
【2026最新】全国のカキツバタ名所10選!初夏の風に揺れる青紫の絶景を満喫 イベント&周辺観光情報も
初夏の訪れとともに美しく咲き誇る「カキツバタ(杜若)」は、湿地や水辺に自生するアヤメ科の花。紫がかった気品ある花姿は、古くから和歌にも詠まれてきました。
今回は、全国でカキツバタを観賞できる名所を厳選してご紹介! 3万本ものカキツバタが植えられている「柏崎・夢の森公園」や、アヤメやハナショウブとの競演も楽しめる「多賀城跡あやめ園」など、どこも見応え抜群ですよ。
カキツバタの特徴のほか、見た目が似ているアヤメ、ハナショウブとの違いも掲載しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
※開花時期は気温や気候などによって変化するため、見頃はあくまで目安です。開花時期は公式サイトなどでご確認ください。
カキツバタとは?見頃は?

カキツバタ(杜若)は、アヤメ科・アヤメ属の多年草で、湿地や池のほとりなど水辺に自生する日本固有の植物です。
例年5月初旬に開花し、5月中旬〜下旬に見頃を迎えます。紫色の美しい花を咲かせ、古くから和歌や日本画の題材として親しまれてきました。
見た目の優雅さと涼しげな佇まいから、初夏の風物詩としても人気。環境省の絶滅の危険度を示すレッドリストに載る地域もあり、保護活動も盛んです。
アヤメとハナショウブとの違いは?

カキツバタ、アヤメ、ハナショウブは、どれもアヤメ科・アヤメ属で見た目がよく似ていますが、生育環境や花の特徴に違いがあります。
カキツバタ:おもに湿地や水辺に自生し、例年5月中旬に開花。花びらの中央に白い筋模様があるのが特徴です。
アヤメ:山地の草原や斜面、比較的乾いた場所に生え、開花は例年5月上旬。花びらの中央に網目模様(網状の筋)があります。
ハナショウブ:例年6月に咲き、湿地や池の縁などでよく見られます。花びらの中央に黄色い筋模様があります。園芸品種が多く、色も豊富です。
見分けるポイントは、「花模様の色」と「咲く場所」。この違いを知ると、観賞の楽しみがぐっと広がりますよ。
一度は見たい日本三大カキツバタ自生地

全国各地にあるカキツバタの自生地のなかでも「日本三大カキツバタ自生地」として知られているのが、愛知県刈谷市の「小堤西池」、京都府京都市の「大田ノ沢」、鳥取県岩美町の「唐川湿原」。
これらの場所は、広大な範囲にわたりカキツバタの群落を形成し、カキツバタが生息するために必要な水辺や湿地帯の環境が比較的良好に保たれています。それぞれ国の天然記念物にも指定されているほど貴重なカキツバタの群生地。一度は訪れたい名所です。
【東京都調布市】神代植物公園

神代植物公園の「水生植物園」では、毎年5月中旬から6月初旬にかけて「カキツバタ」が見頃を迎えます。水辺に咲く青紫の花は風情があり、静かな木道を歩きながらゆったりと観賞できます。
特に、初夏の柔らかな日差しのなか、群生するカキツバタが水面に映る風景はとても美しく、写真映えするスポットとしても人気♪
また、「カキツバタ」が咲く水生植物園は本園と分かれており、無料で入園できるのも魅力のひとつです。
イベント情報:神代植物公園・自然観察会(2026年5月16日)
※雨天決行・荒天の場合は中止です

植物の宝庫として知られる「神代植物公園」では、2026年5月16日(土)に「自然観察会」が開催されます。
初夏の柔らかな日差しのなか、植物同士の不思議なつながりや、生き物たちとの関わりを専門的な視点で発見できる特別な体験です。
「センス・オブ・ワンダー」をテーマに、ただ眺めるだけでは気づけない自然の驚きをプロがガイド。13時までの観察会終了後、希望者には「多様性センター」の案内もあり、より深い学びの時間が過ごせます。
なお、自然観察会は事前予約制(5月9日まで)で少人数のため、早めの応募がおすすめです。
■スポット概要
所在地:東京都調布市深大寺元町5-31-10
カキツバタの見頃:例年5月中旬~6月
アクセス:車:中央自動車道「調布IC」から約5分
電車:京王線「つつじヶ丘駅」から京王バス深大寺行きで「神代植物公園前」下車
駐車場:あり
【東京都練馬区】石神井公園

