
【2025】華麗なダリア園で秋を満喫
関東のおすすめ人気名所3選!
秋の訪れとともに、全国では色鮮やかな「ダリア」が見頃を迎えます。大輪の花から可憐な小輪まで、豊富な品種と華やかな色彩は、まるで花の万華鏡のようです。
この記事では、関東の「ダリアの名所」をご紹介します。ダリア観賞はもちろん、周辺のおすすめスポットや、廃棄予定のダリアを活用したイベント情報も掲載しているので、チェックしてみてくださいね。
※天候などにより、開花状況や見頃の時期が変わる場合があります。開花時期は公式サイトなどでご確認ください。また、株数は栽培状況や開花状況によって異なる場合があります
「ダリア」とは?

「ダリア」は、キク科・ダリア属に分類される球根植物です。原産地はメキシコで、江戸時代後期に日本へ伝わりました。
当時は、インド(天竺)を経由して持ち込まれたこと(諸説あり)と、花姿が牡丹に似ていることから、「天竺牡丹(てんじくぼたん)」と呼ばれ、明治時代になると、英語の「Dahlia」に由来する「ダリア」という呼ばれるようになりました。
ダリアの咲きはじめと見頃の時期

「ダリア」の開花期は地域によって異なりますが、一般的に7月から11月頃まで長期間楽しめます。
最盛期は、夏の暑さが和らぐ9月から10月。朝夕の気温差が大きくなると、より鮮やかで美しい花色になるので、秋のダリアは格別ですよ。
バリエーション豊かな花姿
ダリアは、花の大きさや咲き方によって分類されます。
花の大きさは、遠くからでも存在感抜群の大きなものから、可愛らしい小さなものまで様々です。
上記以外にも、花の大きさが直径3cmほどの極小輪から30cmを超える巨大輪もあります。
また、ダリアは、10タイプ以上の咲き方に分かれ、赤、黄、白、ピンク、紫など色味も豊富。ここでは、全国のダリア名所や、生花店でも目にするダリア6タイプをご紹介します。
シングル咲き(一重咲き)

「シングル咲き」は、中心に黄色い筒状花(管状花)があり、そのまわりを一重の花びら状の舌状花がぐるりと囲む、シンプルな咲き方です。舌状花は丸みを帯びたものから細長いものまであり、品種によって表情が異なります。
アネモネ咲き

「アネモネ咲き」は、中心部の筒状花(管状花)が盛り上がり、その周りを平たい花びらが囲むユニークな咲き方です。外側の管状花は一重または二重で、内側の筒状花との対比が印象的です。
コラレット咲き

「コラレット咲き」は、一重咲きですが、外側と内側に舌状花があるのが特徴です。外側の花びらと内側の舌状花は色の組み合わせも多様で、個性的な美しさがあります。
デコラティブ咲き

「デコラティブ咲き」は、舌状花が大きく広がり、八重咲きでボリューム感のある姿が特徴です。花径が20cmを超える大輪品種もあり、まさに「ダリアの女王」と呼ばれるにふさわしい豪華さ。花びらは平らで広がるものから、少しねじれを帯びるものまであり、存在感抜群です。
ポンポン咲き

「ポンポン咲き」は、花びらが内側に強く巻き込み、小さな球状になるのが特徴です。サイズは直径5cm以下と小ぶりですが、花びらが密に集まっているため、一つひとつに強い存在感があります。咲き始めから終わりまで、ほぼ同じ形を保つのが魅力です。
ボール咲き

「ボール咲き」は、ポンポン咲きよりも花びらがわずかに大きく、先端が丸みを帯びて内側に巻き込むように密集して咲きます。サイズは小ぶりながらも、花びらが重なり合って作り出す立体感と密度の高さが魅力です。
ここからは、関東のおすすめダリア名所をご紹介します! 親子でお気に入りを見つけて、週末や3連休におでかけしてみてはいかがでしょうか?
【埼玉県小鹿野町】両神山麓花の郷 ダリア園

埼玉県秩父市と小鹿野町の境にある名峰「両神山」の麓に広がる「両神山麓花の郷 ダリア園」は、関東でも有数の規模を誇るダリア園です。
約10,000平方メートルの敷地に約350品種・約5,000株ものダリアが咲き競い、山々の緑を背景にした鮮やかな花々は圧巻の美しさ。大輪の華やかな品種から可憐な小ぶりのダリアまで、彩り豊かな花姿を楽しめます。

