25回目を迎える十和田湖冬物語
雪の十和田湖で特別な体験を満喫

青森県と秋田県にまたがり、東北を代表する景勝地の一つでもある「十和田湖」。新緑や紅葉の季節のイメージが強くありますが、実は冬の「十和田湖」も楽しみがたくさん。

冬を思い切り楽しめる観光イベント「十和田冬物語」が、2023年も開催されています。2023年の開催期間は、1月27日（金）から2月19日（日）まで。

冬の「十和田湖」の魅力がたっぷり詰まったイベント、「十和田冬物語」を紹介します。

豊かな自然が魅力「十和田湖」

「十和田湖」は、周囲が約46km、最深部の深さは日本3位の深さ237mを誇るカルデラ湖です。

湖の周辺は「十和田八幡平国立公園」に指定されているため、ブナなどの自然のままの森林などが広がり、1年を通して豊かな自然を満喫できます。

澄み切った冬の夜空に打ち上がる、鮮やかな花火！

「十和田冬物語」では、期間中ほぼ毎日「十和田湖冬花火」が開催され、約200発の花火と共に音楽がシンクロした、真冬の花火ショーが鑑賞できます。

気温が低く、澄み切った冬の夜空に打ち上げられる花火は、夏の花火とは一味違う体験です。

雪と氷の世界を体験！

「十和田冬物語」のもう一つの目玉が、冬のアクティビティ。「十和田湖」周辺で、さまざまな冬のアクティビティが体験できます。

早朝の十和田湖を歩いてみよう！

早朝の「十和田湖」周辺は、動物の足跡や湖面に氷が煌めく様子など、厳冬期の「十和田湖」ならではの風景が観察できるアクティビティが「“厳冬＝幻想”十和田湖冬の朝さんぽ」。

スノーシューを履いて、幻想的な「十和田湖」の朝の散歩を楽しんでみましょう。

凍り付いた湖をカヌーで冒険！

雪と氷で覆われた十和田湖をカヌーで散策するツアーに挑戦できるのが、「冬・十和田湖カヌーツアー」。カヌーに乗ると目線が湖面に近い位置になり、いつもは見えない景色が広がります。運が良ければ、ハクチョウなどの冬鳥を観察できることも。

カヌー同士を繋げたダブルカヌーを使用し、ガイドがカヌーに同乗するので初心者でも安心して参加できます。

かんじきを履いて十和田湖の森をトレッキング！

十和田湖の周りに広がる森の中をトレッキングする体験「かんじきフットパス」。

雪が積もった森の中を歩くには、「かんじき（スノーシュー）」が必須です。普段都会で履くことはない「かんじき」を履いて雪の中を歩く体験は、忘れられない体験になることでしょう。

奥入瀬渓流の氷柱や氷瀑を見に行こう！

奥入瀬渓流は、十和田湖から伸びる約14kmの渓流です。

新緑や紅葉が美しいスポットとしても知られ、年間通じて多くの観光客が訪れます。このツアーでは、冬しか見ることができない貴重な奥入瀬渓流の氷柱や氷瀑を巡るツアー。

イベント期間中は、迫力満点の氷柱や氷瀑はライトアップされ、より幻想的な光景を楽しめます。ツアーにはネイチャーガイドが同行するため、奥入瀬渓流のことをより深く知ることができますよ。

どんな景色に出会えるかはその日次第！

十和田湖を知り尽くした案内人が、その日一番の景色をセレクトして連れて行ってくれるナイトツアー「～ガイドの気まぐれ～スノーナイトウォーク」。そのときの気象条件などによって、最適なツアーが企画されます。

多様な姿を見せてくれる、冬の「十和田湖」の自然の息吹を感じられるツアーです。

青森＆秋田にまたがる十和田湖グルメも！

「十和田湖」は、青森県と秋田県の2つの県にまたがる湖。そんな「十和田湖」の観光では、やっぱり両県のグルメも楽しみたいもの。

十和田湖湖畔の「十和田湖畔休屋」では、ランチタイムに青森県と秋田県の両県グルメを堪能できる「おいしい食の国境まつり」が開催されます。

身も心も暖まる、冬のご当地グルメをおなかいっぱい楽しみましょう。

家族で一緒に体験した、冬の「十和田湖」の幻想的な白銀の景色や、雪国ならではの凛と張り詰めた空気。そして、冬の厳しい自然の中で生きている動物たちの息づかいなどは、子供たちにとっても一生忘れられない思い出になりますよ。

記事を書いた人

大縄典子

いこーよとりっぷ編集部／転勤族の夫を持ち様々な土地に縁がある、大学生の息子、高校生の娘がいるママ。結婚後、子育てに専念するため10年以上の専業主婦経験を経て、ひょんなことから社会復帰を果たす。今は様々な自治体とのやり取りをしながら、まちの魅力を伝える仕事に情熱を燃やしています。人と話すことが好き。