「石神井公園」にある三宝寺池周辺では、毎年5月初旬から中旬にかけてカキツバタが見頃を迎えます。青紫色の花が水辺に咲き誇り、新緑とのコントラストが美しい風景は、この時期だけの光景です。
特に、池のほとりに整備された木道からは、間近で花々を観賞でき、写真撮影にもおすすめですよ。
三宝寺池の沼沢植物群落として、1935年に国の天然記念物に指定されており、カキツバタのほかにもコウホネやミツガシワなどの貴重な水生植物が自生しています。ぜひ、あわせてチェックしてみてはいかがでしょうか。
歴史や自然にまつわる展示を楽しみながら学ぶ

石神井公園内にある文化施設「石神井公園ふるさと文化館」では、地域の歴史や自然に関する展示を楽しみながら学べます。
2026年4月11日(土)〜6月7日(日)には、企画展「絵葉書で名所めぐり―明治期から昭和戦前期の風景―」を開催中。無料で観覧可能なので、ぜひ親子で足を運んでみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:東京都練馬区石神井台1-26-1
カキツバタの見頃:例年5月初旬〜中旬
アクセス:電車:西武池袋線「石神井公園駅」から徒歩約7分
駐車場:あり
【愛知県知立市】八橋かきつばた園

知立市八橋町にある「無量壽寺(むりょうじゅじ)」境内に広がる「八橋かきつばた園」は、平安時代の歌人「在原業平」(ありわらのなりひら)が詠んだ和歌で知られる、カキツバタの名勝地です。
約11,130平方メートルの回遊式庭園には16の池があり、例年4月下旬から5月中旬にかけて約3万本のカキツバタが咲き誇ります。特に5月上旬頃が見頃で、青紫の花々が水面に映る風景は圧巻!
ぜひ、“愛知県の花“、“知立市の花“でもあるカキツバタを親子で観賞してみませんか。
イベント情報:史跡八橋かきつばたまつり(2026年4月25日〜5月17日)

2026年は4月25日(土)〜5月17日(日)には、「史跡八橋かきつばたまつり」が開催されます。約70年の歴史があるこのまつりには、毎年全国から多くの観光客が訪れます。
まつり期間中には、茶会や明清楽の演奏、短歌大会、花の即売会など多彩なイベントが行われます。日没後から21時まではライトアップも実施され、幻想的な雰囲気のなかで、カキツバタを楽しめますよ。
■スポット概要
所在地:愛知県知立市八橋町寺内61-1
カキツバタの見頃:例年4月下旬〜5月中旬
アクセス:車:伊勢湾岸道「豊田南IC」から約10分
電車:名古屋鉄道三河線「三河八橋駅」から徒歩約8分
駐車場:あり
【石川県金沢市】兼六園

石川県金沢市にある「兼六園」は、日本三名園のひとつとして知られる大名庭園です。
四季折々の美しい景観が楽しめる庭園では、例年5月中旬から下旬にかけて、園内の曲水沿いに咲くカキツバタが見頃を迎えます。青紫色の花々が新緑のなかで鮮やかに映える姿は、訪れる人々の目を奪うほど。
特に、千歳台と呼ばれる「宏大」な台地を曲がりくねり、ゆったりと流れる曲水にかかる「千歳橋」から「花見橋」までのエリアは、同時期に見頃を迎えるツツジとサツキ、そしてカキツバタが調和し、写真撮影に人気のスポットです。
近隣には親子で楽しめる観光スポットも

園内の「時雨亭」では、抹茶と和菓子を楽しみながら庭園を眺めることができ、親子でのんびりとしたひとときを過ごせます。
また、徒歩圏内には「21世紀美術館」や「金沢城公園」などの観光スポットもあり、家族で1日中楽しめますよ。
■スポット概要
所在地:石川県金沢市兼六町1
カキツバタの見頃:例年5月中旬〜下旬
アクセス:車:北陸自動車道「金沢西IC」・「金沢東IC」から約30分、「金沢森本IC」から約20分
電車:JR「金沢駅」から北陸鉄道バスに乗車、「兼六園下」下車徒歩すぐ
駐車場:あり
【新潟県柏崎市】柏崎・夢の森公園

