2025東京再発見!杉並区の名所12選 <br/>夏休みに定番&穴場を日帰り観光
更新日2025年07月10日/公開日2025年07月10日

2025東京再発見!杉並区の名所12選
夏休みに定番&穴場を日帰り観光

体験する
歴史・文化を感じる
東京都杉並区

都内に住む親子も意外と知らない、“東京の魅力あふれる名所”をご紹介! 今回は杉並区の観光スポットのなかから、親子におすすめの名所と穴場をピックアップします。

杉並区には、神社仏閣や緑豊かな公園など、自然と歴史が身近に感じられるスポットがいっぱい。昔ながらの銭湯や個性あふれるカフェ、ユニークな宿泊施設もあり、まち歩きが楽しくなるエリアです。

日帰り観光はもちろん、泊りがけでも満喫できること間違いなし。記事を参考におでかけを楽しんでくださいね。

※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください

【東京再発見】練馬区の観光名所と穴場をチェック!

練馬区の日帰り体験ツアーはこちら!

【東京再発見】江東区の観光名所と穴場をチェック!

【高円寺北】IMAGINUS(イマジナス)

入館無料の科学体験施設

自分も研究者になれる「博士の開発室」
自分も研究者になれる「博士の開発室」

旧杉並第四小学校の跡地をリノベーションして誕生した「IMAGINUS(イマジナス)」は、子供から大人まで楽しめる体験型の科学施設です。

目玉コンテンツは、博士と助手が登場する「科学体験ラボ」。プロの役者による笑いあり驚きありのサイエンスショーで、科学の面白さにぐっと引き込まれます。

月替わりでコンテンツが新しくなります
月替わりでコンテンツが新しくなります

親子で参加できる「サイエンスワークショップ」では、科学の原理を使った工作や本格的な実験を体験できます。月ごとに内容が変わるため、いつ訪れても新しい発見があるのも魅力。

一部の体験はチケット制なので、事前の購入がおすすめです。(定員・時間に制限あり)

また、館内3階には、ランチやスイーツが楽しめるカフェも併設。たっぷり遊んだあとは、ゆったり休憩しながら一日中楽しめます。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区高円寺北2−14−13
アクセス:【電車】JR中央線「高円寺駅」から徒歩で約5分
※土日祝日は、JR中央線快速が「高円寺駅」に停車しないため、JR中央・総武線(各席停車)を利用してください
駐車場:なし

【高円寺北】座・高円寺(杉並区立杉並芸術会館)

舞台作品とカフェのある文化スポット

水玉模様が目印の「座・高円寺」
水玉模様が目印の「座・高円寺」

「高円寺駅」から徒歩約5分。茶色に水玉模様の外観が目をひく「座・高円寺」(杉並区立杉並芸術会館)は、地域と芸術をつなぐ複合文化施設です。

館内には、2つの劇場と「阿波おどりホール」があり、大人向けの舞台はもちろん、子供が楽しめる作品の上演や、親子向けのワークショップなども多数開催されています。

手づくりのスイーツやパスタが楽しめる絵本カフェ
手づくりのスイーツやパスタが楽しめる絵本カフェ

2階のカフェ&レストラン「アンリ・ファーブル」では、250冊以上の絵本が常設されていて、自由に読むことができます。また、毎週土曜には、好きな絵本を選んで「本読み案内人」に読んでもらえる「絵本の旅@カフェ」も実施(参加費500円)。

カフェのみの利用もOKなので、絵本を読みながら、親子でのんびり過ごせます。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区高円寺北2-1-2
アクセス:【電車】JR中央・総武線「高円寺駅」から徒歩で約5分
※土日祝日は、JR中央線快速が「高円寺駅」に停車しないため、JR中央・総武線(各駅停車)を利用してください
駐車場:なし

【高円寺北】小杉湯

生後4カ月から入浴できる銭湯

国の登録有形文化財に指定された老舗銭湯
国の登録有形文化財に指定された老舗銭湯

「小杉湯」は、1933年創業の老舗銭湯。住宅街の一角にある宮造りの木造建築で、2021年には国の登録有形文化財に指定されました。

名物の「ミルク風呂」をはじめ、週替わり湯や日替わり湯、水風呂など、さまざまなお風呂が楽しめます。生後4カ月から入浴できるので、親子で気軽に通えるのも魅力です。

名物の「ミルク風呂」が人気です
名物の「ミルク風呂」が人気です

待合室はアートのまち・高円寺らしく、月替わりで異なる作家の作品が展示されるギャラリーになっています。お風呂の前後も、ゆっくり楽しめますよ。

また「小杉湯」では銭湯の枠にとらわれず、お茶屋や畳屋、アパレルブランドなどとのコラボも実施しています。昔ながらの雰囲気と新しい感性が交差する空間は、おでかけ後のリラックスタイムにもぴったりです。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区高円寺北3-32-2
アクセス:【電車】JR中央線線 「高円寺駅」から徒歩で約5分
※土日祝日は、JR中央線快速が「高円寺駅」に停車しないため、JR中央・総武線(各駅停車)を利用してください
駐車場:あり

