
青い朝顔・ヘブンリーブルーとは?
一度は見たい絶景の花畑も紹介!
夏の青空のような色の朝顔「ヘブンリーブルー」をご存じでしょうか。別名「ソライロアサガオ」とも呼ばれ、例年8月から9月に見頃を迎えます。
今回は、そんなヘブンリーブルーの特徴と、希少な花畑をご紹介! 各スポットの見どころと周辺情報もリサーチしました。
まるで空と花畑がひとつに溶け合うような、一面ブルーの景色を見に、親子でおでかけしてみませんか?
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報および詳細は、公式サイトをご確認ください
※画像は過去の様子であり、現状とは異なる場合があります。また見頃はその年の気候により変動しますのでご注意ください
「ヘブンリーブルー」とは?

ヘブンリーブルーは、西洋アサガオの代表的な品種。「天上の青」を意味する名前の通り、澄みきった青空のような色が魅力です。
葉には毛がなく、かわいいハート型♪
吸い込まれるような青い花は、夏の暑さを忘れさせてくれるほど涼しげで、多くの人を魅了します。また開花期間が8月~10月と長く、朝からお昼過ぎまで美しい花を楽しめるのもうれしいポイントです。
「青い朝顔」には、ほかにどんな品種があるの?
ヘブンリーブルー以外の青い朝顔のなかから、特に人気の高い品種をご紹介します!
オーシャンブルー

夏のグリーンカーテンとしても大人気の「オーシャンブルー」。沖縄に自生する「ノアサガオ」の仲間で、とても丈夫で育てやすいのが特徴です。
つるが長く伸び、夏から11月頃まで、次から次へとたくさんの花を咲かせてくれます。朝はその名の通り海のような美しい青色ですが、時間が経つにつれて紫色へと変化するのも特徴。
生命力あふれる姿に、元気をもらえそうですね!
フライングソーサー

「フライングソーサー」は、白い花びらに青いストライプ模様が入る、とても爽やかでおしゃれな西洋アサガオです。その模様は一つとして同じものがなく、ときには青一色や白一色の花が咲くことも。
「今日はどんな模様の花が咲くかな?」と、毎朝観察するのが楽しくなりますね。まるで空飛ぶ円盤(フライングソーサー)のような、ミステリアスな魅力を持った朝顔です。
「青い朝顔」の花言葉は?

つるがしっかり絡みつく様子から、朝顔には「固い絆」という素敵な花言葉があります。
そのなかで、青い朝顔には「はかない恋」「短い愛」という少し切ない花言葉も。これは、早朝に咲いてその日のうちにしぼんでしまう、一日花であることに由来します。
親子でその一瞬の美しさを大切に眺めると、よりいっそう愛おしく感じられますね。
【長野県箕輪町】信州みのわ花街道/ヘブンリーブルーの花畑

長野県箕輪町上古田地区にある「信州みのわ花街道」は、季節の花々と南アルプスの絶景が楽しめる名所。春には水仙や桜、花桃が街道沿いを鮮やかに彩り、初夏には風情あるアヤメの花が楽しめます。
街道の一角では、夏の終わりになるとヘブンリーブルーの青い絨毯が広がります。
この花畑は、遊休農地の活用と地域活性化のため、地元の有志グループが2005年頃から約18年間、大切に育ててきたもの。しかしじつは、メンバーの高齢化により、2023年でその歴史に幕を閉じる予定だったのです。
次世代が受け継いだ、希望の青い花畑
「この景色を絶やしたくない」と、町内の若い世代が新たにグループを結成し、栽培を引き継ぎました。想いを受け継いだ畑では、2025年も美しい「天上の青」が一面に花を咲かせることでしょう。
午前中の澄んだ空気の中で一面に広がるスカイブルーの花畑は、とても涼しげで一見の価値があります。地域の人の温かな想いが作り出す絶景を、親子でぜひ見に行ってみてくださいね。
【周辺情報】箕輪町には親子ランチの店が充実!

