花々が織りなす景色は、訪れる人々の心を和ませますよ。

【久留米市】千光寺

山間を彩る紫陽花（画像提供：rover200 / PIXTA）

久留米市にある「千光寺」では、1982年から紫陽花を植え始め、その数は年々増加。今では、約7,000株ものあじさいが境内を彩り、「あじさい寺」として親しまれています。

例年6月になると、緑豊かな山間の風景と、色とりどりのあじさいが織りなす情景は、訪れる人々の目を楽しませます。

特に山の斜面に咲き広がるあじさいは圧巻！　写真撮影や花めぐりを楽しむ人々に人気のスポットです。

千光寺 あじさい祭り

2025年6月1日（日）〜29日（日）には、「千光寺　あじさい祭り」も行われ、華やかな初夏の風物詩として多くの人で賑わいます。

境内は自然が多いので、自然観察を楽しみながら、季節の花を間近に感じられる体験ができますよ。

【糸田町】金山アジサイ園

国道201号飯塚庄内田川バイパスの筑豊烏尾トンネル近くの斜面にある「金山アジサイ園」（画像提供：takashi355 / PIXTA）

糸田町にある「金山アジサイ園」では、青、赤、薄紫、白など約15種類7,000株の紫陽花が斜面に咲き誇ります。

地域ボランティアの手によって整備された園内は、見頃の6月上旬から7月上旬にかけて多くの見物客で賑わいます。入場無料で楽しめるので、親子で気軽におでかけしてみてくださいね。

福岡県のあじさいスポットやイベントをご紹介しました。色とりどりのあじさいが咲き誇る景色は、梅雨の時期でも気分を癒してくれるのにぴったり。見頃を迎える時期に、ぜひお気に入りの紫陽花スポットを訪れて、親子で思い出作りをしてみてはいかがでしょうか。

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。