
2025東京再発見!練馬区の名所14選
夏休みに定番&穴場を日帰り観光
都内に住む親子も意外と知らない、“東京の魅力あふれる名所”をご紹介! 今回は練馬区の観光スポットのなかから、親子におすすめの名所と穴場をピックアップします。
練馬区は、東京23区内で最大の農地面積を持つ“都市農業のまち”。新鮮な野菜や緑豊かな自然とふれあえる環境が身近にあります。
また、日本初の本格的なアニメ制作会社が生まれた“アニメ発祥の地”としても知られているなど、魅力がいっぱい!
日帰り観光やまち歩きはもちろん、泊りがけでも満喫できること間違いなし。記事を参考におでかけを楽しんでくださいね。
※内容は一部変更または中止になる可能性があります。最新情報は、公式サイトをご確認ください
【大泉学園町】小泉牧場
搾りたての牛乳を使ったアイスクリームが評判!

大泉学園の住宅街にひっそりと建つ「小泉牧場」は、2025年現在、東京23区内で唯一の牧場です。1935年に創業され、現在は3代目が中心となって乳牛を育てています。

観光牧場ではありませんが、地元の小学生が社会科見学に訪れるなど、地域に根ざした存在として親しまれており、酪農体験や、食・命について学ぶきっかけの場にもなっています。
見学するなら、10時から日没までの明るい時間がおすすめ。雨の日はぬかるみやすく、足元が悪くなるため避けたほうが良さそうです。
また、道をはさんだ向かい側には、搾りたての牛乳を使ったアイスクリームの販売所があります。地元では「おいしい!」と評判で、リピーターも続出。親子でのおやつタイムにもおすすめですよ。こちらは不定休なので、あらかじめ問い合わせてからおでかけすると安心です。
※アイスクリーム販売は2025年8月からしばらく休業予定
■スポット概要
所在地:東京都練馬区大泉学園町2-7-16
アクセス:【電車】西武池袋線「大泉学園」駅から徒歩で約10分
駐車場:なし
【大泉町】清水山の森
珍しい野生のカタクリが見られる癒しスポット

大泉町にある「清水山の森」には、東京23区内では希少な「カタクリ」の自生地があります。この場所は、1976年に区民によって発見されて以来、地域の人たちの手によって大切に守られてきました。
森の中には、なんと約10万株ものカタクリが群生しており、早春になると薄紫の花を一斉に咲かせます。晴れた日の朝に開き、夕方になると閉じてしまうため、訪れるなら暖かく天気の良い日がおすすめです。

普段は保護のためカタクリの群生地への立ち入りはできませんが、例年3月下旬〜4月上旬の開花期間のみ、9〜17時に一般公開されます。
期間中は常駐ガイドがカタクリの特徴や見どころを丁寧に紹介してくれるので、花の魅力をより深く知ることができますよ。
なお、「清水山の森」全体は、通年自由に散策できます。北西を流れる白子川や、東京の名湧水57選にも選ばれた湧き水など、武蔵野の自然が色濃く残る癒しのスポットとして人気を集めています。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区大泉町1-6
アクセス:【バス】西武バス・国際興業バス「土支田二丁目」から徒歩で約4分、練馬区みどりバス「清水山の森」から徒歩で約3分
駐車場:なし
【大泉町】白石農園
350年続く農家で収穫体験

大泉町にある「白石農園」は、350年にわたって営まれている歴史ある農園です。
現在は約100種類もの野菜を生産・販売しているほか、学校給食や「子ども食堂」への食材提供、小中学校の体験学習の受け入れなど、地域と連携した食育・農業体験の取り組みにも力を入れています。

例年5〜8月の土日祝日は、予約不要で夏野菜の収穫体験に参加できます。
収穫できるのは、アスパラガス・きゅうり・中玉トマトといった旬の野菜。一部はビニールハウスで栽培されているので、雨の日でも安心して体験できます。
ぜひ好きなだけ収穫して、おうちで新鮮な味を楽しんでくださいね。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区大泉町1-54
アクセス:【バス】西武池袋線「大泉学園駅」または「保谷駅」からバスで約15分、都営大江戸線「光が丘駅」からバスで約15分
駐車場:なし
【春日町】ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター
映画「ハリー・ポッター」の世界に没入

「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、映画「ハリー・ポッター」の世界にどっぷり浸れる体験型施設です。
おなじみのホグワーツの「大広間」や、魔法界への入口「9と3/4¾ 番線」など、映画そのままのセットに足を踏み入れられるのはもちろん、東京だけの「魔法省」のセットも!