【阿佐谷北】阿佐ヶ谷神明宮

話題のレース守り「神むすび」発祥の神社

「阿佐ヶ谷神明宮」の本殿(画像提供:まりも / PIXTA)
「阿佐ヶ谷神明宮」の本殿(画像提供:まりも / PIXTA)

阿佐ヶ谷北にある「阿佐ヶ谷神明宮」は、「天照大御神」(あまてらすおおみかみ)をご祭神とする、由緒ある神社です。

本殿では「月読命」(つくよみのみこと)や「須佐之男命」(すさのおのみこと)も祀られており、三柱の神さま「三貴子」(さんきし/みはしらのうずのみこ)をそろってお参りできる、とても珍しい神社として知られています。

また、三重県伊勢市にある「伊勢神宮」の分祀でもあり、人生で起こるさまざまな災いを取り除く「八難除」(はちなんよけ)の祈祷を行っている例は、全国的にもほとんど見られないそう。

日本唯一といわれる八難除祈祷ののぼり(画像提供:ai / PIXTA)
日本唯一といわれる八難除祈祷ののぼり(画像提供:ai / PIXTA)

近年「阿佐ヶ谷神明宮」で話題を集めているのが、レースブレスレット型のお守り「神(かん)むすび」です。

ブレスレットのように手首に巻いたり、スマホやバッグにつけたりと、使い方はさまざま。色やデザインが豊富で、親子でおそろいにするのもおすすめですよ。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区阿佐谷北1-25-5
アクセス:【電車】JR中央線「阿佐ヶ谷駅」北口から徒歩で約2分
駐車場:あり

公式サイト

【荻窪】明治天皇荻窪小休所

明治天皇が休息をとった荻窪の旧家

明治天皇荻窪御小休所の門の様子(画像提供:DAR Pictures / PIXTA)
明治天皇荻窪御小休所の門の様子(画像提供:DAR Pictures / PIXTA)

JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から徒歩約3分。住宅街の一角にある17階建ての藤澤ビルの南側入口には、「明治天皇荻窪御小休所」と刻まれた石碑と、立派な門がひっそりと残されています。

ここは、1883年(明治16年)に明治天皇が埼玉・飯能へ向かう途中に立ち寄り、休憩された場所。当時はこの地域の名主・中田家の屋敷内に建てられた離れで、朱の敷物が敷かれるなど、丁寧なもてなしが行われたと伝えられています。

現在の建物は、1987年のビル建設時に南側へ移築・復元されたもの。中には入れませんが、外から見るだけでも歴史を感じられるスポットです。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区荻窪4-30
アクセス:【電車】JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から徒歩で約3分
駐車場:なし

公式サイト

【上荻】慈雲山荻寺光明院

荻窪の地名の由来となったお寺

「光明院」の本堂の様子(画像提供:まりも / PIXTA)
「光明院」の本堂の様子(画像提供:まりも / PIXTA)

「荻窪駅」から徒歩約3分の場所にある「慈雲山荻寺光明院(こうみょういん)」は、奈良時代以前の創建と伝わる、歴史あるお寺です。

いい伝えによると、708年に名僧・行基(ぎょうき)が仏像を背負ってこの地を通りかかった際、突然仏像が重くなって動けなくなり、その場にお堂を建てて仏像を安置したのが始まりとされています。

まわりに荻(おぎ)が生い茂っていたことから「荻寺」と呼ばれ、それが地名の由来になったともいわれています。

境内には「杉並百景」にも選ばれた鐘楼をはじめ、だんだん泣きべそ顔になったと伝わる「泣きべそ地蔵」や、迫力ある閻魔(えんま)さまが迎える「閻魔堂」など、見どころがたくさん。歴史にふれながら、親子でのんびり散策を楽しめます。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区上荻2-1-3
アクセス:【電車】JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から徒歩で約3分
駐車場:あり

