
【2026関東】春の妖精・福寿草の群生地&穴場8選 2月が見頃!開花する時間帯は?
今回は、関東エリアに春の訪れを告げる「福寿草」(ふくじゅそう)の花スポットをご紹介します。
福寿草は、例年2月上旬から3月上旬にかけて、落ち葉の間から顔を出す黄色い花。関東各地には、大規模な群生地から、公園の一角に福寿草が咲く「宝探し」のようなスポットまで、さまざまな名所や穴場があります。
梅やロウバイと一緒に観賞できるスポットや、イベントを開催する場所もあり、早春の日帰り旅にぴったり。健気に咲く色鮮やかな花を、親子で一緒に眺めてみませんか?
「福寿草」ってどんな花?

福寿草は、キンポウゲ科に属する多年草で、その学名「Adonis ramosa」はギリシャ神話のアドニスに由来します 。
日本においては古くから「元日草」(がんじつそう)や「朔日草」(ついたちそう)とも呼ばれ、「福」と「寿」を持つ名前から新春の縁起物として親しまれてきました 。
パラボラアンテナのような形をした黄金色の花弁が特徴で、太陽光を集めて温度を上昇させることで、受粉を助ける虫たちを呼び寄せるという独特の生存戦略を持っています。
“春の妖精”と呼ばれることも

福寿草は、早春のわずかな期間にだけ花を咲かせ、夏が来る前には地上部が枯れて長い休眠に入るという不思議な生態を持っています。
そのため、カタクリやセツブンソウなどと同様に“スプリング・エフェメラル(春の妖精・春の儚いもの)”と呼ばれます 。
落葉広葉樹の林床に光が届く短い間に命を輝かせる、その姿はまさに妖精のような存在です。
毒があるってホント?
“幸せを呼ぶ花”として愛される福寿草ですが、じつは全草に強い毒性を持っています 。特に芽吹きの時期の姿が、春の山菜として人気の高いフキノトウと似ているため、誤食事故には注意が必要です 。
美しい花には毒があるという自然界の厳しさを学ぶ機会にもなりますので、子供と一緒に観賞する際は「見るだけで楽しもうね」と声をかけてあげてくださいね。
関東の見頃はいつ?

関東地方における福寿草の見頃は、その年の気候やスポットの立地によっても異なりますが、おおむね2月上旬から下旬にかけてです。
雪解けとともにいち早く顔を出すその姿は、厳しい冬の終わりと、新しい季節の始まりを教えてくれる“春の使者”として、多くの登山者や観光客に親しまれています。
よく晴れた日の昼間に見に行こう!
福寿草は、日当たりのよいときに花開き、花や葉などが太陽の方を向く「向日性(ヘリオトロピズム)」が強い植物です。
日照の少ない曇りの日や朝夕は花が閉じていることが多いため、気温が上がり日光がしっかりと当たる、晴天の日の11時から14時頃を狙ってでかけるのがベスト。太陽を追って黄金色の花々が一斉に開く、ダイナミックな姿を観察できますよ。
【東京都立川市・昭島市】国営昭和記念公園

東京ドーム約39個分という広大な面積を誇る「国営昭和記念公園」は、四季折々の花々と多彩なアクティビティが楽しめる都会のオアシスです。
例年2月から3月上旬にかけて「花木園梅園」などで福寿草が開花し、日光を浴びて黄金色に輝く姿を眺めることができます。
福寿草のほかにも、梅やロウバイ、セツブンソウ、菜の花、日本水仙といった多彩な花を楽しめますよ。

園内には、巨大なトランポリンがある「こどもの森」や、サイクリング、ボート遊びなど、親子で一日遊べる設備が充実。ベビーカーでの散策もしやすく、中学生以下は入園無料なのもうれしいポイントです。
澄んだ冬空の下、足元に咲く健気な福寿草を探しながら、親子でアクティブな休日を過ごしてみませんか。
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都立川市緑町3173
例年の見頃:2月上旬~3月上旬
アクセス:【車】中央自動車道「国立府中IC」から約20分
【電車】JR青梅線「西立川駅」から徒歩で約2分(西立川口)、またはJR中央線「立川駅」から徒歩で約15分(立川口)
駐車場:あり
【東京都調布市】神代植物公園