このほかにも、ホグワーツの肖像画になってみたり、クィディッチの観客席で応援してみたりと、インタラクティブな体験が盛りだくさんです。さらに、別料金でグリーンスクリーンを使った“空飛ぶほうき体験”も楽しめますよ。
映画の魔法と制作の裏側、どちらも楽しめるファン必見のスポットです!
■スポット概要
所在地:東京都練馬区春日町1-1-7
アクセス:【電車】西武豊島線「豊島園駅」から徒歩で約2分、都営地下鉄大江戸線「豊島園駅」から徒歩で約2分
駐車場:あり
【下石神井】ちひろ美術館・東京
絵本画家・いわさきちひろの美術館

下石神井にある「ちひろ美術館・東京」は、絵本画家・いわさきちひろが22年間にわたって暮らし、数々の作品を生み出した、自宅兼アトリエ跡に建てられた美術館です。
館内では、ちひろが実際に使っていたソファに座って作品を鑑賞できる展示室をはじめ、忠実に復元されたアトリエや、彼女が愛し育てた草花や樹木が植えられた「ちひろの庭」などが見られ、いわさきちひろの世界を身近に感じることができます。

このほか、ドリンクやスイーツを楽しめる「絵本カフェ」や、国内外の絵本約2,000冊とちひろに関する書籍などをそろえた「図書室」、ちひろやコレクション作家の絵本やグッズが並ぶ「ミュージアムショップ」もあります。
絵本の世界や、ちひろのやさしい絵にふれながら、親子で心あたたまるひとときを過ごせますよ。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区下石神井4-7-2
アクセス:【電車】西武新宿線「上井草駅」から徒歩で約7分
駐車場:あり
【石神井台】石神井公園
豊かな自然と貴重な文化遺産が残る

石神井台にある「石神井公園」は、駅から徒歩10分以内というアクセスの良さながら、武蔵野の自然が色濃く残る緑豊かな公園です。雑木林や竹林、桜並木が広がり、珍しい植物や野鳥の姿も。四季折々の表情を楽しめる、散策にぴったりのスポットです。
園内には、「三宝寺池」と「石神井池」の2つの池があり、そのうち石神井池ではボートも楽しめます。

歴史好きの親子におすすめなのは、三宝寺池側の南にある「石神井城跡」。
鎌倉時代中期〜末期に築かれたとされるこの城は、1477年に太田道灌(おおたどうかん)の攻撃を受けて落城。現在は、城の中心部にあたる「内郭」(ないかく)の土塁(どるい)や空堀(からぼり)が遺構として残っており、東京都指定の史跡になっています。
さらに、「石神井公園」の周辺には、「三宝寺」や「道場寺」、「氷川神社」など、練馬の歴史を知るうえで重要な文化遺産も点在しています。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区石神井台1
アクセス:【電車】西武池袋線「石神井公園駅」から徒歩で約7分
駐車場:あり
【石神井町】練馬区立石神井公園ふるさと文化館
練馬について楽しく学べる入館無料の体験型博物館

「石神井公園」に隣接する「練馬区立石神井公園ふるさと文化館」は、入館無料の体験型博物館です。練馬大根にまつわる資料や工芸品、土器などが展示されていて、練馬の歴史や人々の暮らしを楽しく学べます。
「わがまち練馬情報コーナー」では、公園周辺に生息する昆虫や鳥、植物なども紹介。ここで学んでから石神井公園を散策すると、自然の見え方も変わってくるかもしれません。

また、近くの「池淵史跡公園」内には区指定文化財の「旧内田家住宅」があり、こちらも無料で見学OK。
さらに、夏季限定で営業する「石神井プール」もすぐそばなので、暑い日はひと泳ぎも楽しめますよ。
■スポット概要
所在地: 東京都練馬区石神井町5-12-16
アクセス:【電車】西武池袋線「石神井公園駅」から徒歩で約15分
駐車場:なし
【関町北】練馬区立武蔵関公園
野鳥観察やボートを楽しめる区立公園

