【2025東海】今が見頃!美しすぎる赤い絨毯が広がる秋の絶景「彼岸花」名所7選 おまつり情報もご紹介
更新日2025年09月30日/公開日2025年09月30日

【2025東海】今が見頃!美しすぎる赤い絨毯が広がる秋の絶景「彼岸花」名所7選 おまつり情報もご紹介

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愛知県半田市、岐阜県海津市

反り返った細い花びらと、長く突き出た雄しべが特徴的な「彼岸花」。秋の彼岸の時期に咲き、「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)とも呼ばれています。道端や川岸でも見られますが、名所の彼岸花は別格です!

そこで今回は、東海エリアにある「彼岸花の名所」をまとめてご紹介します。

約300万本の彼岸花が咲き誇る、国内最大規模の彼岸花の名所「矢勝川堤・新美南吉記念館周辺」、山々の緑と鮮やかな彼岸花の赤のコントラストを楽しめる「津屋川堤防」などバラエティ豊か!

スポットによっては彼岸花を満喫できるおまつりが開催されている名所も♪

お気に入りの名所を見つけて、ぜひおでかけしてみてくださいね!

※彼岸花の開花時期は気温などによって毎年変わるため、各スポットの見頃はあくまで目安です。開花時期は公式サイトなどでご確認ください。また、彼岸花の株数は栽培状況や開花状況によって異なる場合があります

一度は行きたい!関西にある彼岸花の名所はこちら!

一度は行きたい!関東にある彼岸花の名所はこちら!

彼岸花ってどんなお花?

堤防沿いの約3kmにわたって彼岸花が咲き誇る「津屋川堤防」(画像提供:terkey / PIXTA)
堤防沿いの約3kmにわたって彼岸花が咲き誇る「津屋川堤防」(画像提供:terkey / PIXTA)

「彼岸花」は、ヒガンバナ科・ヒガンバナ属(リコリス属)の多年草で球根植物です。反り返った細い花びらと、長く突き出た雄しべがなんとも言えない美しさを見せてくれます。

大きな特徴は、一般的な花と違うその生態。花は地面から突然茎が伸びて咲き、その時期には葉がありません。花が枯れたあとに葉が出てくることから、「葉見ず花見ず」という別名があります。

また、仏教の経典に由来する「曼珠沙華」(まんじゅしゃげ)としても知られています。

見頃は、地域や気候によって異なりますが、関東では9月中旬から10月上旬になっています。

彼岸花はどんな色があるの?

赤い色以外の彼岸花が咲くスポットも!(画像提供:rie / PIXTA)
赤い色以外の彼岸花が咲くスポットも!(画像提供:rie / PIXTA)

国内では、赤い色が最も多く見られますが、白や黄色、ピンクなどの彼岸花が咲くスポットも。訪れた際に、探してみるのも楽しみ方のひとつですね。

それではここから、東海エリアにある彼岸花の名所をまとめてご紹介していきます!

【愛知県半田市】矢勝川堤・新美南吉記念館周辺

川の堤防が真っ赤に染まる国内最大規模の彼岸花の名所!
川の堤防が真っ赤に染まる国内最大規模の彼岸花の名所!

新美南吉の代表作『ごんぎつね』の舞台になった「矢勝川」(やかちがわ)は、約300万本の彼岸花が咲き誇る、国内最大規模の彼岸花の名所です。

地域の人々の手で創り出されたその光景はまさに圧巻! 川の堤防が真っ赤な絨毯を敷き詰めたように染まる景観は、一度見たら忘れられないものになるでしょう。

『ごんぎつね』の作者である新美南吉の童話の世界をさらに深く体験したいなら、「新美南吉記念館」やその周辺にあるゆかりの地を巡るのがおすすめです。

物語の舞台を歩くことで、童話の世界がリアルに感じられるでしょう。

秋のイベント情報「ごんの秋まつり」

2025年9月23日(火・祝)~10月5日(日)には、矢勝川堤と新美南吉記念館周辺で「ごんの秋まつり」が開催されます。

新美南吉記念館を中心に新美南吉のゆかりの地を見ることができるほか、期間中は地域のおもてなし企画が各種行われます。

休日を利用して、ぜひ足を運んでみてくださいね!

「ごんの秋まつり」の詳しい情報はこちら!

■「矢勝川堤・新美南吉記念館周辺」概要&開花情報
所在地:愛知県半田市岩滑西町1-10-1
彼岸花の見頃:例年9月下旬~10月上旬
アクセス:名鉄河和線「半田口駅」から矢勝川堤まで徒歩約10分、新美南吉記念館まで徒歩約20分

【静岡県富士宮市】興徳寺

彼岸花と富士山のコラボも楽しめる名所(画像提供:i-flower / PIXTA)
彼岸花と富士山のコラボも楽しめる名所(画像提供:i-flower / PIXTA)

「興徳寺」は、700年以上の歴史を持つ由緒ある古刹です。

境内には、推定3万株の彼岸花が咲き誇り、参道や斜面を真っ赤に染め上げます。

「興徳寺」は、高台に位置しており、彼岸花が咲く時期には、真っ赤な彼岸花の向こうに雄大な富士山を望むことも! この光景を一目見ようと、シーズン中は多くの人でにぎわいます。

休日を利用して、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

■「興徳寺」概要&開花情報
所在地:静岡県富士宮市下柚野431
彼岸花の見頃:例年9月下旬~10月上旬
アクセス:JR身延線「西富士宮駅」から車で約20分

【静岡県藤枝市】葉梨川堤防沿い

全長約2kmにわたって彼岸花が咲き誇ります(画像提供:Yukini / PIXTA)
全長約2kmにわたって彼岸花が咲き誇ります(画像提供:Yukini / PIXTA)

藤枝市の「葉梨川堤防沿い」は、全長約2kmにわたって彼岸花が咲き誇る名所です。

一面に真っ赤な絨毯を敷き詰めたような光景はまさに圧巻! 