公式サイト


【上荻】杉並アニメーションミュージアム

入場無料!日本初のアニメ博物館

日本初のアニメ博物館
日本初のアニメ博物館

「杉並会館」3階にある「杉並アニメーションミュージアム」は、「日本のアニメの歴史」から「未来のアニメ」まで総合的に紹介する、日本初のアニメ専門ミュージアムです。

特定の作品に限らず、日本のアニメ全体を扱っているのが特徴です。

アニメを体験できるコンテンツが盛りだくさん
アニメを体験できるコンテンツが盛りだくさん

常設展では、アニメの歴史や制作過程を紹介しており、声優気分を味わえるアフレコ体験も楽しめます。

このほか、旬の作品を取り上げた企画展や、大画面でアニメを鑑賞できるシアター、日にち限定のアニメ制作ワークショップなど、さまざまな形でアニメの世界にふれることができます。

駅からは少し距離がありますが、バスを使えばアクセスもスムーズ。アニメ好きの親子にぴったりの、見どころたっぷりなミュージアムです。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区上荻3-29−5 区立杉並会館
アクセス:【バス】JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から関東バスに乗車、「荻窪警察署前」バス停で下車後、徒歩で約2分/西武新宿線「上井草駅」から西武バスに乗車、「荻窪警察署前」バス停で下車 徒歩で約5分
駐車場:なし

【善福寺】善福寺公園

武蔵野三大湧水池のある公園

「善福寺池」を中心とした自然豊かな公園(画像提供:SUY / PIXTA)
「善福寺池」を中心とした自然豊かな公園(画像提供:SUY / PIXTA)

善福寺にある「善福寺公園」は、緑と水に囲まれた自然豊かな公園です。中央に広がる「善福寺池」は武蔵野三大湧水池のひとつに数えられ、清らかな水と穏やかな風景が広がっています。

池は「上の池」と「下の池」に分かれており、あわせて約3.7ヘクタールの広さ。カモやカワセミなどの野鳥も訪れ、春には約200本の桜が池のまわりを彩ります。

上の池ではボートを楽しめます(画像提供:DAR Pictures / PIXTA)
上の池ではボートを楽しめます(画像提供:DAR Pictures / PIXTA)

「上の池」では、例年3月1日〜11月30日の土日祝日にボートを楽しめます。池の中の小さな島には弁財天が祀られており、水面越しにその姿を眺められますよ。

さらに、池のほとりには遊具もあり、子供たちが元気いっぱいに遊べます。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区善福寺3-9-10
アクセス:【電車】JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」から関東バスに乗車、「善福寺公園前」バス停で下車後、徒歩で約2分/西武新宿線「上石神井駅」から関東・西武バスに乗車、「善福寺」バス停で下車後、徒歩で約5分
駐車場:なし

【善福寺】ベスピハウス

遊んで泊まれる遊具付きの一軒家ホテル

最大9名まで宿泊できる、広々とした宿泊施設
最大9名まで宿泊できる、広々とした宿泊施設

善福寺にある「ベスピハウス」は、1日1組限定・最大9人まで泊まれる、一棟まるごと貸切の宿泊施設です。

保育士と協力して安全面に配慮しながら設計された室内には、壁一面の磁石ウォールやアスレチック、秘密基地など、子供の好奇心をくすぐる仕掛けがたっぷり。

お風呂にも遊び心が詰まっていて、7色に光るライトやユニークなバケツの仕掛けで、いつもと違うバスタイムを楽しめます。

保育士監修の遊具や仕掛けがいっぱいの室内
保育士監修の遊具や仕掛けがいっぱいの室内

大人がくつろげる空間もしっかり用意されていて、プロジェクター付きの映画鑑賞ルームや、落ち着いた畳の部屋でゆったりとした時間を過ごせます。

高い防音性を備えたRC構造の建物なので、まわりを気にせず思いきり遊べるのもうれしいポイント。家族や友人と、まるで“わが家”のようにくつろげる空間で、思い出に残る特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区善福寺1-1-23
アクセス:【電車】JR中央線「西荻窪駅」から徒歩で約14分
駐車場:なし

【大宮】大宮八幡宮

「東京のへそ」に位置する広大な神社

平安時代から続く「大宮八幡宮」
平安時代から続く「大宮八幡宮」

大宮にある「大宮八幡宮」は、“東京のへそ”とも呼ばれる東京の重心に鎮座する、由緒ある神社です。創建は平安時代。源頼義が戦勝祈願を行い、勝利後に京都府八幡市の「石清水八幡宮」から御分霊を迎えて建立されました。