関町北にある「武蔵関公園」は、遊歩道に囲まれたひょうたん形の「富士見池」が特徴の公園です。
江戸時代に湧き水の溜池「関の溜井」があった場所で、園内には歴史を感じさせる木々や自然が多く、なかでも「ムクノキ」と「カツラ」の2本は「ねりまの名木」に選ばれています。
富士見池では、例年3月15日〜11月30日まで手漕ぎボートを楽しめます。
ボートに乗ると、ふだんは近づけない自然保護エリア「まつの島」を間近に見ることができ、タイミングがあえば、カワセミやゴイサギ、キセキレイ、エナガなど都内では珍しい野鳥たちがのびのびと過ごす姿を観察できます。
また、カルガモやカイツブリなどの水辺の生きものたちが、ボートの近くまで遊びにきてくれることもありますよ。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区関町北3-45-1
アクセス:【電車】西武新宿線「東伏見駅」から徒歩で約5分
駐車場:なし
■ボート乗り場
営業期間:3月15日〜11月30日
休業日:月曜(祝日の場合は火曜)
時間:9:30〜16:30
料金:1艘あたり200円/30分、
※小・中学生および65歳以上74歳までの人が含まれる場合100円/30分
※未就学児および75歳以上の人が含まれる場合無料/60分
【練馬】練馬白山神社
樹齢900年の大ケヤキがそびえ立つ

練馬にある「練馬白山神社」は、日本神話の女神「伊邪那美命(イザナミノミコト)」をご祭神とする歴史ある神社です。創建は平安時代とされていますが、1868年(明治元年)の火災で記録や由緒書が焼失してしまったため、詳しい歴史はわかっていません。

境内でひときわ存在感を放つのが、推定樹齢900年の大ケヤキ。1083年、源義家が「後三年の役」で奥州へ向かう途中、戦勝を祈願して奉納したものと伝えられています。高さ約19m、幹まわりは約8mと都内最大級のスケールを誇り、1996年には国の天然記念物にも指定されました。
落雷や腐朽によって弱っていた時期もありましたが、樹木医による手厚い治療により、現在では少しずつ元気を取り戻しています。長い歴史の中で数々の苦難を乗り越え、今もなお力強く立ち続ける姿が評判を呼び、パワースポットとしても親しまれています。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区練馬4-1-2
アクセス:【電車】西武豊島線・都営地下鉄大江戸線「豊島園駅」から徒歩で約5分、西武池袋線・有楽町線または都営地下鉄大江戸線「練馬駅」から徒歩で約7分
駐車場:なし
【豊玉北】練馬区役所展望ロビー
無料で楽しめる展望スポット

練馬区役所の本庁舎20階にある「練馬区役所展望ロビー」は、地上80mから東京のまちを見渡せる、無料の展望スポットです。
ガラス張りのロビーからは、西新宿の高層ビル群や東京タワー、六本木ヒルズなどの名所を一望。天気のいい日には富士山が見えることもありますよ。

また同じフロアには、練馬区の公式アニメキャラクター「ねり丸」と写真が撮れるコーナーや、眺望を楽しみながら食事ができる「展望レストラン」も。親子でのんびり過ごすのにもおすすめのスポットです。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区豊玉北6-12-1 練馬区役所本庁舎20階
アクセス:西武池袋線・西武有楽町線「練馬駅」から徒歩で約5分、都営地下鉄大江戸線「練馬駅」から徒歩で約7分
駐車場:あり
【貫井】練馬区立美術の森緑地
アートと自然が楽しめる無料の美術動物園

西武池袋線「中村橋駅」から徒歩3分の「練馬区立美術の森緑地」は、「練馬区立美術館」の屋外にある入場無料のアートスポットです。

「不思議な動物たちが住みついた」というテーマの園内では、植物で作られた全長4mのクマをはじめ、ゾウやキリン、ゴリラなど、全部で20種類・32体の動物アートに出会えます。
これらのオブジェは自由にさわったり座ったりできるので、まるでアートの森を探検しているような気分に。天然芝のスペースもあり、公園のようにのんびり過ごせるのも魅力です。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区貫井1-36-26
アクセス:【バス】西武池袋線「中村橋駅」から徒歩で約3分
駐車場:なし
【東大泉】東映アニメーションミュージアム
あの大人気アニメが勢ぞろい!