東京都調布市にある「神代植物公園」は、国内最大級の規模を誇る植物公園です。例年2月になると、築山の西斜面や「さくら園」などで黄金色の福寿草が顔を出し始めます。
広大な群生地ではありませんが、江戸時代から選抜されてきた古典園芸植物としての福寿草など、学術的にも貴重な品種を間近で観察できるのが魅力です。

また、この時期おすすめなのが「うめ園」の散策。頭上に広がる紅白の梅を堪能したあとは、足元で元気に咲く福寿草を探してみてはいかがでしょうか。
園内には熱帯植物を楽しめる大温室や広い芝生広場も。隣接する「深大寺」参道での食べ歩きとあわせて、親子で一日満喫できるスポットです
■スポット概要&開花情報
所在地:東京都調布市深大寺元町5-31-10
例年の見頃:2月上旬~3月上旬
アクセス:【車】中央自動車道「調布IC」から約5分
【電車】京王線「調布駅」からバスに乗車、「神代植物公園前」バス停で下車すぐ
【埼玉県滑川町】国営武蔵丘陵森林公園

東京ドーム約65個分という広大な面積を誇る「国営武蔵丘陵森林公園」は、約1万本もの福寿草が咲き誇る群生スポットです。
福寿草は、例年2月中旬から南口近くの梅林で見頃に。紅白の梅と、足元で花開く黄色い花々の共演は、同公園ならではの早春の風物詩です。

園内には日本最大級のエアートランポリン「ぽんぽこマウンテン」や24種類の木製遊具がそろう「冒険コース」、全長約17kmのサイクリングコースもあり、早春の爽やかな風を感じながら一日中アクティブに過ごせます。
イベント情報:早春フェスタ(2026年2月14日~3月29日)

2026年2月14日(土)から3月29日(日)まで「早春フェスタ」が開催されます。期間中は福寿草や梅、クリスマスローズなどが次々と見頃を迎え、園内を華やかに彩ります。
週末を中心に、「早春を彩るクリスマスローズ」企画展や、自然の素材を使ったワークショップ、アウトドアを満喫できる「Outdoor Park」など、親子で参加できる体験イベントも満載。
少しずつ近づく春の兆しを、家族みんなで見つけに行きませんか?
■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県比企郡滑川町山田1920
例年の見頃:2月中旬~下旬
アクセス:【車】関越自動車道「東松山IC」から約10分
【電車】東武東上線「森林公園駅」から「森林公園南口」行きバスに乗車(土日祝日のみ運行)、終点下車すぐ/JR各線・秩父鉄道「熊谷駅」からバスに乗車、「森林公園西口」または「森林公園南口入口」バス停で下車すぐ
関連イベント:【早春フェスタ】2026年2月14日(土)~3月29日(日)
【埼玉県長瀞町】宝登山
秩父地方の景勝地・長瀞にそびえる「宝登山」は、ロープウェイで気軽に山頂へアクセスできる体験型観光の適地です。
例年2月上旬から3月中旬には、宝登山ロープウエイ「山頂駅」付近の斜面で、黄金色の福寿草を見ることができます。
同時期には、関東屈指の規模を誇る「宝登山ロウバイ園」も見頃を迎え、黄色い花々と甘い香りに包まれながらのんびり過ごせますよ。

山頂駅から少し登った場所には2025年7月にオープンした展望スポット「SUSABINOテラス」があり、蝋梅園と梅園越しに秩父のシンボル・武甲山や長瀞渓谷を一望できます。
さらに、“秩父三社”の一社である「宝登山神社」の奥宮、ニホンザルやシカとふれあえる「宝登山小動物公園」も隣接しており、思い思いのプランで過ごせるスポットです。
イベント情報:長瀞冬の花物語2026(2026年2月1日~3月22日)

