【地域おこし協力隊が紹介】大自然を有する城下町・新潟県長岡市
更新日2025年06月12日/公開日2025年06月11日

【地域おこし協力隊が紹介】大自然を有する城下町・新潟県長岡市

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新潟県長岡市

着任した地域に移り住み、まちの活性化のために活躍する「地域おこし協力隊」。彼らに各地の魅力を調査する連載の第3回。今回は、花火大会も有名な新潟県長岡市を紹介します。 

新潟県の地域おこし協力隊組織「ニイガタコラボレーターズ」の長島遼平(ながしまりょうへい)さんは、アウトドアをフックに来訪者を増やすために活動中。アウトドア体験レポーターの“ナガシー”としてYouTubeでも活躍する長島さんに、長岡市の魅力を存分に教えてもらいました。

※トップ画像:新潟県観光協会
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください

四季折々の魅力とアクセスの良さを誇る長岡市

長岡市内から見た信濃川の風景(画像提供:NaturalUni/PIXTA)
長岡市内から見た信濃川の風景(画像提供:NaturalUni/PIXTA)

新潟県の中央に位置する長岡市は、都市部からのアクセスも良好な観光地です。

「上越新幹線を利用すれば、『東京駅』から『長岡駅』まで約1時間30分で『長岡駅』。車なら、関越自動車道と北陸自動車道が交わる長岡ジャンクションがあり、東京都心から約3時間30分です」(長島さん)

東京から訪れやすい長岡市は、豊かな自然が広がっています。

“日本百名山”に選出されている鋸山(のこぎりやま)などの山々、信濃川や柿川などの河川『国営越後丘陵公園』などの広大な公園があり、四季折々のアウトドアアクティビティが楽しめます。

また、歴史と文化では、長岡藩の城下町として栄えた歴史があり、長岡花火に代表される独自の文化が息づいています」(長島さん)

春の「長岡市郷土資料館」。桜が咲く時期(例年3月下旬~5月上旬)には「桜まつり」が開催されています(画像提供:新潟県観光協会)
春の「長岡市郷土資料館」。桜が咲く時期(例年3月下旬~5月上旬)には「桜まつり」が開催されています(画像提供:新潟県観光協会)

さらに、四季折々の異なる表情も魅力のひとつです。

「日本海側気候に属し、四季がはっきりしています。特に、各地で桜が咲き誇り、新緑が美しい春(4月下旬~5月)と、山々が紅葉に染まり、美しい景色が広がる秋(9月下旬~11月上旬)は、観光に訪れるのにおすすめの季節です」(長島さん)

暮らしてみて気づく、大地の恵みのすばらしさ

長岡市山古志地区の棚田。美しい日本の原風景が広がります(画像提供:新潟県観光協会)
長岡市山古志地区の棚田。美しい日本の原風景が広がります(画像提供:新潟県観光協会)

長岡市で暮らしているからこそ、気づいた魅力もあるそうです。

「忙しい毎日のなかでも、ふと空を見上げれば緑が目に飛び込み、深呼吸をすれば新鮮な空気が体中に染みわたっていく。そんな自然との近さが、日常に安らぎと活力をもたらしてくれます。

そして、長岡の豊かな土壌は、大地の恵みを実感させてくれます。肥沃(ひよく)な大地で育まれた作物は、私たちの食卓を豊かに彩り、その恵みをいただくたびに、心も体も満たされていくのを感じます」(長島さん)

長島さんの活動をご紹介!