日本初の本格的アニメーション製作会社「東映アニメーション」が運営する「東映アニメーションミュージアム」は、アニメの魅力をたっぷり体感できるスポットです。
館内の巨大モニターでは、これまでの代表作をご紹介。画面に登場する作品の画像をタッチすると、詳しい情報や映像を見ることができます。人気作「プリキュア」 「ワンピース」「ドラゴンボール」など、親子で楽しめる作品が勢ぞろい!

また、現在放送中のアニメの資料を紹介する「資料展示」エリアや、アニメがどのように作られているのかをセル画とデジタルの両方から学べるコーナーも。普段見ているアニメの舞台裏をのぞける、ワクワクの体験が待っています。
そのほか、アニメ関連の書籍がそろった読書スペースや、キャラクターと写真が撮れるフォトスポット、オリジナルグッズが並ぶショップも必見! 遊びながら楽しく学べる、親子でのおでかけにもぴったりのスポットです。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区東大泉2-10-5
アクセス:【電車】西武池袋線「大泉学園駅」から徒歩で約15分
駐車場:なし
【光が丘】光が丘公園
イチョウ並木が美しい大型公園

光が丘にある「光が丘公園」は、家族連れにも人気の広々とした都立公園です。
園内には、約6ヘクタールもの芝生広場をはじめ、バードサンクチュアリや予約制のデイキャンプ・バーベキュー広場、水遊びが楽しめる水景施設など、自然とふれあえるスポットが充実。さらに、300年以上の歴史を持つ屋敷森の跡地もあり、武蔵野の面影を感じさせられます。

都営地下鉄大江戸線「光が丘駅」から公園へと続く約400mの「ふれあいの径(みち)」には、樹齢130年を超えるイチョウの巨木が約40本並び、秋には見事な黄葉を楽しめます。
さらに、園内にも約200mのイチョウ並木が続き、晩秋には一面が黄金色のトンネルに! 都内でも有数のイチョウの名所としても親しまれています。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区光が丘4-1-1
アクセス:【電車】地下鉄大江戸線「光が丘駅」から徒歩で約8分
駐車場:あり
【光が丘】四季の香ローズガーデン
薔薇の香りがテーマのお庭

「四季の香(かおり)公園」の中にある「四季の香(かおり)ローズガーデン」は、薔薇の香りをテーマにした、国内でも珍しいガーデンです。ダマスク、ティー、フルーティーなど6種類の薔薇が、香りごとに分けて植えられています。

園内には季節の草花も咲き、香りや色、手ざわりなど、五感で楽しめる空間が広がります。「一年草」「多年草」「低木」など成長サイクルの異なる植物がバランスよく植えられているため、いつ訪れても見どころがいっぱい。冬にはイルミネーションも登場し、季節ごとに違った表情を楽しめるのも魅力です。
また、園内には遊具がそろった「児童公園」もあるので、薔薇を楽しんだあとは、思いっきり体を動かして遊ぶのもおすすめです。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区光が丘5-2-6四季の香公園内
アクセス:都営地下鉄大江戸線「光が丘駅」から徒歩で約6分
駐車場:なし
自然豊かな公園から、ゆったりくつろげる美術館、映画・アニメの聖地まで、個性あふれるスポットぞろい。ぜひ親子でおでかけして、練馬区の魅力を再発見してくださいね!
※本記事はよりみち情報サイト「ロコナビ」で掲載されていた記事(2019年2月掲載)の譲渡を受け、掲載しています。また内容の一部は、姉妹サイト「いこーよニュース」の記事を再編して掲載しています
※一部を2025年の最新情報に差し替えを行い、掲載をしています
記事を書いた人

わかめ
ライター・占い師・音楽家。 朝は原稿、夜はタロット、週末はヘブンアーティスト「わかめとミュゼット」でアコーディオンを演奏する子育て主婦です。
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