ロウバイや梅、福寿草が次々と咲く早春に、長瀞町では「冬の花物語2026」が開催されています。期間中は「長瀞駅」から宝登山ロープウェイ「山麓駅」まで無料シャトルバスを運行。
甘い香りのロウバイと黄金色の福寿草、ロープウェイや展望台からの絶景と、この時期ならでは見どころが満載の長瀞町で、豊かな自然を満喫しましょう。
■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県秩父郡長瀞町長瀞
例年の見頃:2月上旬~3月中旬
アクセス:宝登山ロープウェイ「山頂駅」すぐ
※宝登山ロープウェイ「山麓駅」までは関越自動車道「花園IC」から車で約25分/秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩で約20分
※「長瀞冬の花物語2026」開催中は秩父鉄道「長瀞駅」から宝登山ロープウェイ「山麓駅」までシャトルバスあり
関連イベント:【冬の花物語2026】2026年2月1日(日)~3月22日(日)
※長瀞ロウバイまつり:2月1日(日)~2月28日(土)/長瀞宝登山梅まつり:3月1日(日)~22日(日)
【埼玉県皆野町】Mahora稲穂山

埼玉県皆野町にある「Mahora稲穂山」は、豊かな自然の中で心身を癒やす「リトリート」をテーマにした広大なフィールドです。
ここに群生しているのは、秩父山系に自生する全国的にも珍しい福寿草「秩父紅」(ちちぶべに)。目が覚めるようなオレンジ色の花が約1万株も咲き誇る貴重なスポットです。
例年2月中旬から3月上旬に見頃を迎え、特に咲き始めの濃いオレンジ色は圧巻の美しさ。園内にはハイキングコースが整備されており、同時期に開花するロウバイやセツブンソウを眺めながら歩くのもおすすめです。
イベント情報:秩父紅写真展〜春の奇跡を写す〜(2026年2月7日~3月23日)

「Mahora稲穂山」の「森の美術館」では、2026年2月7日(土)から3月23日(月)まで、「秩父紅写真展2026〜春の奇跡を写す〜」が開催されます。
天候によって花が閉じている日でも、写真を通して「秩父紅」の多様な表情を楽しめるように企画された写真展です。期間中にはプロカメラマンによる撮影ワークショップや座談会も予定されていて、貴重な学びや交流の機会になりますよ♪
■スポット概要&開花情報
所在地:埼玉県秩父郡皆野町皆野4048-1
例年の見頃:2月中旬~3月上旬
アクセス:【車】関越自動車道「花園IC」から国道140号経由で約30分
【電車】秩父鉄道「皆野駅」から徒歩で約15分(美術館までは約20分)
関連イベント:【秩父紅写真展2026〜春の奇跡を写す〜】2026年2月7日(土)~3月23日(月)
【栃木県栃木市・佐野市】みかも山公園

栃木県内最大級の面積を誇る「みかも山公園」は、万葉集にも詠まれた三毳山(みかもやま)の自然を生かした広大な都市公園です 。
春に咲くカタクリが有名ですが、例年2月から3月にかけては東口近くの「野草の園」などで、落ち葉の間から顔を出す黄金色の福寿草を観賞できます 。

例年2月中旬には、園内の「万葉庭園」で枝垂れ梅も見頃に。また、大型アスレチックの「冒険砦」や、「ふわふわドーム」が人気の「わんぱく広場」など、子供が思い切り体を動かせる遊具やエリアも充実しています。
また、各駐車場と広場を繋ぐ「フラワートレイン」も運行しており、移動自体もアトラクションとして楽しめますよ。希少な山野草を観察しながら、親子で絶景と遊びを満喫できるスポットです。
イベント情報:早春の花まつり(2026年2月7日~4月5日)
2026年4月5日(日)まで、隣接する「とちぎ花センター」と同公園を会場に、「早春の花まつり」を開催中です 。
期間中は、“春の妖精”と呼ばれる福寿草やカタクリを観察するハイキングとネイチャークラフトのほか、大道芸やハワイアンコンサートなどのステージイベントも満載です。
■スポット概要&開花情報
所在地:栃木県栃木市岩舟町下津原1747-1
例年の見頃:2月上旬~3月上旬
アクセス:【車】東北自動車道「佐野藤岡IC」から約5分
【電車】JR両毛線「栃木駅」よりふれあいバス(岩舟線)で約35分、「とちぎ花センター前」下車
関連イベント:【早春の花まつり】2026年2月7日(土)~4月5日(日)
【群馬県下仁田町】あぶだ福寿草の里