アウトドアによる誘客拡大をミッションに、2023年7月から活動中。YouTubeで新潟県内のキャンプ場を紹介したり、noteで情報発信を行ったり、アウトドア初心者向けのデイキャンプイベント企画・開催を行ったりなど、新潟県でのアウトドア体験の魅力を伝える活動をしています。

長島さんの出演するYouTubeチャンネル「WESTアウトドアTV」

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note

長岡市のおすすめスポット

キャンプやアウトドア情報のプロである長島さんに長岡市へおでかけをするなら、ぜひ立ち寄ってほしいおすすめスポットを聞きました。

【おすすめスポット1】和島オートキャンプ場

キャンプ場から見た日本海の様子
キャンプ場から見た日本海の様子

日本海を一望できる家族連れにぴったりのキャンプ場。

「場内は清潔でシャワーやトイレも完備されていて、小さなお子さん連れでも安心。オートサイトやバンガロー、キャビンなど宿泊タイプも選べ、なかでもAサイトから見る日本海に沈む夕日は格別ですよ!」(長島さん)

さらに、広い芝生広場やスケートパークなど、子供が遊べる場所も充実しています。

「近くの海水浴場では、磯遊びも楽しめます。新鮮な海の幸が並ぶ『寺泊魚の市場通り』も近く、周辺観光も満喫できますよ」(長島さん)。

長島さんが動画で魅力を紹介!

「和島オートキャンプ場」の詳しい情報はこちら(姉妹サイト「いこーよ」)

【おすすめスポット2】おぐに森林公園

キャンプができるエリアの様子
キャンプができるエリアの様子

自然の中で思いっきり遊べる公園。

「広大な芝生広場があって、一日中飽きずに過ごせますよ。ボール遊びやピクニックにも最適です」(長島さん)

BBQ器材のレンタルがあり手ぶらでBBQを楽しめるほか、遊歩道も整備されており、森林浴やバードウォッチングも満喫できます。

「ベビーカーでもOKなコースもあるので、小さなお子さん連れでも安心です」(長島さん)

長島さんが動画で紹介!

「おぐに森林公園」の詳しい情報はこちら(姉妹サイト「いこーよ」)

【おすすめスポット3】鋸山

展望台からは絶景が広がります
展望台からは絶景が広がります

「日本百名山」に選ばれている鋸山(のこりぎりやま)は、山頂付近まで比較的緩やかな登山道があり、家族で登りやすいのが魅力です。

「山頂にある展望台からは越後平野や日本海などの絶景が広がっていて、本当に感動しますよ」(長島さん)

また、山頂付近には豊かなブナの原生林が広がり、貴重な動植物に出会えることもあるそう。

「家族みんなで自然の雄大さを肌で感じながら、思い出に残る一日を過ごしてほしいですね」(長島さん)

「鋸山」の詳しい情報はこちら(外部サイト)

長岡市のおすすめイベント

長岡市といえば、「長岡まつり大花火大会」が全国的に有名ですが、ほかにもおすすめのイベントを長島さんに聞きました。

香りのばらまつり

「国営越後丘陵公園」の「ながおか香りのばら園」は各テーマに沿った8つのエリアで構成されています
「国営越後丘陵公園」の「ながおか香りのばら園」は各テーマに沿った8つのエリアで構成されています

四季折々の花が楽しめる「国営越後丘陵公園」。「香りのばらまつり」では、約800品種2,400株ものバラが咲き誇り、園内は甘い香りに包まれます。

「香り豊かなバラを愛でながら楽しめるイベントや、バラ関連グッズの販売もあります」(長島さん)

広大な敷地には花畑のほか、遊具やBBQ場も充実しており、子供も楽しめます。

「ベビーカーや車椅子でも移動しやすいように整備されており、小さなお子さん連れやご高齢の方も安心して訪れることができますよ」(長島さん)。

■「香りのばらまつり」2025年開催情報
開催日:2025年5月24日(土)~6月15日(日)
会場:国営越後丘陵公園

「香りのばらまつり」の詳しい記事はこちら

世界えだまめ早食い選手権

長岡市の特産品である枝豆を「きれいに、早く、味わって」食べることを競う大会 ※写真はイメージです(画像提供:Table-K/PIXTA)
長岡市の特産品である枝豆を「きれいに、早く、味わって」食べることを競う大会 ※写真はイメージです(画像提供:Table-K/PIXTA)

長岡の夏を彩るユニークなイベントが「世界えだまめ早食い選手権」です。

「大人たちの真剣勝負は、観ているだけでも盛り上がりますよ!」(長島さん)