新潟県柏崎市の「柏崎・夢の森公園」には、約3万本のカキツバタが咲き誇る「かきつばた苑」があります。
苑内は木道が整備されており、青紫色の花々を間近で観賞しながら散策を楽しめるのが魅力。例年、5月中旬から6月上旬にかけてが見頃となり、青紫色の花風景は、訪れる人々の心を癒し、幸せな気持ちにさせてくれますよ。
園内はバリアフリー対応が進んでおり、ベビーカーでの散策も可能。自然とふれあいながら、家族でゆったりとした時間を過ごすのにぴったりの場所です。
イベント情報:カキツバタまつり(2026年5月10日〜31日)
2026年5月10日(日)〜31日(日)には「カキツバタまつり2026」が開催されます。
期間中は、市民から寄付されたこいのぼりが空を泳ぐなか、「水辺の自然ガイド」や、「カキツバタの生け花展示」など様々なコンテンツが楽しめます。
5月17日(日)には、キッチンカーも出店。市内の和菓子店とコラボした「名物カキツバタまんじゅう」や、カキツバタTシャツなども販売されるので、おでかけの思い出にもぴったりですよ。
■スポット概要
所在地:新潟県柏崎市大字軽井川4544-1
カキツバタの見頃:例年5月中旬〜6月上旬
アクセス:車:北陸自動車道「柏崎IC」から約15分
電車:「柏崎駅」から新潟産業大学行きバスに乗車、「柏崎・夢の森公園」下車徒歩すぐ
駐車場:あり
【京都府京都市】大田神社「大田の沢カキツバタ群生地」

京都市北区の上賀茂に鎮座する「大田神社」の境内には、国の天然記念物にも指定されている「大田の沢」のカキツバタ群落が広がります。
ここの花は、なんと平安時代から絶えることなく咲き続けており、歌人・藤原俊成(ふじわらのとしなり)が「神山や おほたの沢の 杜若 ふかきたのみは 色にみゆらむ」とその色鮮やかさを歌に詠んだほどです。
例年5月初旬から中旬にかけて、約25,000株のカキツバタが咲き誇り、辺り一面を深い紫色に染め上げる光景はまさに圧巻! 見頃があえば、5月15日に開催される「葵祭」とともに、古都の歴史と自然を堪能できます。
温もりあふれる木のおもちゃと絵本に出会える場所

大田神社からほど近い場所にある「トーイハウス童」は、1985年から続くヨーロッパ製の木のおもちゃと絵本の専門店です。
靴を脱いで上がるアットホームな店内には、温もりあふれる汽車やパズル、大人も夢中になるボードゲームが200種類以上も並んでいます。
子供が遊べるプレイスペースも完備されており、実際に手に取りながら親子でじっくりとお気に入りを探せるのが魅力。カキツバタ観賞のあとに、お家に帰ってきたような安心感に包まれながら、特別な一品を選んでみてはいかがでしょうか。
■スポット概要
所在地:京都府京都市北区上賀茂本山340
カキツバタの見頃:例年5月初旬〜中旬
アクセス:バス:JR「京都駅」から4系統上賀茂神社行きに乗車、「上賀茂神前」下車すぐ
電車:地下鉄烏丸線「北大路駅」から徒歩約25分
駐車場:あり
【滋賀県高島市】平池

滋賀県高島市の「平池」では、例年5月下旬から6月上旬にかけて、約1万本のカキツバタが淡紫色の花を咲かせます。
箱館山を越えた谷あいに位置するこの湿地では、雨に濡れた山々の緑とカキツバタの紫色が鮮やかなコントラストを描き出し、幻想的な光景を楽しめるのがポイント。同時期に見頃を迎えるサワオグルマやレンゲツツジがアクセントとなり、自然が織りなす色彩が心を癒します。
琵琶湖を眺めながらアウトドア体験も

「平池」から徒歩で約15分の場所にある「家族旅行村ビラデスト今津」は、標高550mの高原に広がるアウトドア施設です。
敷地内には、オートキャンプ場やファミリーコテージ、プチホテル「森の交流館」など、多彩な宿泊施設があります。
日帰りで利用できるバーベキュー場も完備されているので、週末のおでかけにもおすすめ。パターゴルフ場や、グラウンドゴルフ、まるで空を飛んでいるような気分を楽しめる絶叫ブランコなど、自然の地形や森林を活かしたアクティビティもあるので、ぜひ、足を運んでみてくださいね。
■スポット概要
所在地:滋賀県高島市今津町深清水
カキツバタの見頃:例年5月下旬〜6月上旬
アクセス:車:JR線「近江今津駅」から約10分
駐車場:「家族旅行村ビラデスト今津」の駐車場を利用
※入村料として、小学生以上は300円/1人が必要です
【山口県美祢市】二反田溜池