散策しながら、お気に入りの場所でじっと彼岸花を見たり、写真を撮ったりと思い思いの時間を過ごせます。

見頃は例年、9月下旬から10月上旬なので、一度訪れてみてはいかがでしょうか?

■「葉梨川堤防沿い」概要&開花情報
所在地:静岡県藤枝市北方481-1 ※住所は「白ふじの里」です
彼岸花の見頃:例年9月下旬~10月上旬
アクセス:新東名高速道路・藤枝岡部ICから車で約10分

【岐阜県海津市】津屋川堤防

堤防沿いの約3kmにわたって彼岸花が咲き誇ります(画像提供:terkey / PIXTA)
堤防沿いの約3kmにわたって彼岸花が咲き誇ります(画像提供:terkey / PIXTA)

「津屋川堤防」は、堤防沿いの約3kmにわたって、約10万本の彼岸花が群生している名所です。

堤防からは、広大な養老山地を望むことができ、山々の緑と鮮やかな彼岸花の赤のコントラストも楽しめます。

また、堤防の上は遊歩道になっているので、津屋川にかかる2本の橋を渡り、右岸から左岸へぐるりと彼岸花を眺めながら散策できるのも魅力です。

秋のおでかけにぴったりなスポットです!

秋のイベント情報「津屋川のひがん花まつり」

楽しいイベント盛りだくさんの「津屋川のひがん花まつり」も開催!
楽しいイベント盛りだくさんの「津屋川のひがん花まつり」も開催!

2025年10月4日(土)・10月5日(日)には、「津屋川のひがん花まつり」が開催されます。

まつり当日には、農作物直売所が出るほか、網打ちの実演やキッチンカーの出店、10月5日(日)には永井みゆきショーを楽しむことができます。

また、10月1日(水)~10月31日(金)には「ひがん花フォトコンテスト」も開催。入賞者には、海津市商品券や地元富有柿などが贈呈されますよ。

彼岸花を眺めながら、おまつりを満喫してくださいね!

「津屋川のひがん花まつり」の詳しい情報はこちら!

■「津屋川堤防」概要&開花情報
所在地:岐阜県海津市南濃町津屋 南濃梅園周辺
彼岸花の見頃:例年9月中旬~10月上旬
アクセス:養老鉄道「美濃津屋駅」から徒歩約10分

【岐阜県本巣市】やすらぎの林

幻想的な雰囲気のなかで彼岸花を楽しめます(画像提供:daysgoby_JPN / PIXTA)
幻想的な雰囲気のなかで彼岸花を楽しめます(画像提供:daysgoby_JPN / PIXTA)

「やすらぎの林」は、本巣市文化ホールの西側にある犀川(さいがわ)のほとりに広がる小径(散策路)。

雑木林のなかを石造りの遊歩道や木道が通っており、両脇に彼岸花が咲いています。木漏れ日が差し込むことで、表情が変わるため、写真撮影スポットとしても大人気。

幻想的な雰囲気のなかで、彼岸花鑑賞が楽しめるスポットです!

■「やすらぎの林」概要&開花情報
所在地:岐阜県本巣市軽海718
彼岸花の見頃:例年9月中旬~下旬
アクセス:JR「穂積駅」から車で約15分

【岐阜県岐阜市】大智寺

落ち着いた雰囲気の境内に咲き誇る彼岸花(画像提供:大智寺 / PIXTA)
落ち着いた雰囲気の境内に咲き誇る彼岸花(画像提供:大智寺 / PIXTA)

「大智寺」は、岐阜県の天然記念物に指定されている大ヒノキがそびえたつお寺です。

山門の西側にある得月池の周囲には、彼岸花が群生し、例年9月下旬頃に見頃を迎えます。

落ち着いた雰囲気の境内に咲き誇る彼岸花の姿は趣があり、癒されること間違いなし。

休日を利用して、おでかけしてみてはいかがでしょうか?

■「大智寺」概要&開花情報
所在地:岐阜県岐阜市山県北野668-1
彼岸花の見頃:例年9月下旬
アクセス:東海環状自動車道・関広見ICから車で約15分

【三重県熊野市】丸山千枚田

「日本の棚田百選」にも選ばれた彼岸花名所(画像提供:ケーヤン / PIXTA)
「日本の棚田百選」にも選ばれた彼岸花名所(画像提供:ケーヤン / PIXTA)

「丸山千枚田」は、「日本の棚田百選」にも選ばれている棚田です。

あぜ道に沿って、彼岸花が咲く光景は、日本の懐かしい原風景そのもの。彼岸花は約1万本ほどですが、ほかではなかなか見られない絶景を楽しめます。

地元の農家の人々が、棚田の風景に彩りを添えようと30年ほど前から大切に育ててきた彼岸花。その姿を一度見に、足を運んでみてはいかがでしょうか?

■「丸山千枚田」概要&開花情報
所在地:三重県熊野市紀和町丸山
彼岸花の見頃:例年9月下旬
アクセス:紀勢自動車道・熊野大泊ICから車で約40分

東海エリアにある彼岸花の名所をまとめてご紹介しました。どのスポットも素敵なところばかり。休日を利用しておでかけして、素敵な思い出を作ってくださいね♪

記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部

「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。

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