箕輪町を訪れたら、地元グルメをゆっくり味わうのもおすすめ。町内には子供連れに優しいお店が何軒もあります。
「Farmer's Kitchen雪・月・花」のお子様ランチは、地元「大原農園」の濃厚な卵を使ったオムライスが特徴。年齢制限がないので、大人も注文できるんですよ♪
「やまびこテラス」のお子様プレートは、うどんかおにぎりを選べ、おかずは日替わり。箕輪産さんのりんごを使ったジュースも人気です。
ぜひランチに立ち寄ってみてください。
■スポット概要&開花情報
所在地:長野県上伊那郡箕輪町中箕輪7258(県道203号線沿い)
ヘブンリーブルーの見頃:例年8月下旬~9月中旬
アクセス:【車】中央自動車道「伊北IC」から約15分
【電車】JR飯田線「伊那松島駅」からタクシーで約15分
駐車場:専用駐車場はなし(近隣の駐車場は地元住民優先。譲り合いながらご利用ください)
【広島県世羅町】Flower village 花夢の里/ヘブンリーブルーの丘

広島県世羅町にある「Flower village 花夢の里」では、夏の終わりから秋にかけて、青い朝顔とビタミンカラーのマリーゴールドが咲き誇ります。
主役となるのは、約14万輪ものヘブンリーブルー。例年8月中旬 から9月上旬まで見頃となり、2025年は8月9日(土)~9月15日(月・祝)の期間、花畑を観賞するイベント「ヘブンリーブル―の丘」が開催されます。

期間中は、「あおぞらの丘」と呼ばれる丘一面が、空の色を投影したかのようなブルーに染まり、花と青空とがひとつになったような景色が壮観です。
さらに2025年は、力強く咲く元気カラーのマリーゴールド畑も面積を拡大! 青×黄の対比が楽しめますよ。
フォトスポットや縁日で思い出づくり

例年の「ヘブンリーブル―の丘」では、花に包まれているような写真が撮れるスポットがたくさん用意されます。
また、夏休み期間中の週末には、ボールすくいや射的が楽しめる「こども縁日」や、マリーゴールドの花摘み体験が開催されることも。2025年の詳細は2025年7月4日現在、発表されていないため、続報をお楽しみに!
園内にはお食事処や授乳室、ベビーカーなどもあり、ファミリーのおでかけにぴったりのスポットです。
【周辺情報】「世羅高原農場」では「ひまわりまつり」を同時開催

世羅町では、「Flower village 花夢の里」のほか、全部で4つの花観光農園が運営されています。2025年7月26日(土)~8月24日(日)の期間は、「世羅高原農場」で黄金の向日葵(ひまわり)畑が見頃を迎え、「ひまわりまつり」が開催されます。
約6万5,000平方メートルの敷地には、王道の向日葵から白や赤といった珍しい向日葵まで、多彩な品種を観賞できますよ。

2025年8月9日(土)~8月24日(日)の土日祝日には、「ヘブンリーブル―の丘」と「ひまわりまつり」、さらに「香山ラベンダーの丘」での収穫体験などがセットになった「せら農園 花めぐりきっぷ(3期セット)」が販売されます。
「広島バスセンター」から直行バスと各スポット間の巡回バス、入園料が含まれていてお得です(通常料金8,450円→花めぐりきっぷ4,500円)。親子で花三昧の一日を満喫しましょう♪
■スポット概要&開花情報
所在地:広島県世羅郡世羅町上津田3-3
ヘブンリーブルーの見頃:例年8月中旬~9月中旬
開催期間:2025年8月9日(土)~9月15日(月・祝)
アクセス:【車】中国横断自動車道尾道・松江線「世羅IC」から約25分/または「河内IC」から約40分
※2025年8月9日(土)~24日(日)の土日祝日は花めぐりきっぷ3期で「広島バスセンター」からの直行バスに乗車可
駐車場:あり(無料)
一度は見てみたい、青い朝顔の花畑。例年の見頃は子供の夏休みとも重なる時期なので、公式サイトやSNSで開花状況をチェックしておでかけしてみてくださいね♪
記事を書いた人
雨宮あかり
「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。
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