園内では、カクタス咲き系の「マジックモーメント」や、大輪で華やかな「アルプスホワイト」、可愛らしいボール・ポンポン咲きなど、多種多様なダリアを観賞できます。
2025年の開園は9月1日(月)から11月3日(月・祝)までの予定。周辺には、キャンプ場、日帰り温泉など、自然を満喫できるスポットが豊富にあるので、秋の行楽シーズンに親子でおでかけしてみませんか?
■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄8160-1
ダリアの見頃:例年10月中旬
アクセス:【車】カーナビで住所を登録後、目的地より約500m先のスポット
駐車場:あり
【東京都町田市】町田ダリア園

東京都町田市にある「町田ダリア園」は、都心からアクセスしやすい立地にありながら、約500品種、約4,000株ものダリアが咲き誇る名所です。
園内では、花径30cmを超える巨大輪や、3cm程度のポンポン咲きの品種など、多彩な咲き姿が魅力。園路は整備されていて歩きやすく、ベビーカーでも安心して巡れるので、小さな子供連れのファミリーにもぴったりですよ。

開園期間は、例年6月中旬から11月上旬までと長く、初夏から晩秋まで色とりどりの花を楽しめます。
特に9月から10月にかけては満開の見頃を迎え、園内は華やかさに包まれます。近隣には「リス園」や子供が楽しめる公園もあり、花観賞とあわせておでかけするのもおすすめ。東京都内で気軽に自然とふれあえる町田ダリア園に、親子で足を運んでみませんか?
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都町田市山崎町1213-1
ダリアの見頃:例年9月〜10月
アクセス:【電車】JR・小田急線「町田駅」から「本町田経由野津田車庫」 行、または 「鶴川」駅」 行のバスに乗車(約20分)、「今井谷戸」 で下車
駐車場:あり
【東京台東区】上野東照宮「ぼたん苑」

徳川家康公・徳川吉宗公・徳川慶喜公を祀る神社として建立された「上野東照宮」は、例年、春と冬に開苑し、美しいぼたんやしゃくやくを楽しめる名所として知られています。
秋には、特別祭典として庭園内に咲くダリアを観賞できるイベントを開催。2025年は9月20日(土)〜11月3日(月・祝)の期間「上野東照宮ぼたん苑 特別祭典 ダリア綾なす秋の園」として、約100種・200株以上の艶やかに咲くダリアを間近で楽しめますよ。

都心にありながら、落ち着いた雰囲気の庭園で見るダリアは格別です。豪華絢爛な大輪のダリアから、かわいらしいポンポンダリアまで、様々な品種が、ぼたん苑ならではの和の趣と調和し、独特の美しさを醸し出します。
近隣には、動物園や美術館などの人気施設もあり、花観賞とあわせて一日充実した時間を過ごせるのも魅力。暑さが和らぐ10月中旬ごろに一番の見頃を迎えるので、秋のおでかけにおすすめですよ。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都台東区上野公園9-88
ダリアの見頃:例年10月中旬
アクセス:【電車】JR・京成線「上野駅」から徒歩約10分、東京メトロ銀座線・日比谷線「上野駅」から徒歩約10分
駐車場:なし
廃棄予定のダリアを活用した「ダリアの華展2025」

東京・池袋の「サンシャインシティ噴水広場」では、2025年10月3日(金)~5日(日)の3日間、「ダリアの華展2025」が開催されます。
15回目を迎える本イベントは、廃棄予定のダリアの花を活用し「花咲く江戸浪漫」をテーマに、江戸の美をダリアで表現します。
会場には、『富岳三十六景』や『見返り美人図』などの浮世絵美術作品をモチーフにした特別装飾やダリアの絨毯フォトスポットが登場。ほかにも、日持ち性に優れ、日の経過による色の変化も楽しめる「エターニティシリーズ」の新品種など、約100品種のダリアを展示します。

また、ダリアの生産地のひとつである福島県塙町産のダリアの切花や、鉢物の販売、マミフラワーデザインスクール校長によるトークショー、きもの専門店とのコラボレーション企画も実施されます。
フラワーアレンジメントや寄せ植え教室などもあり、開催初日には先着100人にダリアの切り花のプレゼントされますよ。厳しい夏を乗り越えて、豪華絢爛な花を咲かせたダリアを家族みんなで楽しみませんか?
■イベント概要
開催場所:サンシャインシティ 噴水広場(専門店街アルパB1)
開催期間:10月3日(金)~5日(日)
開催時間:10:00~19:00
料金:観覧無料
※ワークショップなどは有料
関東にある「ダリア」の名所をまとめてご紹介しました。週末や三連休を利用しておでかけして、家族で素敵な思い出を作ってくださいね。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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