新潟県長岡市
花火文化が根付く美しいまち
長岡市について
長岡市は、新潟県のほぼ中央に位置し、新潟県内では新潟市に次いで2番目に人口が多い都市です。上越新幹線が停まる長岡駅からは、東京まで最短90分と交通アクセスも快適です。
市内の中央には信濃川が流れ、川の両側の平野に市街地が広がります。長岡市は比較的面積が大きなまちなので、日本海に面するエリアから雪深い山間地まであり、四季折々の豊かな自然に恵まれています。
日本三大花火大会のひとつ!長岡まつり大花火大会
毎年8月2日と3日の2日間開催される「長岡まつり大花火大会」は、長岡市が年間で一番盛り上がるイベント。信濃川の河川敷を舞台に、圧倒的なスケールで花火が打ち上げられます。日本三大花火大会のひとつとしても知られ、全国から多くの観光客が訪れます。
長岡市民にとって花火は特別な存在。「長岡まつり大花火大会」は、1945年8月1日に長岡市の市街地が一夜で焼野原となってしまった長岡空襲からの復興と鎮魂の想いが込められています。
また、花火文化が根付く長岡では、花火大会以外の日にも、地域のお祭りやお祝い事など特別な日に花火を打ち上げる習慣があります。
枝豆をたくさん食べる
新潟県は、枝豆の作付面積が日本一として知られていますが、そのほとんどが県内で消費されるため全国に流通しないと言われています。
長岡市では、7月から10月まで、青豆や茶豆など約10種類もの枝豆がリレー形式で栽培されています。なかでも、長岡自慢の伝統野菜「長岡野菜」に認定されている「肴豆(さかなまめ)」や「越一寸(こしいっすん)」などの品種が有名です。
また、枝豆は収穫してからすぐ食べるのが一番! 枝豆は、ほかの野菜よりも収穫後の時間経過や温度管理によって品質が低下しやすいとも言われています。そのため、すぐに選果場に運び、温度管理をするなど鮮度の維持に力を入れています。
長岡市内の農産物直売所やスーパーなどには、短時間で店頭に並ぶこともあり、長岡で食べる枝豆は絶品です。市内の家庭では、夏になるとザルいっぱいの枝豆が食卓に並びます。
世界からも注目!錦鯉の発祥の地、長岡
優雅に泳ぐ姿に魅了される人も多い錦鯉ですが、その発祥は長岡市の棚池で飼育していた鯉の突然変異によるもの。元々長岡市の山古志地域を中心とした地域では、冬の雪深い時期に食糧確保が困難で、江戸時代初期に貴重なたんぱく源として鯉を飼育していました。その鯉が突然変異によって、美しい模様のある鯉が生まれました。
その後は、交配や育成を重ね、観賞用として愛される錦鯉となりました。今では、国内のみならず世界各国からも注目される錦鯉となり、バイヤーが訪れ、50か国以上に輸出されています。
歴史
現在の長岡市は、平成の時代に長岡市を含め11の自治体が合併して誕生しました。そのため、市の面積は広く、日本海の沿岸地部から山間部までまたがる多様な自然環境に恵まれています。
長岡市内の信濃川流域の遺跡からは、日本遺産にも指定されている火焔型土器(かえんがたどき)が出土しています。縄文時代からこの場所には人々の暮らしがあったことがわかっています。
その後、長岡藩としての時代にも多くの先人たちが名を刻んでいます。なかでも、江戸時代幕末に越後長岡藩の家老として活躍し、坂本龍馬と並び称された河井継之助は大変有名です。