会場には屋台がずらりと並び、かき氷や焼きそばなどのグルメや金魚すくいといった縁日ゲームも楽しめます。

「新鮮な枝豆はもちろん、長岡の地元グルメも堪能でき、夏の思い出作りにぴったりです!」(長島さん)

■「世界えだまめ早食い選手権」2025年開催情報
開催日:2025年7月20日(日)
会場:アオーレ長岡

公式サイトはこちら(外部サイト)

スノーキャンプフェスティバルin越後

過去開催時の様子
過去開催時の様子

毎年2月に開催される「スノーキャンプフェスティバルin越路」は、雪上キャンプや雪遊び、地元グルメが楽しめる冬のお祭りです。

「雪上でのキャンプは非日常的な体験で、初心者の方でも暖かく楽しく過ごせますよ」(長島さん)

例年、スノーモービルやテントサウナなど、雪を楽しむ多彩なアクティビティが用意されています。

「全国からアウトドア好きが集まって、焚き火を囲んで語り合ったり、音楽ライブを楽しんだりと、交流を深めることができます」(長島さん)

■「スノーキャンプフェスティバルin越路」2026年開催情報
開催日:未定
会場:未定

関連サイト「長岡市公式サイト」イベントページ

長岡市のおすすめグルメ

長岡市栃尾地区で作られている「栃尾の油揚げ」は、大きくて厚みがあるのが特徴(画像提供:新潟県観光協会)
長岡市栃尾地区で作られている「栃尾の油揚げ」は、大きくて厚みがあるのが特徴(画像提供:新潟県観光協会)

食文化も魅力的な長岡市。

「新潟県のなかでも有数の米の産地であり、コシヒカリや日本酒は全国的に有名です。また、へぎそばや栃尾油揚げ、長岡野菜などの地元グルメも楽しめます」(長島さん)

そんななか、長島さんが親子におすすめするのが長岡の米菓(べいか)です。なかでも、長岡市を代表する企業「岩塚製菓」が販売している、地元で愛され、お土産としてもおすすめの2商品を紹介します。

旨塩せん(岩塚製菓)

「旨塩せん」
「旨塩せん」

国産米を100%使用し、赤穂の塩を使用したせんべい。

「そのまま食べてもおいしいですが、お家で卵・牛乳・砂糖を混ぜた液におせんべいを浸し、バターをひいたフライパンで両面をこんがりと焼くと、ほんのりとした塩味が甘さ控えめのフレンチトーストとして楽しめます。メスティンを使えば、アウトドアでもOKです」(長島さん)

「旨塩せん」の詳しい情報はこちら(外部サイト)

バンザイ山椒(岩塚製菓)

「バンザイ山椒」
「バンザイ山椒」

山椒(さんしょう)のしびれがクセになるカリっと食感の小粒あられ。

「山椒の風味がアクセントとなり、 普通のおかきとは一味違った味わいを楽しめます。新潟の日本酒やビールとの相性は抜群なのでママやパパのおつまみにもおすすめです」(長島さん)

「バンザイ山椒」の詳しい情報はこちら(外部サイト)

多彩なアウトドア体験ができる自然や豊かな食文化など、さまざま魅力にあふれる長岡市。ぜひ遊びにでかけてみてくださいね。

とりっぷノート♪ニイガタコラボレーターズとは?

新潟県が取り組むべき広域的な施策を推進し、広域的な地域課題を解決するために活動している新潟県が委託する地域おこし協力隊。さまざまな分野で“グッとコラボレーション”し、地域の振興を図っています。2025年3月の時点で17人の隊員が参画しており、現在も新たな隊員を募集しています。

ニイガタコラボレーターズの詳細はこちら(外部サイト)

記事を書いた人

浜田彩

いこーよとりっぷ編集部員/好奇心の赴くままに生きる娘2人のママ。大人も子供も楽しめて、おトク感があるおでかけ場所の情報収集中! 郷土料理や地酒、二次元が好き。限定ものにとことん弱い。

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