群馬県下仁田町の「あぶだ福寿草の里」は、地元の有志による「あぶだ福寿草を育てる会」が、約20年かけて荒れた山を整備し、大切に守り育ててきた手作りの花スポットです。
1.5ヘクタールの斜面には黄金色の福寿草が広がり、約1,000本の紅梅とともに春の訪れを告げます。例年、2月中旬からは福寿草、3月上旬からは紅梅としだれ梅が見頃を迎え、1シーズンに2回お楽しみがあるのも魅力。

2026年は2月22日(日)から3月22日(日)まで開園予定です。地元の農産物や鉢植えの販売も行われ、お土産選びも楽しみのひとつ。福寿草の花が大きく開く晴れた日の午前中を狙って訪れるのがおすすめです。
太陽の光を浴びて一斉に開く花々を眺めながら、地域の温かな愛情を感じる里山の休日を、親子で満喫してくださいね。
イベント情報:福寿草まつり(2026年3月7日)

2026年3月7日(土)に「福寿草まつり」が開催されます。当日は数量限定できのこ汁の無料サービスが行われ、あたたかなおもてなしとともに花の景色を楽しめます
紅梅と福寿草の美しいコントラストを楽しみながら、ひと足早い春の思い出を作りましょう。
■スポット概要&開花情報
所在地:群馬県甘楽郡下仁田町大字中小坂2590
例年の見頃:2月中旬~3月中旬(紅梅は3月上旬から)
アクセス:【車】上信越自動車道「下仁田IC」または「松井田妙義IC」から約20分
【電車】上信電鉄「下仁田駅」からバスに乗車(約10分)、「下虻田」バス停で下車後、徒歩で約5分
関連イベント:【福寿草まつり】2026年3月7日(土)
【群馬県安中市】木馬瀬の福寿草自生地

群馬県安中市の「木馬瀬(ちませ)の福寿草」は、約1,500平方メートルの小山一面に黄金色の花が自生する、知る人ぞ知る名所。幕末の勘定奉行・小栗上野介が領地へ引き上げる際に隠した軍用金が、黄金の花に姿を変えて芽吹いたという不思議な伝説が残っています 。
子供と一緒に歴史のロマンを感じながら、隠された「お宝」を探すような気分で散策を楽しめるのが魅力 。のどかな環境で、静かに春の訪れを感じたい親子にぴったりの穴場スポットです 。
例年の見頃は、2月下旬から3月上旬にかけて。3月上旬には市内にある「秋間梅林」で約3万本の梅の花が咲き誇ります。両スポットは車で約15分の距離にあるので、ぜひ花めぐりをして安中の春を満喫してくださいね♪
■スポット概要&開花情報
所在地:群馬県安中市松井田町上増田木馬瀬地区
例年の見頃:2月下旬~3月上旬
アクセス:【車】上信越自動車道「松井田妙義IC」から約30分
【電車】JR信越本線「西松井田駅」からタクシーで約20分
元気をもらえる黄色い花・福寿草のスポットを紹介しました。ほかにも、埼玉県小鹿野市の四阿屋山にある自生地や、東京都調布市の「実篤公園」など名所や穴場がいくつもあるので、親子でいろいろな場所にでかけてみてくださいね♪
記事を書いた人
雨宮あかり
「いこーよとりっぷ」エディター/食べること・飲むこと・音楽が大好きなママ編集者。世界中の音楽フェスを体験すること&ベルギービールの醸造所めぐりが夢です♪ 特技はアロマセラピートリートメントです。
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