ご祭神は応神天皇。母の胎内にいる時から神威を発揮されたことから「胎中天皇」と称され、その母子の深い絆にちなんで、縁結び・安産・子育ての神様として信仰されています。

都内にある神社の中でも有数の広さを誇ります
都内にある神社の中でも有数の広さを誇ります

境内は約15,000坪と広く、お神輿が並ぶ「御神輿庫」や竹林が美しい「御神苑」、つつじが彩る表参道、夫婦和合の象徴「夫婦(めおと)銀杏」、源義家ゆかりの松の跡地など、見どころもいっぱい。

また、ボーイスカウトやガールスカウトが活動する「スカウトの森」のほか、幼稚園、結婚式場も併設されており、地域の人々にも親しまれています。

自然と歴史にふれながら、親子の絆を深めるお参りにおでかけしてみてはいかがでしょうか。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区大宮2-3-1
アクセス:【電車】京王井の頭線「西永福駅」から徒歩で約7分
駐車場:あり

【大宮】杉並区立郷土博物館

原始〜現代までの杉並を紹介する博物館

指定有形文化財にも指定された「長屋門」
指定有形文化財にも指定された「長屋門」

大宮にある「杉並区立郷土博物館」は、約3万年前からの杉並の歴史を紹介する博物館です。

入口で出迎えてくれるのは、1804〜1829年頃に建てられたとされる立派な「長屋門」。杉並区の指定有形文化財にも選ばれています。

杉並の過去を紐解く資料が多く展示されています
杉並の過去を紐解く資料が多く展示されています

館内の常設展示では、模型やパネルを使って、杉並の暮らしや歴史を楽しく学べます。屋外には、江戸時代後期(1789〜1800年頃)の古民家もあり、土日祝日の午後には「いろりの火入れ」が見られることも。

また、明治〜大正時代に盛んだった養蚕(ようさん)に関する道具の展示もあり、繭(まゆ)や蚕(かいこ)にまつわる昔の暮らしの知恵にもふれることができます。

このほか、季節ごとのイベントや企画展示も行われているので、いつ訪れても新しい発見がありますよ。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区大宮1-20-8
アクセス:【電車】京王井の頭線「永福町駅」から徒歩で約15分
駐車場:なし

【井草】井草森公園

防災機能も備えた多目的公園

自然がいっぱいの「井草森公園」(画像提供:しんた / PIXTA)
自然がいっぱいの「井草森公園」(画像提供:しんた / PIXTA)

井草にある「井草森公園」は、広い原っぱや運動場がある、自然いっぱいののびのび遊べる公園です。

災害時には「防災公園」としての役割もあり、ゲートシャワーやスプリンクラーなど、さまざまな防災設備が整っているのも特徴です。

カルガモなどの水鳥も泳いでいます(画像提供:Sunrising / PIXTA)
カルガモなどの水鳥も泳いでいます(画像提供:Sunrising / PIXTA)

公園の中心にある「原っぱゾーン」では、芝生の上を走ったり、遊具で遊んだり、ボール遊びもOK。夏休みには、グループでデイキャンプも楽しめます(日曜・祝日を除く)。

「森と水のゾーン」には、小川や池、築山があり、自然観察や水遊びにぴったり。池には中の島やあずまやがあり、運が良ければカルガモなどの水鳥に出会えることも。

このほか、天然芝が広がる「多目的運動場」では、サッカーやラグビーなどのスポーツも楽しめます。自然の中で思いっきり体を動かせる、親子にうれしい公園です。

■スポット概要
所在地:東京都杉並区井草4-12-1
アクセス:【電車】西武新宿線「井荻駅」から徒歩で約6分
駐車場:あり

自然豊かな公園から、歴史を感じる神社、親子で楽しめる体験施設まで、個性あふれるスポットが満載。ぜひ親子でおでかけして、杉並区の魅力を再発見してくださいね!

※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年2月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。また内容の一部は、姉妹サイト「いこーよニュース」の記事を再編して掲載しています
※一部の情報は2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています

記事を書いた人

わかめ

ライター・占い師・音楽家。 朝は原稿、夜はタロット、週末はヘブンアーティスト「わかめとミュゼット」でアコーディオンを演奏する子育て主婦です。

  • ページの内容は、掲載時のものであり最新の情報ではない場合もあります。
    お出かけされる際は、最新の公式情報を必ずご確認下さい。