美祢市美東町にある「二反田溜池」には、湿地帯特有のカキツバタやジュンサイ、オオミズゴケなどが広がる貴重な植物群生地です。
特にカキツバタ群落は、野生種としては山口県内では最大級の規模を誇り、例年5月中旬から6月上旬にかけて、紫や白の美しい花を咲かせます。
中国自動車道「美祢東JCT」経由の小郡萩道路「絵堂IC」から車で約10分とアクセスも良好ですよ。
ホワイトタイガー&ライオンに会える

「二反田溜池」から車で約10分の場所にある「秋吉台自然動物公園サファリランド」は、ホワイトタイガーやホワイトライオンなど珍しい動物に出会えるスポット。
サファリバスに乗って園内を見学でき、草食エリアやライオンエリアでのエサやり体験も楽しめます。
併設の遊園地や動物ふれあい広場、乗馬コーナーなども充実。カキツバタ観察の後に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
■スポット概要
所在地:山口県美祢市美東町二反田
カキツバタの見頃:例年5月中旬〜6月上旬
アクセス:車:中国自動車道「美祢東JCT」経由、小郡萩道路「絵堂IC」から約10分
駐車場:あり
【岡山県笠岡市】菅原神社
江戸時代の干拓によってできた笠岡市吉浜地区の氏神として造営されたといわれている「菅原神社」。
境内の御手洗池には約2,000株のカキツバタが群生し、例年5月中旬ごろ、あざやかな青紫の花が訪れた人々の目を楽しませてくれます。池にかかる石造の眼鏡橋とのコントラストが美しい絶景スポットです。
ぜひ、おでかけの思い出に、全国的にも珍しい全円アーチの石橋とカキツバタを背景に写真撮影をしてみましょう。
笠岡市の特産品がそろう道の駅
「菅原神社」から車で約15分の場所にある「道の駅 笠岡ベイファーム」は、広大な笠岡湾干拓地をバックに四季折々の花が楽しめる絶景スポット。
直売所には、地元の農産物や笠岡諸島の特産品をはじめ、笠岡ベイファームオリジナルブランド「笠の輪ギフト」も取り扱っているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
■スポット概要
所在地:岡山県笠岡市吉浜1661
カキツバタの見頃:例年5月中旬
アクセス:車:山陽自動車道「笠岡IC」から約15分
電車:JR「笠岡駅」から福山線バスで約15分「金浦中入口」下車後、徒歩約10分
駐車場:あり
【宮城県多賀城市】多賀城跡あやめ園

多賀城跡の一角に位置する「多賀城跡あやめ園」は、約21,000平方メートルの敷地に、約800種・300万本ものあやめ、花菖蒲、かきつばたが咲き誇る、県内屈指の名所です。
あやめは例年5月下旬、カキツバタは6月上旬から中旬、花菖蒲は6月中旬から下旬に見頃を迎え訪れる人々の目を楽しませてくれます。
イベント情報:第36回多賀城跡あやめまつり(2026年5月23日〜6月21日)

2026年5月23日(土)〜6月21日(日)には「第36回多賀城跡あやめまつり」が行われます。
例年、生け花展示や、あやめ俳句大会などのイベントが実施されています。
また、6月8日(月)から21日(日)までは、多賀城跡あやめ園を中心に「アートインスタレーション」が開催されます。2026年より「多賀城Artプロジェクト」として新始動する本イベントは、あやめ園から城前官衙エリアまでを一体的に活用し、花とアートの競演を昼夜問わず楽しめる内容へと進化。
特に6月12日(金)と13日(土)の2日間は、19時から21時まで夜間演出を実施。ほのかな光に照らされ、日中とは異なる幻想的な姿を見せる夜のあやめを堪能できます。特別史跡という歴史ある舞台で、進化したアートな空間を無料で体験してみませんか。
■スポット概要
所在地:宮城県多賀城市市川立石
カキツバタの見頃:例年6月上旬〜中旬
アクセス:電車:JR東北本線「国府多賀城駅」から徒歩約5分
バス:ユーアイバス多賀城東部線「国府多賀城駅前」下車、徒歩約5分
駐車場:あり
※まつり期間中は、会場付近が渋滞するので公共交通機関の利用がおすすめです
カキツバタ群落は、自然の美しさを感じられるスポットであり、家族での散策におすすめな場所。開花情報を事前に確認し、歩きやすい靴でおでかけください。
記事を書いた人

いこーよとりっぷ編集部
「いこーよとりっぷ」では、地域の伝統行事や季節毎のイベント情報など、地域の魅力を発信し、親子にとって「10年先も思い出す」おでかけ体験を提供していきます。
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